この記事では、ウタマロクリーナーはなぜ人気なのかについて書いています。
「家中おそうじこれ1本」でおなじみのウタマロクリーナー。
大人気の洗濯用せっけん「ウタマロ石けん」を生み出した株式会社東邦が製造・販売している住居用マルチクリーナーです。
緑色のころんとしたボトルとレトロなパッケージは、洗剤売り場の中でひときわ目を引きますよね。
インスタグラムには「ウタマロクリーナー」のハッシュタグが付けられた投稿が2.4万件以上も投稿されていて、人気の高さが伺えます。
様々な洗剤が販売されている中で、なぜウタマロクリーナーはこんなにも人気があるのでしょうか。
その理由は、「本格的なお掃除が手軽にできる」から。
ウタマロクリーナーの基本的な使い方は、汚れにシュッとスプレーして拭き取るだけです。
私もウタマロクリーナーを愛用しており、汚れが気になったときにサッとお掃除できるので重宝しています。
特にその効果を実感するのが、揚げ物や焼き肉の後片付け。
揚げ物や焼き肉は好きですが、コンロ回りやテーブルがギトギトになるのが嫌で嫌で…
ウタマロクリーナーを使うようになってからは、スプレーして拭き取るだけで油汚れがなくなるので、後片付けのストレスが減りました♪
今回は、ウタマロクリーナーのメリット・デメリットを徹底解説!
ウタマロクリーナーはなぜ人気があるのか、その理由を深堀りしていきます。
ウタマロクリーナーはなぜ人気?
それでは早速、ウタマロクリーナーはなぜ人気なのか紹介していきます。
ウタマロクリーナーの人気の理由は3つあります。
- 家中お掃除できる
- 手肌に優しい
- 頑固な汚れにも強い
ウタマロクリーナー1本あれば、家中お掃除できる
ウタマロクリーナーの人気の理由は、何といっても「ウタマロクリーナー1本あれば、家中お掃除できる」ことです。
油汚れや皮脂汚れ、水垢など、様々な汚れに効果を発揮し、お掃除する箇所に合わせて洗剤を揃える必要がありません。
ウタマロクリーナーは、なぜ性質の異なる汚れを落とせるのでしょうか。
住居用洗剤の液性は大まかに、「中性」「酸性」「アルカリ性」に分けられ、それぞれの下記のような特徴があります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
酸性 | ■アルカリ性の汚れに強い ・水垢 ・石鹸かす ・尿汚れ ・カルキ汚れ など | ・金属に使用すると錆びる恐れがある ・天然石のタイルやコンクリートに使えない ・皮膚や目への刺激が強い |
アルカリ性 | ■酸性の汚れに強い ・油汚れ ・皮脂 ・手垢 ・湯垢 など | ・材質へのダメージが大きい ・皮膚や目への刺激が強い |
中性 | ・酸性とアルカリ性の中間の性質 ・水拭き、水洗いできるところであれば使える ・材質へのダメージが少ない ・刺激が少ない | ・洗浄力がそれほど強くない ・時間の経った汚れは落とせない |
ウタマロクリーナーは液性が「中性」なので、酸性の汚れもアルカリ性の汚れも落とせるんです!
また素材を痛めてしまう心配が少ないので、幅広い用途で使うことができます。
主配合がアミノ酸系洗浄成分なので、手肌に優しい
もともと刺激が少ない中性洗剤ですが、ウタマロクリーナーにはアミノ酸系洗浄成分が配合されているので、さらに手肌に優しくなっています。
洗剤は手荒れの大敵なので、皮膚に優しい成分で作られているのは嬉しいですね。
頑固な汚れにも強い
ウタマロクリーナーは、コンロ回りの油汚れも、水回りの水垢や石けんカスも落とせる洗浄力があります。
洗浄力は高いのに2度拭きの手間がないので、気軽にお掃除できます。
ウタマロクリーナーのメリット
ウタマロクリーナーには、4つのメリットがあります。
- 他の洗剤を買う必要がない
- 素手で使える
- 時間が経過した汚れにも効果がある
- ツンとした臭いがない
ウタマロクリーナーのメリットを、もっと詳しく見ていきましょう。
他の洗剤を買う必要がない
ウタマロクリーナーは、油汚れや皮脂汚れ、水垢など様々な汚れに使用できます。
- 換気扇
- キッチン・レンジ回り
- お風呂
- トイレ
- 窓ガラス・アルミサッシ
- 水拭きできる壁紙・家具・床・プラスチック製品
これら全てにウタマロクリーナーは使えるんです!家中のお掃除に使用できることがわかりますね。
お掃除する場所に合わせて専用の洗剤を買う必要がないので、買い物が楽になりますし節約にもなります。
また収納スペースにも困りません。
ウタマロクリーナーがミニマリストやシンプリストの方に人気があるのも納得です。
ウタマロクリーナーを使った、具体的なお掃除方法をご紹介します。
油汚れが特に気になるコンロ回り。
コンロにスプレーしたら、キッチンペーパーやクロスで拭き取りましょう。
しつこい汚れはスポンジやたわしで擦ると効果的です。
シンクや洗面ボウルは水垢や石けんカスが気になりますよね。
スプレーしたらスポンジで擦ってから水で流しましょう。くすみが取れてピカピカになりますよ。
フローリングの足跡やべたつきにも、ウタマロクリーナーは効果的です。
直接スプレーして拭き取ってもいいのですが、拭き跡が気になることも。
あらかじめウタマロクリーナーを10~20倍に希釈してから使うと、拭き跡が残りません。
ほこり汚れや土汚れなどが気になる、窓やアルミサッシ。
窓は、直接スプレーして雑巾で拭き取ります。こちらも拭き跡が気になる場合は洗剤量を少なくするか、希釈したものを使いましょう。
アルミサッシは、スプレーしたあとブラシで擦ってから拭き取るか、水で流しましょう。
お風呂やトイレは、いつものお掃除のように、スプレーしたあとスポンジやブラシで磨いてから流しましょう。
タバコのヤニや黄ばみが気になる壁紙は、直接スプレーしてクロスで拭き取りましょう。
手垢が気になるスイッチ周辺は、隙間から洗剤が入り込まないように、先にクロスにスプレーしてから拭くようにすると安心です。
ウタマロクリーナーは、エアコンや空気清浄機のフィルター掃除にも使用できます。
特にキッチンに近い場所のエアコンは、油汚れも蓄積しているのでウタマロクリーナーを使うとより綺麗になりますよ。
まずはフィルターのほこりを掃除機で吸い取り、それからスプレーします。たわしなどで擦ったあと洗い流しましょう。
洗い終わったフィルターは、よく乾かしてから使用してください。
玄関やベランダでもウタマロクリーナーは大活躍!
スプレーしてからブラシで擦れば、あっという間にきれいになります。
水で流すか、雑巾で拭き取ってくださいね。
素手で使える
ウタマロクリーナーは主配合がアミノ酸系洗浄成分なので、手肌に優しく素手でも使えます。
アミノ酸系洗浄成分は素肌や髪への刺激の少なさから、高級シャンプーなどにも使われている成分なんです。
お掃除は毎日のことなので、お肌に優しいのは嬉しいですよね♪
ただし絶対に手荒れしないわけではないので、敏感肌の方や長時間使用する際は手袋の着用をおすすめします。
私も素手だと少し肌が突っ張るように感じるので、ゴム手袋をして使っています。
時間が経過した汚れにも効果がある
ウタマロクリーナーは界面活性剤を5%配合しており、コンロ回りの油汚れやお風呂の水垢、壁の手垢などの頑固な汚れも落としてくれます。
ただし長時間経過したしつこい汚れは、落ちにくいので少し工夫が必要。
ウタマロクリーナーを吹きかけ、5分ほど置いてから拭き取ると効果的です。
それでも落ちない頑固な汚れには「ウタマロパック」がおすすめ。
汚れている箇所にティッシュやキッチンペーパーを乗せ、その上からウタマロクリーナーをスプレーし1時間ほど置いてから拭き取ってみましょう。
少し時間がかかりますが、汚れが落としやすくなります。
ツンとした臭いがない
ウタマロクリーナーは、洗剤特有のツンとした嫌な臭いがありません。
お風呂場など狭い空間で使う洗剤は、香りが気になりますよね。
グリーンハーブの爽やかな香りなので、快適にお掃除できますよ。
ウタマロクリーナーのデメリット
家中のお掃除に使えて便利なウタマロクリーナーですが、3つのデメリットがあります。
- 使えない場所もある
- 専用洗剤に比べると洗浄力が弱い
- 泡切れが悪い・拭き跡が残る
使えない場所もある
ウタマロクリーナーは家中の様々なものに使えるのがメリットですが、水に弱いものや、色落ち・色移りしやすいものには使用できません。
- 水拭きできない壁紙・家具・床
- 天然の石材
- うるし等の塗り製品
- 銀製品
- 自動車
- 液晶・プラズマディスプレイの表面
- 革製品
これらには使用できないので注意が必要です。
特に気をつけたいのは、無垢材の床とテレビなどのディスプレイ。
目につきやすくついついお掃除したくなる場所です。
無垢フローリングはワックスなどで保護していても水を吸収しやすく、水拭きも洗剤を使った掃除もNG。
どうしても乾拭きでは落ちない汚れがある場合のみ、ウタマロクリーナーを薄めたものを含ませて固く絞った雑巾で拭きましょう。
お子さんのいるご家庭では、テレビのディスプレイに付く手垢が気になりますよね。
ウタマロクリーナーでサッと綺麗にしたいところですが、これもNGです。
中性洗剤を使うと液晶ディスプレイ表面のコーティングが剥がれてしまう可能性があるので、使わないようにしましょう。
まずはほこり取り用のモップや柔らかいクロスで掃除し、それでも取れない汚れには液晶ディスプレイ専用の洗剤を使いましょう。
エレコムが販売している「液晶用クリーニングリキッドクリア」は、帯電防止効果によりほこりが付きにくくなるのでおすすめですよ。
専用洗剤に比べると洗浄力が弱い
ウタマロクリーナーは様々な汚れに効果がありますが、やはり専用の洗剤に比べると洗浄力は劣ります。
特に時間の経った汚れ、例えば何年も掃除していない換気扇の油汚れや、トイレの尿石などはなかなか落ちません。
「ウタマロパック」などを試しても落ちない汚れには、専用洗剤を使ってください。
換気扇の油汚れには「リンレイ 換気扇レンジクリーナー」、トイレの尿石には「サンポール」がおすすめですよ。
またウタマロクリーナーには除菌効果はありません。
カビ表面のヌメリなどは落とせても、根っこまでは除去できません。
黒カビなどには、「カビキラー」に代表されるようなカビ取り剤を使うようにしてください。
汚れが落としにくくなる前に、ウタマロクリーナーでこまめに掃除しましょう。
泡切れが悪い・拭き跡が残る
ウタマロクリーナーは、泡持ちがよく汚れに付着しやすいですが、その分泡切れがよくありません。
お風呂掃除に使った場合、なかなか泡が流れず時間がかかり、シャワーの水を多く使ってしまいます。
また2度拭きなしが売りの商品ですが、1度拭いただけでは拭き跡や洗剤のべたつきが残ることも。
少量ずつスプレーするなど、使用する量には気をつけてください。
床など面積の広い場所を拭くときは、あらかじめ10倍~20倍程度に希釈してから使うようにするとよいでしょう。
2度拭きなしでも、拭き跡やべたつきが残りませんよ。
ウタマロクリーナーを買うときの注意点
ウタマロクリーナーを買うときは、次の2点に注意してください。
- 詰め替え用を買うときは、他のウタマロシリーズと間違えない
- 用途をよく確認する
他のウタマロシリーズと間違えない
「ウタマロシリーズ」には4種類の商品があります。
- ウタマロ石けん(洗濯石けん)
- ウタマロリキッド(部分洗い用液体洗剤)
- ウタマロクリーナー(住居用クリーナー)
- ウタマロキッチン(台所洗剤)
「ウタマロ石けん」以外は詰め替え用も販売されているのですが、そのパッケージがそっくりなんです!
洗剤コーナーを洗濯用・台所用・住居用と分けているお店が多いと思いますが、中には「ウタマロコーナー」としてウタマロシリーズを1か所にまとめて販売しているところもあります。
それぞれ用途が違う洗剤なので、購入する際はパッケージをよく確認してくださいね。
ネット通販で買う場合も、写真や商品説明をよく見てから買いましょう。
用途をよく確認する
ウタマロクリーナーはマルチクリーナーですが、デメリットのところで書いたように使用できないものがあります。
色落ちや材質の変化は元に戻せません。
掃除したいものにウタマロクリーナーが使えるか、あらかじめ確認してから買いましょう。
まとめ
家中のお掃除が1本で完結する、ウタマロクリーナー。
頑固な汚れも落とせるのに2度拭きいらずなので、気軽にお掃除できます。
手肌に優しいのも嬉しいですよね。
ただし、水に弱いものや変色しやすいものには使えません。
用途をよく確認して使うようにしてください。
どんな汚れでも時間の経過とともに落としにくくなります。
ウタマロクリーナーでこまめにお掃除して、綺麗なおうちを保ちましょう。