この記事では、部屋から声が漏れない方法について書いています。
在宅勤務やテレワークなどお家でお仕事をする機会が多くなった今、部屋の音漏れが気になること、ありませんか?
子どもの休みや在宅時間が多くなり、隣の部屋であってもゲームの音や声が通話先にきこえてしまう可能性もあります。
テレビ電話やオンライン飲み会などでついつい盛り上がり、大声になってしまったり…。
「部屋から声が漏れない方法」や「隣の部屋に声が聞こえないようにする方法」を探している方も多いですよね?
その気持ちとても分かります。
私も会話を隣の部屋に聞かれたくないですし…。
本記事では、「部屋から声が漏れない方法」をテーマに効果的な防音グッズもご紹介していきます!
部屋から声が漏れない方法
それでは早速、部屋から声が漏れない方法を紹介していきます。
部屋から音が漏れ出す経路はいくつかあります。
その経路ごとに必要な対策を取ったり、適切な防音グッズを使用することで部屋から音が漏れにくくなります。
部屋から音が漏れ出す経路は主に4つです。
- ドアや窓
- 壁
- 天井
- 床
参考:東京都環境局HP
それでは、それぞれ対策の方法を見ていきましょう!
ドア・窓への対策
ドアや窓からの音漏れの最大の原因は「隙間」です。
実は、ドアや窓は閉めている状態でも完全に閉ざされた状態になっていません。
ドアは床や壁との間に、窓はサッシにわずかながら隙間があります。
また、ドアや窓は壁よりも薄く、重みがありません。
音を遮るには「厚み」と「重み」が重要です。
重さも厚さもなく、さらに隙間があるドアや窓は実は閉めている状態でも音漏れします。
そのため、ドアや窓への防音対策は効果的と言えるでしょう。
ドアや窓への対策は主に以下の4つです。
- 隙間テープ
- 防音、吸音シート
- 防音、遮音カーテン
- 吸音材
これらを使用することで防音対策ができます。
各グッズについては後程詳しく説明しますが、1番簡単で効果が出やすいのは「隙間テープ」です♪
壁の対策
壁から音が漏れる理由は「音が壁を伝って出ていく」ためです。
壁の防音効果は、壁そのものの材質や構造に大きく左右されます。
そのため、マンションやアパートなどの賃貸住宅で既存の壁の防音効果を高めることはなかなか難しいでしょう。
しかし、対策がないわけではなく、壁への防音対策として有効な方法があります。
- 大型の家具を音漏れが気になる壁側に移動する
- 音を吸収する吸音材を使用する
本棚やタンスなどの大型の家具が部屋にある場合、音漏れが気になる方向の壁に移動させましょう。
大型家具は厚みがあるため、移動させるだけで音を遮ってくれる効果が期待できます。
このような家具がない場合、音を吸収してくれる吸音材を使用するのも良いでしょう。
天井への対策
音は天井からも伝わります。
音が伝わる原理は壁と同様ですが、取れる対処法は少し難しくなるため注意が必要です。
天井に吸音材を貼り付けるという方法が効果的でしょう。
天井に吸音材貼り付けたよ🐱 pic.twitter.com/5mPAdyqiqP
— syo-ji (@syoji0302) March 8, 2021
少し荒業ですが天井裏にこのような吸音材を置くという方法もあります。
しかし、賃貸住宅の場合は天井裏を開けることは難しいですよね。
仮に設置できたとして、結露やシロアリなどの害虫対策も必須です。
メーカーによっては、天井への設置もお勧めできるウレタン素材の非常に軽量な防音材も販売されています。
上の階への音漏れが気になる方は試してみてはいかがでしょうか?
床への対策
続いては床への対策。
実は、抑えたい音によって床の防音対策は変わります。
足音やものが動く音などの「固体音」を抑えたい場合には「音の吸収」と「振動を伝えない」が重要です。
話し声やテレビなどの「空気音」には「音を吸収すること」と「音を通さないこと」が必要。
今回は声漏れを抑えたいので「空気音」についての対策を紹介しましょう。
まず、音の吸収については以下を使用することが効果的です。
- 防音マット
- 防音カーペット
音を通さないようにするには、以下が有効でしょう。
- 遮音シート
- 遮音マット
床の防音対策にはポイントがあります。
より効果を得るため、遮音シートの上に防音カーペットを敷く、というように両方を使用することです。
特に遮音シートだけの使用では防音効果はあまり望めません。
防音効果をしっかり得たいのであれば、防音材と遮音材の両方を使用しましょう。
部屋全体への対策
最後にご紹介するのは、部屋全体への対策です。
壁の対策で説明しましたが、大型の家具は音を吸収してくれます。
家具を部屋の中に増やすことで防音効果が期待できるでしょう。
やわらかいソファなどは音を吸収してくれるのでオススメです。
また、防音効果のあるパーティションなどを使用するのも効果的。
パーテーションの設置が難しい場合でも、洋服掛けを近くに置くという方法もあります。
ソファ同様、洋服が話し声などを吸収してくれるためある程度の吸音効果も!
隣の部屋に声が聞こえないようにするグッズ
ここからは、効果的に対策を取れるグッズを紹介していきます。
いろいろなグッズがあるので、用途に合わせて検討してくださいね!
- 隙間テープ
- 遮音カーテン
- 防音シート・遮音シート
- 吸音材
- 防音マット
- 防音カーペット
- 吸音パーティション
隙間テープ
隙間テープはその名の通り、ドアや窓のスキマに使用する防音グッズです。
安いものであれば100均でも購入できますし、高いものであっても数千円程度で購入できるので手軽に試せるでしょう。
高い効果を得たい場合は、厚みのあるものがおすすめです。
素材については、ゴム製やポリエチレン製、ウレタン製の物などがあります。
ウレタン製は早い段階でボロボロになり、劣化しがちです。
耐久性についてはゴム製の方が優れますが、こちらも摩擦により劣化します。
安価で使用しやすい隙間テープは、誰でも簡単に対策出来るので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
遮音カーテン
続いてご紹介するのは「遮音カーテン」
遮音カーテンは話し声を外に漏らしたくないときに有効なグッズといえます。
窓を通して別の部屋への音漏れすることが気になる方には特におすすめ!
効果は重みに比例するため、効果を出したいときにはできるだけ重いものを選びましょう。
また、床や壁との間に隙間ができない、窓よりも少し大きなものが良いです。
隙間ができてしまうと音が漏れてしまうため、遮音効果が半減してしまいます。
お気に入りのカーテンなので変えたくない!という場合は、今のカーテンに取り付けるだけで防音できる製品もあります。(「防音ライナー」と言います)
お部屋の雰囲気を変えたくないという方にも、こちらはおすすめです。
防音シート・遮音シート
遮音シートは、部屋の音が外に漏れないよう反響させる効果があります。
壁やドアに貼りつけるだけで効果を得たいのであれば、防音シートの使用がおすすめです。
壁用の防音シートは粘着タイプになっていて裏紙をはがすだけで手軽に張り付けるものも多くあります。
また、窓の防音には窓専用の防音透明シートが適しています。
通常の遮音シートは不透明であることが多く、窓からの光を妨げてしまうことが難点でした。
しかし、防音シートが透明であれば、窓からの日光や眺めも損なわれないため快適に過ごすことができます。
吸音材
吸音材を壁やドアに貼り付けるのも効果的です。
吸音材にはさまざまありますが、空気音を抑えたい場合はグラスウールや発泡ウレタンのものがよいでしょう。
遮音シートの上に吸音材を貼り付けるとより効果的です。
また、壁に立てかけるタイプの吸音材やデスク周りに置ける吸音材もあります。
取り付けも壁に両面テープを使って貼り付けるだけなので簡単!
防音マット
空気音に対して効果が期待できるのは硬さのあるゴム素材の防音マット。
床に使用する場合、硬いため防音マットを敷いた上にカーペットを敷くとよいでしょう。
防音シートと比べて厚みと重みがあるため、床に敷くと高い効果が得られます。
デメリットは費用で、部屋全体に敷く場合は数万円ほど必要になる点と重みがあるので結構な力仕事です…。
防音カーペット
防音カーペットは厚みがあってクッション性が高い方が防音性が高くなります。
防音マットや遮音シートと併せて使用するとさらに防音効果が高まります。
価格やバリエーションも豊富に販売されているので、お部屋に合わせて選べる楽しみがあるでしょう。
吸音パーティション
部屋が広い場合など、部屋全体への防音対策が取れない場合におすすめなのが吸音パーティションです。
大きなサイズだけでなく、デスクに設置する小さなタイプまでさまざまな種類があります。
まとめ
足音などの固体音と、話し声などの空気音の防音対策がそれぞれ異なります。
閉めてあるドアや窓からも音が漏れていることも…。
空気音への防音対策は「厚み」と「重み」が大切です!
部屋の音漏れ対策グッズについては以下をご紹介しました。
- 隙間テープ
- 遮音カーテン
- 防音シート・遮音シート
- 吸音材
- 防音マット
- 防音カーペット
- 吸音パーティション
効果が得られるものは総じて高額になることが多いです…。
すべてを試したいところですが、なかなか難しいですよね。
私が1番簡単で効果があったのは「隙間テープ」です!
費用も安く買えるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。