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【体験談】ペレットストーブで後悔した所は?メリット・デメリットまとめ

ペレット ストーブ 後悔

この記事では、ペレットストーブの後悔について書いています。

おうち時間が増えた今、エコでオシャレな暖房器具として注目が集まっている「ペレットストーブ」。

お部屋に居ながら炎のゆらぎを楽しむことができ、薪ストーブより導入のハードルが低いことが魅力です。

リビングがぐっとオシャレになりますが、ペレットストーブを買って後悔した人がいるのも事実…。

そこで今回は、ペレットストーブの後悔メリット・デメリットについて徹底解説!

また、購入を止めた方がいい人導入についての注意点も合わせてご紹介します。

ペレットストーブで後悔しやすいポイントは?

ペレット ストーブ 後悔

それでは早速、ペレットストーブで後悔しやすいポイントをご紹介します。

ポイントは主に3つ!

  • メンテナンスがめんどくさい
  • 設置場所を変えられない
  • 燃料を置くスペースの確保

メンテナンスがめんどくさい

まず、もっとも後悔しやすいポイントは「メンテナンスがめんどくさい」こと。

ペレットストーブは、燃料となる木質ペレットを燃やす熱で、お部屋を暖めます。

その際、灰やススが出てくるため、2~3日に一度、最低でも1週間に1度は本体の拭き掃除が必要です。

燃焼部分や灰の受け皿の掃除は頻繁に必要ですし、シーズンオフになれば排気筒の掃除も。

他の暖房器具と比較すると、お手入れに手間がかかるでしょう。

雰囲気の良さに憧れて購入したけど、メンテナンスがめんどう…と後悔する人が多いです。

設置場所を変えられない

次のよくある後悔は、設置場所を変えにくいことです。

レットストーブは、壁に穴をあけて排気筒を設置するため、設置場所をカンタンに変更することができません。

ペレットストーブの位置は常に固定されるので、どうしてもお部屋の雰囲気はありきたりになりがち。

大胆な模様替えが好きな人は、設置後に後悔する可能性が高くなります。

また、万が一、設置後に気に入らなかった場合、撤去や壁の穴を戻すのも一苦労。

費用もかさむため、カンタンには設置の取りやめや移動ができません。

燃料を置くスペースの確保

最後の後悔は、燃料となる木質ペレットを置いておくスペース。

注目

消費するペレットの量は機種によって異なりますが、1時間当たりおよそ1kgを消費します。

つまり、1日10時間使用する場合、1日当たり10㎏を消費。

朝晩など数時間ずつの使用でも、1日当たり5㎏ほど消費することになります。

長時間使用する家庭でまとめて1ヶ月分用意しておくとすると、10kgのペレットが30袋必要になる計算です。

30袋の燃料を置いておくスペースを確保しなければならない、もしくはこまめに燃料を買いに行かなければなりません。

メンテナンス同様、燃料の管理に手間と場所がかかるため、しっかり把握しておかないと後悔に繋がります。

ペレットストーブのメリット

ペレットストーブは勢いで購入すると、後悔してしまう方も多いです。

しかし、ペレットストーブにはメリットもかなり多いです!

ペレットストーブのメリットは、主に6つ。

  • 生活の質が向上
  • 体の内部がしっかり温まる
  • 家全体が暖まる
  • 空気が乾燥しない
  • 環境にやさしい
  • 薪ストーブよりも取り入れやすい

生活の質が向上

ペレットストーブを選ぶ最大のメリットは、「生活の質が向上」することです。

ペレットストーブが一台置くだけで、お家のインテリアがワンランクUP。

さらに、ペレットストーブは多くの暖房器具と異なり、炎や木の香りなど自然界の癒しを感じることができます。

小窓から見える炎のゆらぎは団らんの時間をよりリラックスさせ、ペレットの木の香りはお部屋をやさしく包み込んでくれます。

ペレットストーブがあることで、いつものリビングで過ごす時間がぐっと上質な時間になります。

体の内部がしっかり温まる

ペレットストーブは炎による遠赤外線効果で、体の内部をしっかり温めてくれます。

通常の暖房器具は、ヒトの体を表面的にしか温めることができません。

一方、ペレットストーブは遠赤外線で毛細血管内の血液を温めることができます。

温められた血液が身体全体をめぐることで、内蔵などの芯までしっかりと温めることができるのです。

ちなみに、今までは「遠赤外線は体の奥深くで吸収されるから、芯から温まる」と言われていましたが、実は間違い。

遠赤外線は前述の通り、体の表面0.2mm、つまり毛細血管内の血液付近で熱エネルギーに変換されるというのが近年の見解です。

家全体が暖まる

ペレットストーブは、遠赤外線によりじんわりとお部屋全体を暖めるのも特徴。

通常の暖房器具は、暖かい空気が上に、冷たい空気が下に移動するため、部屋全体の温度にムラができます。

一方、遠赤外線などの「輻射(放射)熱」は、温度が高いところから低いところへ移動するため、部屋全体の暖かさが均一に。

床から天井まで、お家全体がしっかり暖まります。

床がしっかり暖まるため、暖房を切った後も温度が下がりにくく、暖かい状態のお部屋を長くキープできます。

空気が乾燥しない

ペレットストーブは、輻射熱でお部屋を暖めるため、空気を乾燥しにくいです。

暖房や温風ヒーターのように、乾燥した温風が直接肌に当たらないため、不快感がありません。

また、ペレットストーブには上にやかんを置くことができる製品も。

お部屋が温まることで湿度の低下が気になる場合にも、湿度を高めることができます

湿度が低下しにくいペレットストーブは、病気が心配な冬場にも、頼もしいですね。

環境にやさしい

ペレットストーブの燃料である木質ペレットは、間伐材やおがくずなど今まで廃棄されていた木材が原料になっています。

森林が伐採された後、また植林するというサイクルが続く限り、枯渇することがない再生可能なエネルギーです。

また、ペレットは燃やしても大気中のCO2を増加させない、カーボンニュートラルな特性をもちます。

ペレットが燃焼するときに出すCO2は、樹木が成長する過程で吸収したCO2なので、増減に影響しないのです。

さらに、ペレットストーブを使用することで、石油ストーブ等の灯油の消費が減ると、CO2排出量を削減できます。
参考:日本木質ペレット協会

限られた資源を最大限利用でき、CO2排出量の削減にもつながるペレットストーブは環境にやさしい暖房器具と言えるでしょう。

薪ストーブよりも取り入れやすい

ペレットストーブは薪ストーブよりも、導入コストやメンテナンス、燃料代なども負担になりません。

同じストーブであっても、手軽に取り入れやすいこともメリットと言えるでしょう。

薪ストーブは北欧のお家のようなおしゃれさがあり憧れますが、導入やメンテナンスがかなり大変です。

使用時に排出される煙も、近隣の迷惑やトラブルになる可能性もあるため、導入は慎重に検討しなければなりません。

一方、ペレットストーブは煙の発生が非常に少なく、薪ストーブのような大がかりな煙突は必要なし。

メンテナンスやコストも軽いため、薪ストーブよりも手軽に導入しやすいでしょう。

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ペレットストーブのデメリット

ペレットストーブ 後悔

もちろん、メリットだけでなくデメリットもあります。

ペレットストーブのデメリットは主に5つ!

  • 導入&ランニングにコストがかかる
  • メンテナンスが大変
  • 稼働音が気になることも
  • 設置場所が変えにくい
  • 燃料の置き場所問題

導入&ランニングにコストがかかる

ペレットストーブは国内メーカーの場合、一般的なもので20万~40万円ほどします。

サイズの大きなものや海外製になると、70~100万円とかなり高額なものも。

その他、壁に排気筒の設置工事として、最低でも10~15万円ほど必要になります。

また、ランニングコストも他の暖房器具と比較して、安いわけではありません。

燃料である木質ペレットは1㎏当たり50~80円ほどで、1時間当たり1kg必要になります。

1日10時間使用する場合、燃料代は1日で500~800円ほど、1ヶ月で1万5000~2万円ほどかかります。

石油ファンヒーターは、種類や出力によりますが、平均で1時間0.2Lの灯油を消費。

10時間使用したとすると、2Lの灯油を消費。

2023年12月の灯油の全国平均価格は1L111円なので、燃料代は1日222円、1ヶ月で6,660円ほど。

石油ファンヒーターとの比較では、ペレットストーブの燃料代は割高になります。

参考:エナキス | ENAKISS

メンテナンスが大変

先に伝えたとおり、ペレットストーブはメンテナンスに少し手間がかかります。

拭き掃除や灰のかき出しなどの日常のお手入れが必要で、オフシーズンになれば排気筒の掃除も欠かせません。

排気筒のお掃除や点検を業者に依頼する場合、費用は一回につき数万円ほどかかる場合も。

また、ペレットストーブは電源があるものとないもの二種類あり、電源があるものは数年に一度モーターの交換が必要になることがあります。

メンテナンスには、多少の手間とコストがかかることを覚えておきましょう。

稼働音が気になること

電源があるペレットストーブは、風力を強くすると稼働音が大きく感じる場合も。

モーターでファンを回すため、扇風機の稼働音のような音がします。

また、自動でペレットを投入するタイプでは、燃料を投入する音が気になるという声も。

音の感じ方は個人差がありますが、音が気になる方は事前に販売店などに確認した方がよいでしょう。

設置場所が変えにくい

ペレットストーブは排気筒が必要になるため、設置場所は壁際や隅に限定されます。

石油ストーブやファンヒーターであれば、気軽に移動することができますが、ペレットストーブはそうはいきません。

模様替えをするときも、ペレットストーブの位置は固定されてしまいます。

リビングの一角がペレットストーブに占拠されてしまうため、思い切った模様替えは難しいです。

リビングの雰囲気が固定的になってしまうのには、我慢しなければなりません。

燃料の置き場所問題

燃料である木質ペレットは、大量に確保しておく必要があります。

定期的に配達してもらうなど工夫することもできますが、雪の多い地域などでは「豪雪で配達できない」という恐れも。

注目

1日5時間使う場合でも、一週間で35kgのストックが必要になります。

10kg入りの袋が4つ必要になるので、そこそこスペースを取りますね。

また、ペレットは湿気ると使えなくなってしまうため、水気の多いところもNG。

屋外に出しっぱなし、ということは難しいでしょう。

燃料を置けるスペースが確保できない場合、かなりジャマになります。

ペレットストーブを導入しない方がいいのはどんな人?

ここまで、ペレットストーブのメリット・デメリットをお伝えしました。

それを踏まえて、ペレットストーブを導入しない方がいい人はどんな人かご紹介します!

  • メンテナンスに煩わしさを感じる人
  • 小さな子どものいる人
  • 賃貸住宅に住んでいる人

メンテナンスに煩わしさを感じる人

ペレットストーブのメンテナンスに、煩わしさを感じる人はあまりおすすめできません。

デメリットに挙げたように、ペレットストーブのメンテナンスには手間がかかります。

例えば、フルタイムで共働きしている家庭や、休みの日数が少ない人などは、定期的なメンテナンスを行うのは困難でしょう。

定期的なメンテナンスやお手入れを怠ると火災の原因になることも。

手入れのわずらわしさもまた楽しみ」と感じられる人でなければ、タダの置物になってしまう可能性があります。

小さな子どものいる人

小さな子供のいる人にも、ペレットストーブの管理は大変です。

柵やゲージを利用すれば、子どもが触れてやけどする心配は低くなりますが、せっかくのペレットストーブの雰囲気が損なわれることも。

ある程度大きくなった子どもでも、油断は禁物です。

高いところに手が届くようになると、好奇心から燃焼窓や燃料タンクに小物やおもちゃを入れる可能性も否定できません。

子どもは、大人が目を離したほんの一瞬に、いたずらをしがちです。

だからといって、24時間ずっと子どもやリビングから離れず見守るのも現実的ではありませんね。

また、日々の子育てに追われている中、定期的にペレットストーブの管理をするのはかなり大変。

小さな子どもがいる人は、大人の目が十分に行き届くか、しっかりメンテナンスができるかなどを考慮し、導入を決めましょう。

賃貸住宅に住んでいる人

賃貸住宅であっても、ペレットストーブを設置することは不可能ではありません。

ただし、設置には管理人や大家さんの確認はもちろん、隣近所への了承も必要です。

排気筒には設置基準もあるため、施工業者としっかり確認する必要もあります。

退去時のことや一軒家以上にしがらみが多い事は事実です。

賃貸住宅に住む人はペレットストーブの設置はあまり向かないと言えるでしょう。

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ペレットストーブを導入する時の注意点

ペレットストーブ 後悔

ペレットストーブの導入には、いくつか注意点があります。

注意点をしっかり確認せずに導入してしまうと、思わぬ失敗やトラブルが発生することも…。

導入の前には、以下の4つをしっかり確認しましょう。

  • 家の断熱性・気密性はどのくらいか?
  • 部屋の大きさに適したサイズか?
  • 燃料用スペースを確保できているか?
  • 設置場所に問題はないか、安全対策は十分か?

家の断熱性・気密性はどのくらいか?

ペレットストーブを導入して「失敗した…」と感じる原因の一つに、部屋が暖かくならないことがあげられます。

熱量がしっかりあるペレットストーブですが、住宅に適していなければ十分な暖かさを得ることはできません。

最近の住宅は、気密性や断熱性に優れているものが多いため、比較的小さめのペレットストーブでも暖かさをキープできるでしょう。

しかし、築年数が長い、特に20年以上経過している住宅は、断熱性・気密性が低い恐れがあります。

断熱性・気密性が低い家で、小型のペレットストーブを使用しても、暖められた空気は冷たい外気に負けてしまいます。

結果的に、お部屋はいつまでも暖かくなりません。

築年数が経っている住宅には、大きめのペレットストーブの設置がおすすめ。

暖房出力が大きくなり、外気に負けないため、お部屋をしっかり暖めることができます。

部屋の大きさに適したサイズか?

ペレットストーブに求める暖房出力を見誤ると、導入に不満を感じることがあります。

暖めるのはリビングだけなのか、ワンフロアなのか、家全体を暖めたいのか?求める暖房出力により、選ぶべきペレットストーブは異なります。

例えば、小さなペレットストーブ一つで、お家全体を暖めるのは、ちょっと難しそうですよね?

先ほどの住宅の断熱性能と併せて、住宅の「どの部分を暖めたいのか」をしっかり検討しましょう。

検討を重ねたうえで、ペレットストーブのサイズを決めると、導入後に後悔するリスクを下げることができます。

燃料用スペースを確保できているか?

デメリットで取り上げたように、燃料となる木質ペレットは十分に確保しておく必要があります。

販売単位はさまざまありますが、10kgの袋サイズは400×630mmほど。

ホームセンターなどで購入することができますが、毎週毎週買いに行くのも手間になりますね。

買いに行けないことや大雪など天候の影響も考慮すると、半月ほどの備蓄があるのが安心でしょう。

一日5時間使用すると、5時間×7日×2.5週で、半月の必要量は88kgほど。

10kgのものをおよそ9袋ストックしておくことになります。

燃料用の十分なスペースが確保できていないと、燃料不足に陥る可能性があります。

設置場所に問題はないか、安全対策は十分か?

ペレットストーブを安全に使うためには、設置場所に問題がないか、しっかり検討する必要があります。

以下の点を確認しながら、設置場所を決めましょう。

  • 床は水平か
  • 床の耐久性は十分か
  • 排気筒の位置は、近隣の迷惑にならないか
  • 排気筒の周りは人の往来がないか
  • 排気筒付近に燃えやすいものはないか
  • 排気口を塞ぐもの・風は入ってこないか

上記はあくまで一般的な確認事項です。

実際の施工にあたっては、販売店や施工業者としっかり打ち合わせをしましょう。

また、子どもやペットがいる人は、さらに高い安全対策が必要となります。

やけどや引火の可能性が考えられるのであれば、柵やゲージを利用するのがおすすめです。

まとめ

今回はペレットストーブのメリットとデメリット、購入前の注意点についてお伝えしました。

ペレットストーブは北欧のような上質なリビング空間を演出できますが、思い付きで導入すると思わぬ後悔をすることがあります。

もちろん、体の芯まで快適に温めてくれることや、環境にやさしいことなどペレットストーブにはメリットもたくさん。

だからこそ、デメリットや注意点をきちんと知ることで、ペレットストーブへの理解が深まり、高い満足度を得ることができます。

難点を知ってもなお、導入したいと考えるのであれば、きっと後悔しないでしょう。

ペレットストーブ、ひいては炎を間近で感じられる生活は、あなたの生活の質をぐっと高めてくれます。

ぜひ、今回の記事でペレットストーブに魅力を感じた人は導入を検討してはいかがでしょうか?

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