この記事では、フナイとハイセンスのテレビどっちがいい?について書いています。
「高性能なテレビが欲しい!だけど価格は抑えたい…」
そんなわがままを叶えてくれる家電メーカーがあります。
それは「フナイ」と「ハイセンス」!
どちらも日本での知名度は大手メーカーに比べると低いですが、海外での評価がとても高いメーカーです。
近年は国内でも、高性能かつ低価格のテレビを販売していることで注目度が上がっています。
今回は、フナイとハイセンスのテレビの特徴を徹底比較!
高性能・低価格のテレビをお探しの方は、ぜひ今回の記事を参考にしてくださいね!
フナイとハイセンスのテレビどっちがいい?
それでは早速、フナイとハイセンスのテレビどっちがいいのか紹介していきます。
結論から言うと、
「どちらのテレビも高性能・低価格でおすすめ」です。
ただ、どちらのテレビにも特徴があり、フナイのテレビは「有機ELテレビを安く買いたい人」におすすめ。
一方のハイセンスのテレビは「コスパの良いテレビが欲しい人」におすすめです。
どちらのメーカーも格安テレビメーカーに位置づけられていますが、大手メーカーに引けを取らない高性能で多機能なテレビを販売しています。
さらにテレビ番組以外のコンテンツを視聴できるスマートテレビなど、時代に合わせた製品の開発にも力を入れています。
日本の消費者は「日本ブランド志向」が強い傾向があり、聞きなじみのないメーカーを敬遠しがちですが、どちらも海外では知名度の高いメーカーなんですよ!
フナイは北米でのシェアが日系企業の中ではトップの第4位、ハイセンスは全世界でのシェアが第2位となっています。(2024年現在)
テレビの選び方は、ご自身がテレビに何を求めるかによって変わります。
フナイとハイセンスのテレビにはどんな特徴があるのでしょうか。
これを読めば、フナイとハイセンスのどちらがあなたに合っているか、きっとわかりますよ♪
フナイの特徴
船井電機は1961年創業の老舗AV機器メーカーです。
日本のメーカーですが売り上げの8割が北米国ということで、国内での知名度はあまり高くありませんでした。
約10年間日本のテレビ市場から離れていましたが、ヤマダ電機との独占販売契約に基づき2017年より国内での販売を再開。
現在は格安テレビメーカーとして注目されています。
フナイテレビのメリット
- 国内大手メーカーよりも安価
- 有機ELテレビも製造
- HDD内蔵モデルが多数
- AndroidTVやFireTVスマートテレビを販売
- 使いやすいリモコン
- 長い無料保証期間
では、フナイテレビのメリットを詳しく見ていきましょう。
まずは、価格の安さ。
フナイの4K有機ELテレビ「8040シリーズ」を、同じく4K有機ELテレビのシャープ AQUOS「EQ1ライン」、ソニー「A80Lシリーズ」の65型と比べてみると、フナイのテレビが4万円ほど安いことがわかります。
フナイ 8040 | 426,800円 |
シャープ AQUOS EQ1 | 473,000円 |
ソニー BRAVIA A80L | 462,000円 |
単純な比較はできませんが、高額な有機ELテレビをできるだけ安く購入したい方は選択肢に入れてもよいでしょう。
HDD内蔵モデルが豊富なのも嬉しいポイント。
外付けHDDを別途購入する必要がないので費用を抑えられ、外付けHDDを置くスペースを確保する必要もありません。
「3340シリーズ」以上の機種にはAndroidTVが搭載されており、11種類の動画配信サービスが楽しめます。
- YouTube
- prime video
- hulu
- U-NEXT
- dTV
- ABEMA
- TVer
- TELASA
- DAZN
- クランクイン!ビデオ
- FOD
リモコンのGoogleアシスタントボタンで音声操作も可能。
検索だけでなく、音量の調節やスケジュールの確認など、様々な操作に音声で対応してくれます。
ハイセンスにも「VIDAA Voice」という音声操作機能を搭載したモデルがありますが、操作できるのは音量、入力切替、ビデオ再生、動画検索など限定的です。
AmazonのFireTVの機能を搭載した「FireTVスマートテレビ」は、直感的な操作性が魅力の製品です。
普通のテレビに「Fire TV Stick」などのデバイスを後付けした場合とは違い、ホーム画面にテレビ番組がアイコンとして表示されるので、入力切替の手間がありません。テレビ放送とFireTVの動画・音楽サービスをスムーズに行き来できますよ。
フナイのリモコンは、録画ボタンがわかりやすい位置にあるなど操作しやすく、年配の方やお子様でも使いやすい仕様になっています。
商品によって保証期間が異なりますが、7年間無料保証もしくは5年間無料保証が付きます。
メーカー保証3年+ヤマダ電機長期無料保証4年もしくは2年
長期保証は有料になるケースが多いので嬉しいですよね。
ハイセンスのメーカー保証は3年間なので、保証期間はフナイの方が長く安心です。
フナイテレビのデメリット
- ヤマダ電機独占販売
- AndroidTVはNetflix非対応
フナイのテレビは、ヤマダ電機の独占販売です。
取り扱いは、ヤマダ電機の実店舗とヤマダウェブコム、「Amazon」や「楽天市場」などに出店されているヤマダ電機公式ショップのみです。(FireTVスマートテレビはAmazonでの取り扱い有り)
ハイセンスは取り扱い店舗が多く、様々な店舗の価格をもとに比較したり値下げ交渉したりできますが、フナイはできません。
ただし、独占販売にしたことで価格が抑えられているという側面もあります。
映画やオリジナル作品など多彩な動画コンテンツが魅力のNetflixが、AndroidTVには入っていません。
一方ハイセンスのスマートテレビは、全ての機種がNetflixに対応しています。
フナイのテレビでNetflixを視聴するためには、FireTVスマートテレビを購入するか、AmazonのFire TV Stickなどを別途購入し接続する必要があります。
ハイセンスの特徴
ハイセンスは、1969年に誕生した中国の家電メーカーです。
冷蔵庫や洗濯機などの白物家電を製造しており、その価格の安さから近年日本でも注目度が上昇しています。
テレビに関しては、日本の家電メーカー「東芝」のテレビ部門を買収したことでも話題になりました。
東芝の「REGZA」の技術を使っているので、性能は国内メーカーと遜色ありません。
ハイセンスのメリット
- 高性能でありながら低価格
- 種類が豊富
- 家電量販店や各種ECサイトなど販売店が多数
- 「低遅延ゲームモード」搭載
- 多くの動画配信サービスに対応
- 3年間の無料保証期間
それでは、ハイセンスのメリットを見ていきます。
ハイセンスは東芝と共同開発した映像処理エンジン「NEOエンジンPro」など、国内メーカーと同等の技術を使用しており、高性能なテレビを低価格で購入できるのがメリットです。
有機ELに近い黒の再現を可能にした「Mini LED」を搭載したハイセンス「uxシリーズ」を、同じくMini LEDを搭載したシャープ 「EP1ライン」、ソニー「X95Lシリーズ」の65型と比較すると、4万~7万円ほど安く購入できます。
ハイセンス ux | 267,792円 |
SHARP EP1 | 303,262円 |
SONY X95L | 339,800円 |
ハイセンスは、新高画質エンジンや10スピーカーシステムを搭載した高性能モデルから、最低限の機能しか搭載していないモデルまで幅広く展開しています。
シリーズ数で比べると、フナイは10シリーズ展開に対してハイセンスは15シリーズ展開なので、ハイセンスの方が種類が豊富です。
「リビングでメインとして使用する」「子供部屋や寝室に置く」など目的に合わせて選択することができますね。
ハイセンスのテレビは販売店舗が多いのもポイント。
- エディオン
- ケーズデンキ
- コジマ
- ジョーシン
- ソフマップ
- ノジマ
- ビックカメラ
- Amazon
など、多くの店舗やネットショップで取り扱いがあります。
フナイはヤマダ電機の独占販売ですが、ハイセンスは近くの店舗で購入したり、様々なネットショップで価格を比較して購入できます。
また、レンタルショップ「GEO」で販売されているモデルも!
ハイグレードモデルに比べると性能が高いとは言えませんが、50型の4Kテレビが5万円台で購入できます。
我が家も昨年、GEOでハイセンスのテレビを約57,000円で購入しました
今まではハイビジョンテレビを使用していたので、4Kテレビの美しさにビックリ!
しかも様々な動画配信サービスに対応していて、とても良い買い物ができたと満足しています。
ハイセンスは壊れやすいというイメージを持っていましたが、今のところ問題なく使用できていますよ。
「低遅延ゲームモード」が搭載されている機種が多いのもハイセンスの特徴。
フナイの上位モデルにもゲームモードが搭載されていますが、ハイセンスは下位モデルにも搭載しています。
コントローラーのボタンを押してから表示されるまでの遅延を最小限にできる「ゲームモード」を使えば、アクションゲームやレースゲームを快適に楽しむことができます。
「E40Hシリーズ」以上の機種にはハイセンス独自のOS「VIDAA」が搭載されており、最大17種類の動画配信サービスを視聴することができます。
- Netflix
- YouTube
- prime video
- hulu
- U-NEXT
- ABEMA
- TVer
- DAZN
- FOD
- Disney+
- Lemino
- WOWOWオンデマンド
- NHKプラス
- RakutenTV
- SPOOX
- Net-VISION
- FIFA+
フナイのスマートテレビが対応しているのは11種類なので、ハイセンスの方が多いですね。
TVer、DAZN、WOWOWオンデマンド、NHKプラス、FOD、FIFA+は一部機種のみ対応となっているので、注意してください。
ハイセンスのメーカー保証は3年です。
海外メーカーに不安を持つ消費者と販売店に少しでも安心してもらうために、一般的なメーカー保証より期間を長く設定しているそう。
フナイの保証よりは短いですが、他のメーカーは1年保証が多いので故障が心配な方も安心ですね。
ハイセンスのデメリット
- 有機ELの取り扱いなし
- リモコンの使いづらさ
次はデメリットです。
ハイセンスは現在、有機ELテレビを製造していません。
有機ELテレビ一択の方の選択肢からは外れてしまいます。
しかし最上位機種は、ハイセンス独自設計の液晶ディスプレイやMini LEDを使用するなどして、有機ELに迫る高画質となっています。
これは実際に私が使用して感じたことですが、フナイのリモコンに比べるとボタンが小さく少し操作しづらいです。
ボタンに印字されている字も小さく見にくいのもマイナスです。
フナイとハイセンスの違い
フナイとハイセンスの違いについて、以下の表にまとめました。
パネルの種類 | 価格帯 | 保証期間 | その他特徴 | |
---|---|---|---|---|
フナイ | 有機EL量子ドット液晶 | 24,090円~426,800円 | メーカー保証3年+ヤマダ電機無料保証 (4年もしくは2年) | ・HDD内蔵モデル多数 ・AndoroidTVで音声検索が可能 ・FireTVスマートテレビを販売 |
ハイセンス | 量子ドット液晶 | 25,027円~267,792円 | メーカー保証3年 | ・最大17種類のVODが視聴可能 ・「低遅延ゲームモード」搭載モデル多数 |
フナイは有機ELテレビも販売しています。有機ELテレビは液晶テレビに比べ、より高画質で綺麗な映像を楽しめます。
ハイセンスは有機ELテレビを販売していませんが、独自開発したパネルなどを用いて有機ELに迫る画質のモデルも販売しています。
価格に関しては、低価格帯の違いはほとんどありません。
上位機種に関しては、有機ELテレビを販売しているフナイの方が約16万円高くなっています。
保証が手厚いのは、ヤマダ電機の無料保証を付けることのできるフナイ。
しかしハイセンスもメーカー保証3年が付いており、一般的なテレビのメーカー保証より長くなっています。
その他の特徴として、フナイにはHDD内蔵モデルがあります。別で外付けHDDを用意する必要がありません。
AndroidTV内蔵モデルでは音声操作も可能で、多機能でも音声操作で使いやすくなっています。
またAmazonのFire TVを内蔵した「FireTVスマートテレビ」を販売。テレビ番組と動画・音楽サービスをシームレスに楽しめます。
一方ハイセンスは、視聴できる動画配信サービスの種類が多いのが特徴。
綺麗な映像で多様な動画コンテンツを楽しめます。
また「低遅延ゲームモード」搭載機種が多いのもポイントです。
アクションゲームやレースゲームなど、スピーディーなゲームをなめらかな映像でプレイすることができます。
フナイのテレビがおすすめなのはどんな人?
ここまで両社の特徴を紹介してきましたが、「結局どっちにするか迷う」という人もいますよね。
そんな人のために、フナイのテレビはどんな人におすすめなのかをご紹介します!
- 国内メーカーの有機ELテレビを、できるだけ安く購入したい人
- HDD内蔵テレビが欲しい人
- 多機能なスマートテレビを楽しみたい人
高額になりがちな有機ELテレビですが、フナイのテレビなら国内他社のメーカーに比べて安価に購入することができます。
HDD内蔵テレビは、近年製造するメーカーが減っているので貴重な存在。
外付けHDDを購入する必要がないので出費を抑えられますし、テレビ回りもスッキリします。
AndoroidTV搭載モデルなら、Googleアシスタント機能を使って様々な機能を音声で操作することが可能。
テレビ番組や動画を検索するだけでなく、天気を調べたりGoogleアシスタントと会話したり、いろいろ活用できるのが嬉しいですね。
ハイセンスのテレビがおすすめなのはどんな人?
続いてはハイセンスのテレビについて!
- コスパのよいテレビを購入したい人
- 綺麗な映像でゲームを楽しみたい人
- 様々な動画配信サービスを視聴したい人
ハイセンスのテレビは、東芝を傘下に入れ「レグザエンジン」を搭載してから画質が向上しました。
高画質エンジンはさらに進化しており、有機ELに迫る高画質なテレビも登場しました。
高画質で多機能なテレビを低価格で販売しており、非常にコスパがよいと言えます。
実際に、VGP2024(評論家と有力販売店により選出される国内最大級のオーディオビジュアルアワード)でA6Kシリーズがコスパ大賞を受賞しているんですよ。
「低遅延ゲームモード」が多くの機種に搭載されているので、綺麗でなめらかな映像でゲームを楽しみたい方にもハイセンスのテレビはおすすめです。
視聴できる動画配信サービスの種類が多いのもハイセンスの魅力。
機種によっては対応していないVODもあるので、購入を検討する際はよく確認してくださいね。
まとめ
格安テレビで注目されるフナイとハイセンス。
フナイは日本のメーカーでありながら、他の国内メーカーよりも低価格で購入できるのが魅力です。
特に映像美にこだわりたい方は、フナイの有機ELテレビなら価格を抑えて購入することができますよ。
またHDD内蔵テレビや、FireTVスマートテレビなど、他社にはない製品を販売しているのも特徴です。
一方ハイセンスは、高性能なテレビを低価格で購入できる、コスパの良さが魅力です。
有機ELには及びませんが、それでも十分高画質な映像を楽しめますよ。
画質の良さに加え、ゲームモードやスマートテレビの機能なども充実しており、多機能なテレビを低価格で購入したい方におすすめです。
フナイもハイセンスも、格安テレビでありながら高性能・多機能なテレビを取り揃えています。
価格、画質、録画機能、動画視聴、ゲームなど、自分がテレビに何を求めているのか明確にして選んでみてくださいね♪