この記事では、スイッチのSDカードはなんでもいい?をテーマに書いています。
今や家庭用ゲーム機の代名詞ともいえるNintendo Switch(スイッチ)。
巣ごもり需要を背景に普及は加速し、販売台数は1億3,246万台と過去最高を記録しました。
参考:任天堂公式サイト
スイッチでゲームを楽しんでいて「容量が足りない!」という場面に陥ること、ありますよね。
そんなときの必須アイテムが、SDカードです。
でもいざ購入しようと検索してみると、種類が多すぎて「どれを選べばいいの?」と困ってしまう人も多いのではないでしょうか。
実を言うと、スイッチのSDカードはなんでもいいのです。
本記事では、スイッチに使えるSDカードの選び方と特にオススメの商品について、詳しくご紹介します!
スイッチのSDカードはなんでもいい?
それでは早速、「スイッチのSDカードはなんでもいい」について紹介していきます。
結論から先に言うと、
スイッチに挿入するSDカードに「この商品でなければいけない!」という明確な決まりはありません。
もちろん種類や大きさなど大まかな規格はありますが、それさえ満たしていれば「なんでもいい」ということになります。
Amazonのおすすめに出てきたものでも、楽天市場のセール品でも、どれでも大丈夫なのです。
そもそもスイッチにSDカードは必要なの?
スイッチ本体には、SDカードを挿入するスロットが付いています。
しかし、スイッチを購入してもSDカードは付属してきません。
つまりSDカードは、どうしても必要なアイテムではないということになります。
「だったらSDカードなんて買わなくていいんじゃない?」という疑問が出てきますよね。
そう、スイッチで少し遊ぶだけなら、購入する必要はありません。
ただし、もしアナタが日常的にスイッチをプレイするのであれば、SDカードを付けたほうが、より長くゲームを楽しむことができるということです。
スイッチ本体のデータ容量、多い?少ない?
初期状態でスイッチを利用する場合、ダウンロードソフトや写真・動画データはスイッチ本体に保存されます。
保存されるデータ容量はスイッチの種類によって異なり、通常版とスイッチライトは32GB、2021年10月8日に発売された新型の有機ELモデルは64GBとなっています。
この容量をどう考えるかによって、SDカードが必要かどうかが決まります。
もしアナタが「ゲームはたまにしかしない」というなら、本体容量があれば十分。
SDカードは必要ないでしょう。
しかし、「ゲームは毎日しっかりプレイしたい!」というのであれば・・・本体のデータ容量だけでは「少ない!」と感じるかもしれません。
そんなときは、ぜひSDカードの購入を検討してみましょう!
自分のスタイルに合ったSDカードを選ぼう
SDカードは、品揃えがとても豊富なアイテムです。
「SDカードはなんでもいい」とは言っても、せっかくだから自分のスタイルに合ったものを選びたいですよね。
SDカードを購入する前に、あなたのゲームスタイルについて考えてみましょう。
あなたはゲームをどのくらいプレイしますか?
- ゲームはちょっとだけやる派
- ゲームは毎日ガッツリやる派
- さまざまなゲームソフトをたくさんプレイしたい派
- 1つのゲームをとことんやりこむ派
また、スイッチのゲームソフトには、「パッケージ版」「ダウンロード版」の2種類があります。
好みによって変わってくるポイントですが、あなたはどのタイプですか?
- パッケージソフト派
- ダウンロード派
- パッケージ版もダウンロード版もどっちもいいとこ取り派
利用頻度や用途、好みに応じたSDカードを選べば、ゲームをより長く楽しむことができます。
自分にはどういう商品が合っているか、商品の性能や口コミなどを比較検討してから購入するとよいでしょう。
本記事でもオススメのSDカードを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
スイッチ用SDカードの選び方
スイッチのSDカードはなんでもいいですが、当然のことながら規格が合わないものは取り付けられません。
どのようなSDカードが取り付けられるか、正しい選び方をご紹介します。
取り付けられるSDカードの種類
スイッチに取り付けることができるSDカードは、「microSDカード」という種類のものです。
デジタルカメラやAndroidのスマートフォンなどにも入れられる小型のカードで、記録できる容量に応じて3種類あります。
・microSDメモリーカード(容量:~2GB)
・microSDHCメモリーカード(容量:4GB~32GB)
・microSDXCメモリーカード(容量:64GB~2TB)※
(引用:任天堂公式HP)
※microSDXCメモリーカードを使用するためには、インターネットに接続して本体更新する必要があります。
SDカードは、容量が多ければ多いほどデータをたくさん保存できて便利です。
できればなるべく大容量のものを選びたいですよね。
しかし容量が増えれば、当然ながら値段もグンと上がってくるもの。
頑張って高額のものを買っても、使わなければ意味がありません。
自分の使う量に合わせたSDカードを選びましょう。
選ぶ際にチェックするべきポイントは、3つあります。
ポイント1:パッケージ派?ダウンロード派?
スイッチのゲームソフトには、大きく分けて「パッケージ版」と「ダウンロード版」の2つがあります。
パッケージソフト派には32GB以下のmicroSDHCメモリーカード
「ゲームソフトはリアルで手元に持っておきたい!」というパッケージソフト派の方なら、32GB以下のmicroSDHCメモリーカードをおススメします。
パッケージソフトの場合、ゲームプレイ中のスクリーンショット画像など限られたデータのみが保存されます。
そこまで大容量のSDカードである必要はないです。
ただし、体験版ゲームのダウンロードや追加DLC(ダウンロードコンテンツ)はSDカードに保存されます。
ゲームをダウンロードでも利用する可能性があるなら、念のため32GBより大きいものを選んでおいたほうが安心です。
ダウンロード派には64GB以上のmicroSDXCメモリーカード
「パッケージソフトは場所を取るし、ダウンロードのほうがいい!」
「発売日がきたら日付が変わってすぐプレイしたい!」
「パッケージソフトも買うけど、ダウンロード版も便利!」
という方なら、64GB以上の大容量のmicroSDXCをオススメします。
参考として、2021年の年間ダウンロードランキングTOP10のデータ容量を見てみましょう。
順位 | タイトル | データ容量 |
---|---|---|
第1位 | モンスターハンターライズ | 10.5GB |
第2位 | Among Us | 633.0MB |
第3位 | ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド | 6.9GB |
第4位 | 桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~ | 2.2GB |
第5位 | ポケットモンスター シャイニングパール | 6.9GB |
第6位 | ヒューマン フォール フラット | 2.1GB |
第7位 | スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド | 3.0GB |
第8位 | マリオカート8 デラックス | 7.4GB |
第9位 | Minecraft | 1.3GB |
第10位 | 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL | 17.3GB |
追加アップデートや有料DLCなどもありますので、実際にはこれ以上の容量が必要になります。
コンテンツ数個をダウンロードしたらすぐにいっぱいになってしまうSDカードというのも、ちょっと残念ですよね。
長くスイッチでゲームを楽しむためにも、余裕を持った容量のSDカードを選ぶことをオススメします。
ポイント2:転送速度が速いかをチェック!
容量に加えてSDカードでチェックしておきたいのが、転送速度です。
転送速度は、SDカードに記録されたゲームデータを、スイッチが読み込む際の速度を指します。
せっかく容量の大きいSDカードを購入しても、転送速度が遅ければゲームを快適に遊ぶことができません。
任天堂のホームページによると、「高速なmicroSDカードの目安」として以下のものを推奨しています。
UHSとは2010年に発表された転送速度の規格で、「Ultra High Speed」の略語です。
UHSのSDカードは、従来よりはるかに速い速度でのデータ転送が可能になっており、UHS-IとUHS-IIの2種類があります。
SDカードがUHS-IやUHS-IIに対応しているかどうかは、ラベルの記載で分かるようになっています。
また、読み込み速度は「V60」「V90」のような形で、こちらもSDカードのラベルに記載されています。
SDカードを購入する際は、ラベルに書かれている数字をチェックするとよいでしょう。
ポイント3:値段とクチコミで総合的に判断
容量と速度を確認したら、値段もチェックしてコストパフォーマンスを判断します。
「自分ではちょっと判断が難しいかも…。」と思うなら、クチコミを確認してみるとよいでしょう。
求めている性能や容量に合った商品の中から、なるべくクチコミ件数の多いものを選んで確認します。
良い意見・悪い意見の両方をチェックしておくと、バランスの取れた判断ができるようになります。
容量は多くても、実は転送速度が遅いのでは?実は粗悪品の可能性は?など、そのSDカードがなぜ安いのかしっかり見極めてから購入することが大切です。
スイッチ用SDカードのオススメ5選
ここまで、SDカードの選び方などを紹介していきましたが、結局どれを買えばいいの?と感じた方もいると思います。
SDカードは本当に様々な種類があるので、選ぶだけでも大変ですよね…。
そんな方の為に今回は、スイッチ用SDカードのオススメ商品を5つピックアップしてご紹介します。
安心重視!サンディスク(SanDisk) Extremeシリーズ
「信頼できるブランドのSDカードが欲しい」というあなたには、サンディスクのExtremeシリーズをオススメします。
サンディスクは、フラッシュメモリーカードの世界シェア1位、国内シェア1位を誇る会社です。
今回ご紹介するExtremeシリーズは、特にモバイルゲーム用に開発され、4K動画撮影にも対応しているハイスピードモデルです。
UHS-I対応で最大転送速度は約160MB/s、スイッチ用としてのスペックは十分すぎるほどです。
販売サイトでは「国内正規品」と「並行輸入品」があり、価格と保証に違いがあります。
「国内正規品」は価格がやや高くなりますが、メーカーの無期限保障が付いており、故障などがあっても安心な商品です。
一方の「並行輸入品」は、比較的安い価格で購入できますが、メーカー保証が付かない点には注意しましょう。
どれを買えば良いか迷っている方は、サンディスクを選んでおけば間違いありません!
ぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
安全重視!サムスン(Samsung) EVO+シリーズ
「データ破損に強いSDカードが欲しい」というあなたには、サムスンのEVO+シリーズがおススメです。
サムスンのEVO+シリーズは、海外発祥のアクションカメラGoProの純正アクセサリーに推奨されており、世界的に広く流通しています。
UHS-I対応、最大転送速度は約100MB/sとなっており、スイッチのSDカードとしての性能はバッチリです。
EVO+シリーズの特長は、とにかく強いこと!
なんと7つもの保護機能を有しています。
- 防水
- 耐熱
- 耐X線
- 耐磁
- 耐衝撃
- 耐落下
- 耐摩耗
あらゆるシーンで強い耐久性が期待でき、データ破損の心配をすることなく使用できるのがうれしいですね。
コスパ重視!レキサー(Lexar) HIGH-PERFORMANCEシリーズ
「コストパフォーマンスの優れたSDカードが欲しい」というあなたには、レキサーのHIGH-PERFORMANCEシリーズがオススメです。
レキサーは、中国を拠点とするLongsys社のフラッシュメモリーブランドです。
今回ご紹介するHIGH-PERFORMANCEシリーズは、特にスマートフォンやタブレット向けに開発されたmicroSDカードです。
UHS-I対応、最大転送速度は95MB/sで、スイッチで利用するSDカードとしてのスペックは十分です。
すでにご紹介したサンディスクやサムスンの商品に比べると、性能は多少劣りますが、そのかわり価格が安く設定されているのが大きな特徴です。
価格重視!シリコンパワー(Silicon-Power) Eliteシリーズ
「とにかく安いSDカードが欲しい」というあなたにおススメなのは、シリコンパワーのEliteシリーズです。
シリコンパワーは、台湾に本社を置くメモリーカードのメーカーです。
今回ご紹介するEliteシリーズは、UHS-I対応、最大転送速度は75MB/sと、既出の商品より多少劣りますが、スイッチでの利用には十分な性能です。
特筆すべきは、その価格の安さ。
販売サイトにより価格はまちまちですが、32GBのものであれば1,000円以下で購入できます。
Amazonでは128GBの商品が2000円以下で販売されており、「この値段で買えるの!?」と驚いてしまう価格になっています。
速度重視!キングストン(Kingston) Canvas Go!Plusシリーズ
「快適にゲームができるSDカードが欲しい」というあなたには、キングストンのCanvas Go!Plusシリーズがおススメです。
キングストンは、米国に本社を置くメモリーモジュール専門の会社です。
UHS-Iに対応、さらに最大転送速度が170MB/sと、転送速度としてはトップクラスの性能がポイントのSDカードです。
Canvas Go!Plusシリーズは特にスイッチに最適化されており、あらゆるゲームとストレージのニーズにこたえられる性能を誇っています。
さらに製品寿命期間保証や無料サポートが付属している点もうれしいですね。
データが破損してしまったらデータ復元ソフト「Recoverit」を使おう!
SDカードを購入後、データ移行に失敗してしまうときもあります。
そんな時は慌てずにデータ復元ソフトを使いましょう!
データ復元ソフトがあれば、破損してしまったデートを元に戻すことができます
様々な復元ソフトがありますが、1番おすすめなのが「Recoverit」です。
最大の特徴は、100 MBまでなら無料で復元可能+シンプルなインターフェイスで初心者でもわかりやすいという点。
まず100MBほどのデータを復元してみて修復出来たら有料版に課金してデータサイズが大きなデータを復旧できます。
また、SDカードだけでなく、PC(BitLocker暗号化でも対応)やUSB・SSDなどの様々なデバイスから復元できます。
成功率95%と他よりも高い成功率を誇っています。
データが破損して困ったら、まずは「Recoverit」をチェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
スイッチに挿入するSDカードはなんでもいいけれど、選ぶ際には値段や容量、転送速度などをよくチェックすることが大切です。
「データがいっぱいで保存できない!」という状態にならないように、日ごろからデータの残り容量を確認しておくと安心です。
快適なゲームライフのために、自分のプレイスタイルに適したSDカードを選ぶようにしたいですね。