この記事では、eMMCのメリット・デメリットについて書いています。
最近何かと、ノートPCで「eMMC」という表記を目にします。
このeMMCとはストレージの一種なのですが、HDDやSSDとは少々性質が違うので注意が必要です!
特に気にせず購入してしまうと、eMMCのデメリットに不満が出る可能性も…。
購入する前にeMMCのデメリットはしっかりと知っておきましょう!
今回は、「eMMCのメリット・デメリット」「eMMCとSSDの違い」をご紹介します。
eMMC(embedded MultiMediaCard)ってどんなもの?
eMMCとは、フラッシュメモリーを基本としたストレージのことです。
最近では、モバイルノートPCに使われることが多くなっています。
日本だと「埋め込み型マルチメディアカード」とも呼ばれていて、小型化しやすいうえに消費電力も少ないので安いモバイルPCやタブレット端末には良く採用されています!
よく耳にする、SSDも同じようにフラッシュメモリーを活用していることからSSDに似ている所も多いです。
ただし、SSDに比べると読み書き速度で劣っていたり、絶対的な性能を求める方にとってはやや不満が残りがちな部分もあります。
詳しくは、後程ご説明しまうが、私はeMMCをオススメはしません。素直にSSDを買うべきと言えます!
eMMCのメリットとデメリット
SSDとの違いをメリット・デメリットに分けてご紹介します!
- 価格が安い
- 消費電力が小さい
- 小型化しやすい
- 読み書きが遅い(HDD以上SSD未満)
- 基盤に埋め込むのでSSDやHDDへの交換ができない
サイズ
eMMCはコンパクトさが魅力です!
これがeMMC最大の特徴であり、メリットです。
SSDよりも一回り小さいので、モバイルノートPCだけではなく、タブレットやスマホにも利用されています。
容量
ストレージは最大でも128GBとなっています。
しかも、最大が128GBなだけで、ほとんどの場合が32GBか64GBです。
現在のIT技術から言っても、容量は多いとは言えないです…
スマホならまだしも、ノートパソコンの場合は容量が全く足りないです。
eMMC搭載モデルのストレージ容量を増やしたいなら外部ストレージやクラウドサービスなどで対応する必要があるのは大きなデメリットです。
転送速度
転送速度についても、SSDには及びません!
もちろん、HDDよりも速いのでHDDからの乗り換えであれば、PCやアプリの起動は早くなります。
ただ、SSDからeMMCに変更した場合は、遅くなるというのは頭に入れておきましょう!
消費電力
SSDやHDDよりも消費電力は抑えられています。
消費電力はかなり低いので、省電力性は大きなメリットになっています。
ノートパソコンに関しても、省電力性は重要ですが、他のデメリットを考慮するとSSDの方がオススメです。
結論:eMMCとSSDはどちらを買うべき?
性能を重視するならSSDを買うべき!
私は、絶対にSSD搭載モデルを買います。
SSD搭載モデルなら、容量が足りない時に後から追加出来ますし、性能も高いです。
eMMCは、基盤に埋め込まれているのでSSDのように交換ができません。
速度や容量よりも、交換不可というeMMCのデメリットが大きすぎます…
もちろん、PCの性能やデータ転送速度はストレージの規格だけで決定するものではありません。
OSやインターフェースの相性、CPUやGPUとの兼ね合いで決まるので、一概にeMMCはNGという訳ではないです。
例えば、簡単な作業用のPCやブラウジング専用であれば、eMMCでも十分なパフォーマンスですし、価格も抑えれます。
もしくは、eMMC搭載PCはサブマシンという事で使うのもアリかもしれません!
持ち運びが便利な小型PCを買う時に、eMMC搭載モデルを検討してみてもいいかもしれませんね。
eMMCとは?メリット・デメリット|まとめ
eMMCにもメリットの部分はあります!
小型化や省電力というのは、メリットに感じる部分も大きいです。
しかし、私はSSD搭載モデルをオススメします。
あまりにもeMMCのデメリットが大きいです…
SSDの価格も少しずつですが、安くなってきています!
値段差が少なくなれば、なるほどにSSDに軍配があがりますよ♪