この記事では、高齢者はパソコンとタブレットどっちがいい?について書いています。
「高齢者はパソコンとタブレット、どっちがいい?」
「パソコンとタブレットの違いが知りたい」
近年、パソコンやタブレットなどさまざまな電子ツールで小型化・軽量化が進んでいます。
手頃な価格の商品も増えていて「今までいらないと思っていたけど、 ちょっと欲しいな…。」と考える人も増えているのでは?
スマホを持つ高齢者も増えたことで、タブレットやパソコンに関心を持つ人も多くなっていますね。
そこで今回は、高齢者にパソコンとタブレットどっちがおすすめなのかを徹底解説!
両者のメリット・デメリットも交えながら、後半には目的別にどちらがおすすめかをお伝えしますよ。
高齢者向けパソコンとタブレットの違いは?
まずは、パソコンとタブレットの主な違いを以下の表で紹介します。
ノートパソコン | タブレット | |
---|---|---|
操作方法 | ・キーボード ・マウス ・タッチパッド | ・画面を直接タッチ ・音声入力 ・タッチペン |
OS | 主にWindows, macOS | iOS/iPad OS Android Windows |
立ち上がりまでの時間 (起動時間) | ||
携帯性 (持ち運びやすさ) | ||
バッテリー持続時間 | ||
処理能力 | ||
使えるソフト | ||
おすすめの用途 | 高度・複雑な作業向け ・動画編集など ・表計算作成 ・文書作成 ・高度なゲーム | 軽作業向け ・動画視聴 ・電子書籍の閲覧 ・テレビ電話 ・ネットサーフィン |
価格帯 | 5万円~20万円ほど | 2,3万~20万円ほど |
パソコンがキーボードやマウスで細かい作業ができるのに対し、タブレットはスマホのようにタッチパネルで操作できます。
文字の入力に音声入力やタッチペンを使えるのもタブレットの特徴。
外形についてタブレットは軽量で持ち運びに適しますが、パソコンは重くて大きいモデルが多く携帯性にはやや欠けます。
ノートパソコンは表計算ソフトの作成や動画・写真の編集など高度な処理が求められる作業がこなせるのが魅力。
一方のタブレットはネットサーフィンや動画視聴など、比較的ライトな作業に適していますよ。
パソコンのメリット・デメリット
メリット
- 処理能力が高い
- 機能が豊富
- キーボード&マウスが便利
- ソフトがたくさんある
デメリット
- 持ち運びにくい
- バッテリーが短い
- 操作には慣れが必要
- 価格が高め
ノートパソコンはタブレットより高性能なCPUやメモリを搭載しているため処理能力が高く、複雑な作業に適しているのがメリット。
扱えるソフトウェアや機能も豊富なので、資料や文書作成などビジネス向けの使用に適しています。
また、キーボードやマウスで操作するので比較的使いやすく、細かい作業がしやすいことも魅力ですね。
デメリットとしては本体がやや重いため持ち運びにくいことや、操作に慣れるまである程度時間が必要なことが挙げられます。
価格はタブレットよりも最低ラインが高めなので、予算は最低でも10万円前後必要と考えておくと安心です。
タブレットのメリット・デメリット
メリット
- 軽くて持ち運びに便利
- すぐに使える
- タッチパネルで操作が直感的
- バッテリーが長持ち
デメリット
- 入力しにくい
- 直感的過ぎて使いにくい
- プリンターやUSBに接続しにくいことも
- 複数の作業は苦手
タブレットはノートパソコンと比較して、薄くて軽い携帯性の良さが大きなメリットです。
スマホと同じように常に電源が付いているためパソコンのような起動時間がなく、すぐに使えてバッテリーの持ちが良いのも魅力。
タッチパネルで直感的な操作ができることはメリットではありますが、高齢者にとってはデメリットになることも。
詳しい説明書がなかったり、アプリの使い方がわからなかったりなど、使い方に戸惑う可能性があります。
家族や質問できる知り合いと同じモデルを選べば、操作に行き詰ったときもサポートしてもらいやすいでしょう。
高齢者が使うならパソコンとタブレットどっちがいい?
ここでは、高齢者が使うならパソコンとタブレットのどちらがいいかを目的別にまとめました。
- 旅先で写真を楽しみたいならタブレット
- 動画鑑賞、電子書籍閲覧ならタブレット
- 絵描を楽しみたいならタブレット
- 麻雀などライトなゲームならタブレット
- 文書や表を作成するならパソコン
- 動画編集をしたいならパソコン
- ボイスチャットや高度なゲームを楽しむならパソコン
写真や動画鑑賞など目的別に合うものを選ぶことで、損しない買い物ができますよ。
旅先で写真を楽しみたいならタブレット
外出先で使いたいなら、携帯性の良さが活かせるタブレットがイチオシ。
タブレットはスマホより画面が大きく、音声検索できるのでカーナビ代わりにするのに便利です。
また、カメラの性能が良いモデルも多く、旅先での写真もキレイに残せます。
ストレージ容量の多いモデルを選べばたくさんの写真を残しておけますよ。
たとえば、128GBのストレージ容量のタブレットを選べば、およそ6万枚の写真※が保存可能!
※1枚あたり2MBの写真の場合
枚数を気にせずたくさんの写真が撮れて、写真には日時も残るので旅の思い出の記録にもなりますね。
動画鑑賞、電子書籍閲覧ならタブレット
動画鑑賞や電子書籍の閲覧をメインに使いたい人にも、タブレットがおすすめ。
タブレットは軽いので長時間の視聴でも手や腕が疲れにくく、どこにでも持ち運べるので好きな部屋、好きな姿勢で観られます。
電子書籍であれば1,200冊※も保存OKなので、たくさん入れておけますよ。
※ストレージ容量128GBのタブレットの場合
タブレット1台を持ち歩けば、外出先での待ち時間のイライラも軽減できそうですね。
絵描を楽しみたいならタブレット
タブレットなら手軽に絵を描くことも可能。
タッチペンに対応するタブレットなら細かい絵もカンタンに楽しめますよ。
拡大しながら描けるアプリを使えば、より細部までこだわった絵が描けるでしょう。
またさまざまな色があるので繊細な色遣いが楽しめるのも魅力。
絵の具や色鉛筆で作れる色は一期一会ですが、タブレットなら同じ色を繰り返し使えます。
携帯性の良さを生かして、散歩の途中や旅行先などさまざまなシーンで気軽に絵描ができます。
麻雀などライトなゲームならタブレット
麻雀やパズルなど高齢者でも親しみやすいゲームをプレイしたい人にもタブレットが良いでしょう。
長時間プレイしてもバッテリーもちが良く、軽量なので腕や手も疲れにくいのも利点。
ソファやベッドなど好きなところで寝転がっても遊べるので、時間つぶしにももってこいです。
タブレット向けの無料のゲームアプリは充実しているので、きっとあなたが楽しめるゲームを見つけられますよ。
文書や表を作成するならパソコン
文書や表の作成など、ビジネスのような用途で使いたいならノートパソコンを選びましょう。
ノートパソコンは処理能力が高く、キーボードやマウスを使うため作業もスムーズ。
表計算や文書作成しながらネット検索など、複数の作業も難なくこなせます。
プリンターに有線コードを繋げるため印刷もしやすく、ビジネス作業に適していますね。
動画編集をしたいならパソコン
細かい作業が必要な動画や写真を編集するには、ノートパソコンがおすすめ。
タブレットの指先での操作とは異なり、マウスを使って細かい作業ができるため、繊細な作業に向いています。
また、動画や写真の編集は機械に負荷がかかるため、できるだけ処理能力の高い機械を選ぶことが重要。
画面が大きいモデルを選ぶと、より作業しやすくなりますよ。
ボイスチャットや高度なゲームを楽しむならパソコン
ボイスチャット機能や高度なテクニックを要するゲームを楽しみたいなら、パソコンがイチオシ。
パソコンであれば外付けのマイクが付けられるのでボイスチャットもカンタンに楽しめます。
高度な処理が必要になるゲームをプレイするならノートパソコンではなく、デスクトップパソコンを検討してみてくださいね。
デスクトップパソコンであれば、ノートパソコンよりも画質が良く、高性能な処理もこなせます。
画質の良いパソコンを選べば、没入感のあるゲーム体験を味わえますよ。
まとめ
今回は高齢者が使うならパソコンとタブレットどっちがいいかをお伝えしました。
パソコンとタブレットはそれぞれメリットとデメリットがあり、用途に合わせて選ぶと購入後の後悔が少ないでしょう。
あなたがどのような作業をしたいかをできるだけ具体的にイメージしてから、購入するのがおすすめですよ。
目的別のおすすめな選び方は以下の通りです。
- 旅先で写真を楽しみたいならタブレット
- 動画鑑賞、電子書籍閲覧ならタブレット
- 絵描を楽しみたいならタブレット
- 麻雀などゲームするならタブレット
- 文書や表を作成するならパソコン
- 動画編集をしたいならパソコン
- ボイスチャットや高度なゲームを楽しむならパソコン
ぜひ、今回紹介した内容を参考にして、あなたにとってもっともよい1台を選んでくださいね!