この記事では、掃除機はダイソンと日立どっち?について書いています。
近年、掃除機といえばコードレススティック掃除機が主流となっています。
ひと昔前はスティック掃除機はダイソン一強でしたが、今では各メーカーから高機能、高性能な掃除機が次々と発売されています。
いざ選ぶとなると、どのスティック掃除機も便利すぎて迷いますよね。
今回は、ダイソンと国内メーカーで人気の高い日立を徹底比較します。
「掃除機はダイソンと日立どっち?」をテーマに、両社の特徴やメリット・デメリット、それぞれの性能差を解説していきます。
ダイソンと日立、それぞれの掃除機がおすすめの人もお伝えしますので、あなたがどっちを選ぶべきか参考にしてください。
掃除機はダイソンと日立どっちがいい?
それでは早速、ダイソンと日立どっちがいいのかご紹介していきます。
結論から言うと、
しっかり掃除したいならダイソン、
手軽に掃除したいなら日立がおすすめです。
両社はどちらも、清掃力以外にも便利な機能が搭載されているため、満足に使えるでしょう。
- ライトで床のゴミを可視化(上位モデルに搭載)
- バッテリー取り外しが簡単
- フィルター、ブラシ、ダクトボックス水洗いOK
- 毛が絡まりにくいブラシ
しかし、細かく比較してみると、それぞれに特徴があります。
それぞれの特徴を理解することで、あなたに合ったスティック掃除機を選べるでしょう。
ダイソンの掃除機の特徴
ダイソンの掃除機の1番の特徴は「パワフルな吸引力」です。
「吸引力が変わらない掃除機」というキャッチコピーの通り、フィルターの目詰まりを防ぐ技術も優れています。
8〜14個のサイクロンにより強い遠心力を生み出し、微細なホコリまで分離できるためフィルターの目詰まりを防ぐことができます。
現在、現行モデルは以下の5シリーズです。
シリーズ名 | 特徴 | 重量 | 価格帯 |
---|---|---|---|
Dyson V15 Detect | ダイソンの中で一番の吸引力 | 2.61kg | 10〜11万円台 |
Dyson V12 Detect Slim | 高機能な上位モデル | 2.2kg | 7〜8万円台 |
Dyson Digital Slim | 機能と軽さのバランスモデル | 1.9kg | 6〜8万円台 |
Dyson Micro | 軽量モデル | 1.5kg | 4万円台 |
Dyson Omni-glide | 軽量、全方向駆動モデル | 1.9kg | 6万円台 |
各シリーズ内でも付属品の違いによって価格が異なります。
メリット
ダイソンの掃除機のメリットは以下の3つです。
- 2つの「ゴミの見える化」
- 運転モード、運転時間の表示で効率的
- 部屋の空気よりきれいな排気
上位モデル「Dyson V15 Detect」「Dyson V12 Detect Slim」には、2つの「ゴミの見える化」機能が搭載されています。
1つは、ヘッドから緑色のレーザーが出て、フローリング上の目に見えない細かいゴミを可視化。
夫が選んだDysonの掃除機高すぎるしtoo muchと思ってたけど掃除のプロを雇った感じで本当にできる人でした😍この緑のレーザーが見えないホコリを見つけてくれて処理してくれます✨お掃除が楽しくなりました🙆♀️(てかこの床ホコリが目立たなすぎる!) pic.twitter.com/ICCvK50P0E
— 町不動産 (@machirealestate) December 9, 2022
家具の下など見えづらい場所も照らせるため、取り逃がしを防ぐことができます。
もう1つは、吸引したゴミの量とサイズを計測して数値化し、本体の液晶ディスプレイに表示。
掃除の結果が見れるため、「掃除が面倒だと思わなくなった!」と高評価です。
dyson v12 detect slim fluffy
— プレェン (@SOCDBY) February 13, 2023
このサイクロン掃除機はペット飼いにもオススメ出来る物です!
軽量は当然ながら、ペットの毛もグングン吸い込み、レーザーによるゴミの可視化や吸引したゴミの分類をディスプレイ表示で確認出来ます!
これを買ってから掃除が面倒と思う事は無くなりました! pic.twitter.com/fFNzysJOox
液晶ディスプレイには、現在の吸引モードや残りの運転時間も表示されるため、効率の良い掃除が可能となります。
(Dyson V15 Detect、Dyson V12 Detect Slim、Dyson Digital Slimに搭載)
また、掃除機から排出される空気がきれいなこともダイソンの魅力です。
以上のように、強い吸引力で効率良く掃除ができ、排気がきれいなことがダイソンの掃除機の特徴です。
デメリット
デメリットは、吸引力重視のモデルは「重い」ということです。
たしかに、他のメーカーのパワフルタイプの掃除機と比較すると、ダイソンがいちばん重いですね。
機種名 | 重量 |
---|---|
ダイソン V12 Detect Slim | 2.2kg |
Shark EVOPOWER SYSTEM iQ+ CS851JAE | 2kg |
日立 パワーブーストサイクロン PV-BH900K | 1.7kg |
東芝 トルネオ VC-CLX51 | 1.5kg |
パワフルタイプで軽い掃除機がいいという方は、「日立 パワーブーストサイクロン PV-BH900K」や「東芝 トルネオ VC-CLX51」を選ぶと良いでしょう。
また、「ゴミ捨てが不便」という評価もあります。
レバーを下に押し出すだけでダクトボックスは開けられるのですが、中で髪の毛などが絡まって落ちづらいとの意見が。
ダイソン掃除機はゴミ捨ての時に細かな粉塵を鼻で吸ってしまいそう(むしろ吸ってる)のが😢😢
— 🍟Nyachika🍟 (@nyanpi_b) April 21, 2022
CMみたいにパンッポンッて落ちないよ、髪の毛絡まってほじくるの大変よ💦
電気屋さんで掃除機のゴミ捨ての頻度はギリギリまで攻めて大丈夫よと言われてそれだけが救いよ😢
ゴミ捨てをより手軽にしたい方は、次に紹介する日立の掃除機を選ぶと良いでしょう。
日立はゴミ圧縮機能が搭載されているため、ゴミがまとまりやすくなっています。
日立の掃除機の特徴
日立の掃除機の特徴は、「手軽に掃除できる機能」が多いことです。
ヘッドには、取り回しが良くなる機能が搭載されています。
- 家具の下など低いところに便利な「ペタリンコ構造」
- 壁際など狭いところの掃除に便利な「クルッとヘッド」
- 押す時も引く時もゴミを吸ってくれる「シンクロラップ」
他にも、ダイソンと同様にゴミを可視化する緑色のライトを搭載。
取り回しの良さとライト機能により、家具下の掃除も快適にできますね。
日立の現行モデルのシリーズは、以下の通りです。
シリーズ名 | 特徴 | 重量 | 価格帯 |
---|---|---|---|
かるパックスティック | 紙パック式 | 1.1kg | 71,060円 |
パワーブーストサイクロン | パワフルな吸引力 | 1.7kg | 77,770円 |
パワかるスティック | パワーと軽さのバランスタイプ | 1.4kg | 6〜8万円台 |
ラクかるスティック | 軽量タイプ | 1.1kg | 4〜7万円台 |
2in1 | スティック&ハンディ | 2.6kg | 2万円台 |
紙パック式のシリーズも発売されているため、サイクロン式が苦手な方は「かるパックスティック」を選ぶと良いでしょう。
メリット
日立の掃除機のメリットは以下の3つです。
- 軽量なのにパワフル
- 全モデルに自走機能
- ゴミ捨てが簡単
日立の掃除機は、軽さが魅力です。
「2in1」シリーズを除き、なんと全モデルが2kg未満!
長時間のお掃除も、軽い掃除機なら疲れませんね!
全モデルに「自走機能」が搭載されていることも、疲れずお掃除できるポイントです。
ブラシの回転によりヘッドが前に進むため、少しの力で掃除機を進めることができます。
また、ゴミ捨てにも簡単にできる工夫が。
集めたゴミを圧縮する「からまんプレス構造」により、ダクトケース内に髪の毛などが絡まりにくくなっています。
ダクトケースを開ける際は、手元のレバーを引くか、ワンタッチボタンでも開けることができるため簡単です。
掃除からお手入れまで手軽にできる機能が、日立の掃除機の特徴です。
デメリット
デメリットとしては、「運転時間が短い」という評価があります。
家も、迷ったけど日立にしました。
— ぽむる (@pomuru805) December 19, 2022
小さなゴミも浮いてみえるので、始めると結局は広範囲にかけてます。
一階だけ掃除するなら充電は十分ですが、二階までは無理なのでセカンド掃除機にしています。
家、全部をちゃんと掃除したい時は、コード付きの東芝トルネオVです。
確かに、一軒家の方だと一度ではお掃除できないかもしれません。
他のメーカーで運転時間が長いモデルと比較すると、以下の通りです。
機種名 | 最長運転時間 |
---|---|
ダイソン V12 Detect Slim | 60分 |
シャープ RACTIVE Air EC-AR8 | 60分 |
Shark EVOPOWER SYSTEM iQ+ CS851JAE | 50分(バッテリー2個使用時) |
日立 パワーブーストサイクロン、パワかるスティック | 40分 |
日立 ラクかるスティック | 30分 |
より長い運転時間を求める方でしたら、ダイソンの「V15 detect」や「V12 detect slim」、シャープの「RACTIVE Air EC-AR8」など、最長60分のモデルを選ぶといいでしょう。
ダイソンと日立の掃除機の性能差
両社の「吸引力重視モデル」と「軽量モデル」の2つのシリーズで性能差を比較していきます。
比較する項目は、以下の8つです。
- 価格
- 重量
- ヘッド
- ブラシ
- モーター
- 最長運転時間
- 集じん方法、排気
- ゴミ捨て方法
【吸引力重視タイプ】
機種名 | ダイソン V12 detect slim Fluffy (SV20 FF EX) | 日立 パワーブーストサイクロン PV-BH900K |
---|---|---|
価格(税込) | 71,500円 | 77,770円 |
重量(スティック装着時) | 2.2kg | 1.7kg |
ヘッド | Leser Slim Fliffy クリーナーヘッド ・モーター式 ・ホコリ可視化レーザー | パワフルスマートヘッド ・自走モーター式 ・ごみくっきりライト(7灯) ・クルッとヘッド ・ペタリンコ構造 |
ブラシ | ナイロンフェルトブラシ&カーボンファイバーブラシ | からまんブラシ |
モーター | ダイソン ハイパーディミアムモーター | パワフル3Dファンモーター |
最長運転時間 | 60分 | 40分 |
集じん方式 | サイクロン式 11個のサイクロン | サイクロン式 |
排気 | 0.3ミクロンの微細な粒子を99.99%捕える | 非公開 |
ゴミ捨て方法 | スライドレバー | レバー&ボタンゴミ圧縮 |
価格は約6,000円とわずかな差ですが、ダイソンの方が安くなっています。
※価格はどちらも、公式オンラインストアを参考にしています。
重量は日立の方が0.5kg軽いです。
ヘッドは両社ともにモーター式。
どちらもゴミを可視化するライトやレーザー機能が搭載されていますが、取り回しの良さで比較すると日立の方が使いやすいでしょう。
ブラシについては、ダイソンの標準ブラシはフローリング向きで、カーペットやペットの毛に対応する場合は、「毛絡み防止ツール」への付け替えが必要。
一方、日立は標準ヘッドに毛絡み防止機能の「からまんブラシ」が搭載されているため、1つのヘッドでフローリングもカーペットも対応可能です。
モーターに関しては、数値の種類が違うため比較が難しいのですが、どちらも利用者の吸引力への満足度は高いです。
最長運転時間はダイソンの方が20分長く使用できます。
オートモードでバッテリー節約もできるため、長時間使用にはダイソンが向いているでしょう。
集じん方法は両社ともサイクロン式です。
排気はダイソンのみ数値を公開していて、0.3ミクロンの微細な粒子までとらえて、きれいな空気が排出されます。
ゴミ捨て方法は、ダイソンはレバーを押し下げ、日立は手元のレバーを引くか、ワンタッチボタンでも開けることが可能。
ゴミ圧縮機能がある点もふまえて、日立の方が手軽です。
吸引力重視モデルは、運転時間や排気のきれいさで選ぶならダイソン、ヘッドの取り回しやゴミ捨ての簡単さで選ぶなら日立が良いでしょう。
【軽量タイプ】
機種名 | ダイソン Micro 1.5kg (SV21 FF EX) | 日立 ラクかるスティック PV-BL3J |
---|---|---|
価格(税込) | 44,000円 | 41,580円 |
重量(スティック装着時) | 1.5kg | 1.1kg |
ヘッド | マイクロ フラフィクリーナーヘッド ・モーター式 | パワフル スマートヘッド light ・自走モーター式 ・ごみくっきりライト(5灯) ・クルッとヘッド ・ペタリンコ構造 |
ブラシ | カーボンファイバーブラシ | からまんブラシ |
モーター | ダイソン ハイパーディミアムモーター | ハイパワー3Dファンモーター |
最長運転時間 | 20分 | 30分 標準時 |
集じん方式 | サイクロン式 8個のサイクロン | サイクロン式 |
排気 | 0.3ミクロンの微細な粒子を99.99%捕える | 非公開 |
ゴミ捨て方法 | スライドレバー | ボタン式 |
重量はどちらも軽いですが、より軽さを求めるなら日立が良いでしょう。
ヘッドは軽量モデルながら上位モデルと同等の機能が搭載されている日立に軍配。
モーターは、上位モデルより回転数は減りますが、同じモーターを搭載しているのでダイソンが一歩リード。
最長運転時間は日立の方が10分長く使用できます。
集じん方式・排気については、ダイソンが上位モデルと同じ技術で吸引力を持続し、きれいな空気を排出できます。
ゴミ捨て方法はダイソンはレバーを押し下げ、日立はゴミ捨てボタンを押します。ゴミ圧縮もできる日立の方が、より簡単です。
軽量モデルは吸引力や排気の綺麗さで選ぶならダイソン、価格や軽さ・使いやすさで選ぶなら日立が良いでしょう。
ダイソンの掃除機をおすすめしたい人
両社のメリットや特徴をご紹介していきましたが、結局どっちを買うか迷いますよね。
そんな方のために、どんな人におすすめなのかご紹介していきます。
ダイソンの掃除機は、以下に当てはまる人がおすすめです。
- パワフルな吸引力が欲しい
- 長い時間掃除したい
- きれいな排気がいい
吸引力を重視したい方は、ダイソンを選びましょう。
上位モデルから軽量モデルまで回転数の多いモーターが搭載されているため、細かいホコリまでしっかりと吸引してくれます。
広いお部屋の方や、時間をかけて掃除したい方にもダイソンはおすすめです。
また、排気にこだわりたい方にもダイソンは向いています。
どのモデルでも、0.3ミクロンの微細な菌を99.9%取り除いたきれいな空気が排出されます。
上位モデルの重さや、ゴミ捨て時の絡まりが気にならない方でしたら、ダイソンは選ぶ価値があるでしょう。
また、「ダイソンをお得に買う方法」が存在します。
少しでも安く購入したいという方は、ぜひあわせて参考にしてください。
日立の掃除機をおすすめしたい人
日立の掃除機は、以下に当てはまる人がおすすめです。
- 取り回しの良い掃除機が欲しい
- 軽い掃除機がいい
- お手入れが簡単な方がいい
使い勝手の良さを重視したい方は、日立を選びましょう。
ヘッドの取り回しの良さや自走機能など、手軽にお掃除できる機能がたくさん搭載されています。
女性や高齢の方など、軽い掃除機がいい方にも日立はおすすめです。
また、お手入れに手間をかけたくない方にも日立は向いています。
ワンタッチのゴミ捨てとゴミ圧縮機能により、お掃除後のゴミ捨ても簡単です。
運転時間も最長30分〜40分と短くはないので、一軒家など広いお家でなければ日立を選ぶ価値はあるでしょう。
まとめ
スティック掃除機は日々進化し、どの掃除機でも便利に使えるようになっています。
ダイソンも日立もゴミの可視化や軽量化、毛絡み防止機能など最先端の技術が搭載されています。
あなたが何を重視したいかによって、選ぶべき掃除機が変わります。
ダイソンなら吸引力、長時間バッテリー、きれいな排気。
日立なら取り回しの良さ、軽量、お手入れの簡単さです。
毎日のお掃除の時間がより快適になるよう、あなたに合ったスティック掃除機を選んでくださいね。