この記事では、アパートの玄関の寒さ対策について書いています。
玄関は北側に配置されることが多く、外気の出入りが多いため冷えやすい場所です。
寒い玄関から冷気が流れ込むとリビングも寒くなり、暖房費がかさむ原因に。
一軒家ならリフォームでの寒さ対策も可能ですが、アパートやマンションはそうはいきません。
では、賃貸住宅の玄関の寒さには、どう対処するべきなのでしょうか?
今回は、アパート・マンションの玄関の寒さ対策についてお伝えします。
玄関の寒さ対策をしたい人、暖房費を抑えたい人は、ぜひ参考にしてください。
玄関の寒さ対策おすすめ8選|アパート・マンション
アパート・マンションの玄関の寒さ対策には、次の8つが挙げられます。
- ドア・窓周りに隙間テープ
- ドアに断熱材を貼る
- 土間部分に断熱材を敷く
- ガラス面に結露防止シートや断熱材を貼る
- 窓のサッシに断熱テープを貼る
- 玄関マットを敷く
- 玄関付近にカーテンを設置
- 暖房器具を設置
ドアや窓に少しの工夫を凝らすことで、玄関の寒さを軽減できます。
あなたの玄関に合った方法を検討してみてください。
ドア・窓周りに隙間テープ
玄関の寒さ対策には、ドア・窓周りに隙間テープを貼る方法があります。
ドアや窓周りから入るすき間風は、玄関を寒くする原因のひとつです。
風が抜けている場所を確認して、すき間をテープで塞ぐのが効果的です。
テープには厚さや太さなどいくつかの種類があるので、貼りつけたい場所に合わせて選んでください。
ドアに断熱材を貼る
ドアに断熱材を貼ることも、玄関の寒さ対策のひとつです。
玄関ドアの断熱性が低いとドア本体が冷たくなり、外気の寒さが伝わります。
ドアの断熱効果を高めるには、断熱シートや断熱材の代わりになるものを貼るのが効果的です。
断熱材は、以下のものでも代用が可能です。
- 発泡スチロール
- アルミシート
- 緩衝材(プチプチ)
- ウレタンスポンジ
- プラスチックダンボール(プラダン)
- ダンボール
断熱材の代用品もホームセンターや100均などで購入できます。
おはよう🙂
— なぎ@猫好き|家庭菜園に挑戦中🍀 (@lifenagi) December 16, 2021
寒さ対策のDIYとして玄関の扉に断熱材を貼り付けてみました💪
でも、上手く断熱材を扉に貼れない&見た目の改善の為に貼ったリメイクシートが貼れない事件が起きています💦
改善しないと開け閉めできない&見た目も悪いという2重苦なので、なんとかせねば!👀#おは戦31217dk🍺 pic.twitter.com/S6xAKWmMoJ
実際に貼った場合のことを事前にしっかり想定してから選ぶと、失敗や後悔を減らせます。
土間部分に断熱材+クッションフロア
土間部分に断熱材を敷くことも、玄関の寒さ対策のひとつです。
ドアと同じく、土間部分からも外の冷たい空気が伝わります。
断熱材は、ドアに貼るものでもOKですし、さらにしっかりしたいのであれば床用の断熱材を敷くのもよいでしょう。
断熱材がむき出しだと靴ですぐに傷んでしまうため、断熱材の上にクッションフロアや木材などを敷くのがおすすめです。
クッションフロアは、ホームセンターで1mあたり1,000円前後で購入できます。
玄関の雰囲気や予算に合わせて選ぶと、満足度の高いDIYになりますよ。
ガラス面に結露防止シートや断熱シートを貼る
ガラスのある玄関の場合、ガラス面に結露防止シートや断熱材を貼るのも有効な寒さ対策です。
窓に発生した結露は室内の温度を奪うため、結露防止シートなどを貼ると、窓から熱が奪われるのを抑えられます。
明るいデザインを選べば、玄関周りを明るくすることも期待できますね。
予算を抑えて寒さ対策したい人は、ドアで使用した断熱シートや断熱材を使うのも良いでしょう。
窓のサッシに断熱テープを貼る
窓のサッシに断熱テープを貼ることも、玄関の寒さ対策のひとつです。
アパートのサッシ部分はアルミ製が多く、窓のガラス面同様に外の冷気が伝わる部分。
断熱テープをサッシ部分に貼ることで、冷気の伝わりをシャットダウンできます。
窓に貼る断熱シートと一緒に検討すると、見た目もごちゃつきにくく、統一感のある玄関になります。
玄関マットを敷く
玄関マットを敷く方法も、玄関の寒さ対策のひとつになります。
玄関の床が冷やされることで輻射熱が伝わり、室内やリビングが寒くなる原因に。
素材はできるだけ厚みのあるものを選ぶと、より冷気が伝わりにくくなるでしょう。
輻射熱とは、温度の高い物体からほかの物体に、電磁波によって熱を伝えることを言います。
暖房器具など暖めるものをイメージしやすいですが、冷やす場合も「輻射熱」です。
輻射熱は温度が高い方から低い方へと伝わります。
床や壁の温度が体温よりも低い場合、身体から出る電磁波により、寒さを感じさせます。
参考リンク:https://renovefudosan.com/articles/howto/3969
玄関付近にカーテンを設置
玄関付近にカーテンを設置することも、玄関の寒さ対策のひとつです。
玄関ドアから室内までの間にカーテンを設置することで、外の冷気が入りにくく、室内の温度が下がりにくくなります。
玄関のカーテン届いた🤗隙間テープも貼ったしこれで寒さ対策バッチリだᐠ( ᐢ ᵕ ᐢ )ᐟ pic.twitter.com/st4GeXTN0D
— 牛乳魔神@ダイエット戦士 (@Routes_Rose) January 11, 2023
玄関ドア付近につっぱり棒を付けて、のれんやカーテンなどをかけましょう。
デザインや大きさによって価格は異なりますので、好みに合ったものを選んでください。
暖房器具を設置
暖房器具を設置することも、玄関の寒さ対策のひとつです。
常に人がいるリビングと異なり、玄関に暖房器具を置いている人は少ないですよね。
暖房器具を設置することで、玄関そのものを温められます。
電気代が高くなる可能性や火災のリスクもあるため、設置には事前の検討が必要です。
世の中には火事の心配がない暖房器具などもあるので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
玄関の寒さ対策で注意する点は?
続いて、玄関の寒さ対策を行うときの注意点を紹介していきます。
- 寒さの原因箇所を究明してから
- 断熱材、テープの厚さを確認してから
- 長さや大きさをしっかり合わせる
- 暖房器具の設置は火災や使い方を要検討
玄関が寒くなる原因はいくつかあるため、どの対策が効果的かは家により異なります。
あなたの玄関に合った対策を取ることで、効率的な寒さ対策ができるでしょう。
寒さの原因箇所を究明してから
まず、寒さの原因を究明してから寒さ対策を行うことが大切です。
玄関が寒い原因には、以下の理由が考えられます。
- すきま風
- ドア・窓の断熱性の低さ
- 土間の冷え
- 玄関の床材
あなたの玄関で考えられる原因をしっかり究明して対処することで、効果的な寒さ対策ができます。
ムダな手間や費用をかけないためにも、できるだけしっかりと調査することがおすすめです。
断熱材、テープの厚さを確認してから
次に、使用する断熱材や断熱テープなどは厚さや太さをしっかり確認することが重要です。
断熱材や断熱テープはさまざまな種類があり、用途はもちろん厚さや太さが異なります。
失敗なく使用するためには、事前にどのくらいの厚みなら入るか、太さはどの程度なのかを確認することが重要です。
長さや大きさをしっかり合わせる
続いて、カーテンや断熱材の長さや大きさをしっかり合わせることも重要です。
冷気を食い止めるには、大きさや長さの合った材料を使用する必要があります。
断熱材をドア全面をしっかり覆わないと、断熱効果は薄れてしまうことに。
効果の高い寒さ対策を求めるなら、長さや大きさをしっかりこだわって行うことが重要です。
暖房器具の設置は火災や使い方を要検討
最後は、暖房器具を玄関に設置する場合は火災のキケンを忘れないことです。
玄関は人がいる時間が短い空間なので暖房器具を設置する場合は、引火や転倒のリスクがあることも含めて検討してください。
また玄関はホコリが溜まりやすい場所なので、コンセントの漏電にも注意しましょう。
玄関に暖房器具を設置する場合には、リスクとメリットを考慮し、自己責任で行ってくださいね。
まとめ
今回は、アパートの玄関寒さ対策についてお伝えしました。
紹介した玄関寒さ対策は、以下の8つです。
- ドア・窓周りに隙間テープ
- ドアに断熱材を貼る
- 土間部分に断熱材を敷く
- ガラス面に結露防止シートや断熱材を貼る
- 窓のサッシに断熱テープを貼る
- 玄関マットを敷く
- 玄関付近にカーテンを設置
- 暖房器具を設置
また玄関寒さ対策の注意点には、以下をお伝えしました。
- 寒さの原因箇所を究明してから
- 断熱材、テープの厚さを確認してから
- 長さや大きさをしっかり合わせる
- 暖房器具の設置は火災や使い方を要検討
アパートの玄関の寒さ対策は、ホームセンターなどで売られている材料を使用して、自分で行えます。
ぜひ、今回紹介した方法であなたの玄関を冷えから解放し、お気に入りの空間にしてくださいね。