この記事では、ジェネリック家電の炊飯器について書いています。
低価格でありながら必要最低限の機能を備えた「ジェネリック家電」。
テレビや洗濯機などの大型家電だけではなく、調理器具などさまざまなジャンルで展開されています。
そのうちの一つが、ジェネリック家電の炊飯器です。
「食べ物を扱う家電を安く買うのは不安…」
「ちゃんとふわふわのご飯が炊けるの?」
そう考える方も多いでしょう。
もちろん、安いだけで品質が良くない商品も世の中には存在しています。
しかし、「余分な機能を減らし、シンプルな使い勝手のいい家電を作ろう」という企業の情熱がつまった商品もたくさんあるのです。
今回は、おすすめしたいジェネリック家電の炊飯器メーカーと商品をご紹介します。
炊飯器の購入を迷っている方は、ぜひご紹介するジェネリック家電も候補にいれてみてくださいね。
ジェネリック家電の炊飯器おすすめメーカー
それでは早速、ジェネリック家電の炊飯器を紹介していきます。
ジェネリック家電メーカーは今や何十社とありますが、炊飯器を扱っている代表的なメーカーを4社ご紹介します。
アイリスオーヤマ
まずは誰もが知るジェネリック家電の王、アイリスオーヤマです。
もとはプラスチック製品の生産・販売を行う会社として設立されましたが、2000年代になると家電領域に力を入れ始めます。
参考:アイリスオーヤマ公式サイト
いまやホームセンターをはじめ、家電量販店やスーパーなどあらゆる場所で目にするアイリスオーヤマは、たくさんの種類の炊飯器を販売しています。
アイリスオーヤマの炊飯器の一番の特徴といえば、「銘柄炊き」ですよね。
日本には数多くの種類のお米が流通しており、それぞれ粒の大きさや含まれる成分などは異なります。
そんなお米1つひとつに合わせた水量と火力を調節できるのが嬉しいポイント。
その他にも、以下のような特徴を持つ炊飯器を取り扱っています。
- 瞬間加熱でお米の味を閉じ込めてかまど炊きの味を再現
- 料理や食べ方にあわせたこだわり炊き分けが可能
- 水量計、カロリー計量機能を搭載
- 低温調理やパン、ケーキ機能を搭載
- 低糖質モードなどのヘルシーサポート機能を搭載
とてもジェネリック家電メーカーとは思えないラインナップですよね。
家族構成や用途によって、3合炊き~10合炊きまで選ぶこともできます。
また、アイリスオーヤマの炊飯器はほぼすべてIHジャー炊飯器のため、多量のお米もムラなく炊きあがりますよ。
山善
山善もアイリスオーヤマに並んで、多くのジャンルでジェネリック家電を展開しているメーカーです。
商社としての機能を持ちつつ、自社でオリジナル製品の企画・製造・販売を行っているのが特徴。
家電領域に進出したのは1980年ごろと比較的早く、炊飯器についても幅広いラインナップをそろえています。
山善の取り扱う炊飯器は、およそ半数がマイコン式、のこりがIH式です。
マイコン式とは古くからあるタイプで、釜の底にあるヒーターでお米全体を温めます。
IH式は釜全体を温めるため、マイコン式よりも火力が強く、熱の伝わり方にもムラが少ないのが特徴です。
しかしマイコン式であっても、3合以下の米の量であれば問題なくふっくらと炊き上げることができ、価格もIH式よりリーズナブルとなります。
山善は0.5合炊きの超コンパクトタイプから、5.5合炊きのファミリー向けタイプまで幅広く販売しているので、自分に合うものを見つけやすいでしょう。
KOIZUMI
KOIZUMIの名で製品を扱っているのは、小泉成器株式会社という日本の会社です。
1989年設立とまだ歴史は浅いですが、メーカー機能と代理店機能をあわせもち、さまざまな生活家電を販売しています。
KOIZUMIが手掛ける炊飯器としては、実はミニタイプのライスクッカー1種類です。
万能調理器具のマイコン電動圧力鍋も取り扱っているため、普段米をあまり炊かない、という方はこちらもおすすめですよ。
simplus(シンプラス)
シンプラスは、2002年に設立された株式会社ジェネレーションパスが展開する家電ブランドです。
simple(シンプル)に一味違う個性をplus(プラス)したようなアイデアを届けたいという意味が込められているそうです。
扱っている家電は幅広く、テレビ・AV機器や美容家電までおよびます。
そんなシンプラスが販売している炊飯器は、マイコン式の炊飯器1種類のみですが、シンプルでインテリアに馴染むデザイン。
特におしゃれなものが好きな若い世代などに人気で、テレビドラマやメディアなどでも多数掲載されています。
ジェネリック家電の炊飯器おすすめ|価格重視
実際には、どのようなジェネリック家電の炊飯器が販売されているのでしょうか。
ここではまず価格を重視する方向けに、おすすめ炊飯器を3つ厳選してご紹介します。
KOIZUMI ライスクッカーミニ KSC-1513
こちらは小泉成器株式会社が販売する、ミニタイプのライスクッカーです。
シンプルで可愛らしい見た目ですが、きちんと炊飯機能を発揮します。
釜のサイズはお米0.5合~1.5合までの対応となっているため、1~2人で使用するのにちょうどよい大きさです。
おもな特徴としては以下のとおりです。
- 使い使いやすいマグネットプラグ
- シンプルで使いやすいタイマー機能
- 軽量、取っ手付きで持ち運びに便利
- 内ぶたの丸洗いが可能で清潔を維持
- 1年の本体保証付
片手で持ち運べるサイズなので、キャンプなど外にも持ち出せるのが便利です。
ファミリーには物足りないサイズですが、炊き分けをしたい方や一人暮らし・二人暮らしの方にはおすすめ。
カラーもホワイトとブラウンがあるので、お部屋の雰囲気に馴染む方を選ぶとよいですよ。
simplus マイコン式 4合炊き炊飯器 SP-RCMC4
シンプルなものにちょっとプラスした独自のデザインが評判のシンプラスから販売されているのは、マイコン式の4合炊き炊飯器です。
コロンとしたフォルムでとてもコンパクトな見た目ですが、たっぷり4合炊きしてくれるのでファミリーでも使えます。
特徴としては以下のとおりです。
- 直感的な操作が可能なタッチパネル式
- たっぷり4合炊きが可能
- ケーキ・蒸し料理・ヨーグルトなどのメニューにも対応
- 1年間の安心サポート付
しっかり4合炊けますが、メーカー希望小売価格で5,980円(税込)とお値段はとてもリーズナブルです。
炊いた後にしばらく保温しておいておきたい!という方には、安価タイプの炊飯器はおすすめしません。
しかし、おしゃれで最低限の機能を持っていればいい!という方にはぴったり。
ホワイトとブラックがあり、どちらもマットな質感で部屋になじみやすいですよ。
山善 マイコン式炊飯器 YJP-M10
山善が取り扱う炊飯器の中でも、お手頃感が強いものが山善のマイコン式炊飯器です。
最大5.5合まで炊くことができるので、1人暮らしからファミリーまで対応しています。
高スペックで見た目もスタイリッシュですが、なんとお値段は6,480円(税込)という破格。
そのほかにも以下の特徴をあわせもっており、申し分ない商品といえるでしょう。
- 玄米やおかゆ、赤飯などあらゆる調理が可能
- 内蓋はかんたんに取り外しできるので、お手入れが簡単
- クリーンモード搭載で、炊き終わりのにおいもリセット
- 蓋がフラットな天板タイプなので生活感を感じさせないおしゃれな見た目
マイコン式のため、常に4合~5合を炊く家庭では、炊きあがりが物足りないかもしれません。
1人~2人暮らしの方や、1度に3合程度しか炊かない家庭であれば、問題なく使えるでしょう。
ジェネリック家電の炊飯器おすすめ|機能重視
コスパも大切だけど機能も捨てがたい!という方のために、機能にも長けているジェネリック家電の炊飯器のおすすめを3つご紹介します。
アイリスオーヤマ 瞬熱真空釜 IHジャー炊飯器5.5合 RC-IF50-B
お米の美味しさを引き立てる炊飯器がほしい!という方にぴったりな商品が、アイリスオーヤマの瞬熱真空釜IHジャー炊飯器。
かま全体を炎で包み込み均一に加熱することで米のうまみを引き立てる「かまど炊き」を忠実に再現した設計になっています。
お米をおどらせずに炊き上げることで、お米を傷つけずうま味をぎゅっと閉じ込め、お米本来の味をしっかり残すのです。
炊きあがったお米の1粒1粒がしっかりと形を残しており、食感も一味違うものとなっています。
特にこだわっている点としては、以下のとおりです。
- おむすびや丼など、料理にあわせて炊きあがりを選べる
- やわらかめ、硬めなど、理想の食感が選べる
- 炊くときに必要な水量やよそったときのカロリーを自動計算
- 50種類の銘柄炊き分けが可能
- 煮込み、蒸し料理などにも対応
特徴を見てみると、ジェネリック家電とは思えないスペックの高さを感じます。
実際に炊きあがりが普通の炊飯器とは違う!といった口コミも多く、質の高さは間違いないでしょう。
アイリスオーヤマ 圧力IH炊飯器RC-PD50
続いて紹介するのはアイリスオーヤマの圧力IH炊飯器「RC-PD50」
かまど炊きほどのこだわり機能はありませんが、以下の通り十分な特徴を備えています。
- 6つのモードから、料理に合わせた炊きあがりを選べる
- 炊きあがりの食感、かたさを選べる
- 忙しいときに嬉しい「早炊きモード」と「高速炊きモード」を搭載
- 40種類の銘柄炊き分けが可能
5.5合炊きのため、1人~2人暮らしなら十分、ファミリーでも問題なく使えるサイズです。
山善 糖質が減らせるIH炊飯器 YJK-E30CC
山善から販売されている高機能な炊飯器、「糖質が減らせるIH炊飯器」。
特殊な内釜で炊くことで米の糖分を多めに逃がし、およそ22%の糖質を減らすことができるのです。
内蓋を外せば通常通りの炊飯も可能なので、糖質を控えたい方・そうでない方どちらも使用できます。
また、以下のとおり嬉しいメリットも多数。
- キャップなどすべて取り外しができ丸洗い可能
- 外釜は丈夫なチタンコート&ダイヤモンドコートを採用
- タッチパネル採用で見た目すっきり
健康にも気を使いたい、という方はぜひこのようなヘルシーサポート機能のある炊飯器を選んでみてくださいね。
まとめ
日本人であれば毎日のように使う炊飯器。安価なものを使うには少し抵抗ある方もいるかもしれません。
しかし、上記で紹介したようなジェネリック家電メーカーでは、無駄な機能を省く・製造工程を外注する・広告費を削るなどの企業努力によって価格が抑えられているのです。
決して安全性の低い部品を使用したり、無理なコストダウンを行っているわけではないため、安心して一度トライしてみてください。
ただし、お米の味を最高に引き立てる炊飯器がほしい、釜で炊いたような食感が理想だという方には不向きです。
コストパフォーマンスを重視し、ある程度お米をふっくら炊ければ問題ない、という方にはぜひおすすめします。
いずれもお値段以上の価値を持った商品ばかりなので、興味のある方はぜひ一度試してみてくださいね。
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