この記事では、急にゴキブリが出るようになったをテーマに書いています。
マンションやアパートに住んでいて、何気なく過ごす日々。
そんな平穏な日々のなか、急にゴキブリが出るようになった経験ありませんか?
実は、ゴキブリは暖かい春夏だけではなく秋や冬にまで一年を通して出現します。
参考:フマキラー公式サイト
しかもキッチンやリビングだけでなく、寝室にまで現れることも!!
ゴキブリの発生にはどのような原因があるのか疑問に思いますよね。
さらに、効果的な対処法も知りたいという方は私だけではないはずです。
実はお部屋をキレイにしているだけではゴキブリの侵入は防げません。
それでは今回は「急にゴキブリが出るようになった理由と対処法」についてお伝えします。
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急にゴキブリが出るようになった理由
それでは早速、急にゴキブリが出るようになった理由を紹介します。
きちんと掃除をして気を付けていたのに、家の中に突然ゴキブリが出てきたらとてもショックですね。
お家の中をきれいにしていたのにゴキブリが現れた場合、外部から侵入した可能性が考えられます。
では実際どのようにして家の中に入ってくるのでしょうか?
大きく分けて、5つの理由があります。
- 荷物と一緒に入り込む
- ドアや窓から侵入
- 引越しや害虫駆除剤の使用
- 階下や近隣の飲食店などから移動してくる
- 排水口から侵入
荷物と一緒に入り込む
家の外から運び込んだ荷物に、ゴキブリが潜んでいた可能性があります。
実は、成虫だけでなく卵も入り込んでいることが考えられます。
でもゴキブリがいたら普通気づくでしょ!?と思いますよね。
ところが案外気づかないものなんです。
例えば次のような荷物、毎回確認してから家の中に入れていますか?
- ダンボール
- 観葉植物やプランター、植木鉢など
- 夜に干した洗濯物
- 外に置いたかばんや上着
- 靴
普段特に気にせず、家の中に入れてしまうものが多いと思います。
ゴキブリは数ミリの隙間でも入り込める生物。目視だけでは気づくことができません!
特に、ダンボールはゴキブリにとって快適なので、住みかにしている場合があります。
少しのあいだ外に置いたものの中にも、ゴキブリが潜んでいる可能性があることは頭に入れておきましょう!
この他に、熱を持つ電化製品もゴキブリの巣になりやすいです。
譲り受けたり、リサイクルショップで購入した中古の家電製品から巣ごと招き入れてしまう恐れもあります。
ドアや窓から侵入
住んでいる建物の近くに森や緑の多い公園がある場合は、家の近くにゴキブリが潜んでいる可能性があります。
ちょっとした用事を済ますとき、うっかり開けっ放しにしたドアや窓からゴキブリが入り込む事が考えられるでしょう。
- 宅配便を受け取るとき
- 洗濯物を取り込むとき
- 換気のとき、網戸も開けていた
- 子どもやペットが勝手に窓や玄関を開けてしまった
さらに、老朽化した建物は網戸やサッシなどが劣化して隙間が多くなるため、注意が必要です。
たとえわずかな隙間でもゴキブリは入り込んできます。
古い建物に住んでいて突然ゴキブリが出た!という場合は一度サッシ周りをチェックしてみましょう。
ゴキブリの中には空を飛べるものもいます。
アパートやマンションの高層階でも油断は禁物ですね。
引越しや害虫駆除剤の使用
マンションやアパートの場合、建物自体が一つなので周りの部屋の影響も軽視できません。
次のような変化があった場合、住みかを奪われて行き場を失ったゴキブリがあなたの家に入り込む恐れがあります。
- 隣近所での引越し
- 空室の部屋に新たな入居
- 周りの住人による害虫駆除剤の使用
寝室にゴキブリが現れる理由として、窓や隣家からの侵入も考えられます。
ちなみに、食べ物だけでなくヒトの髪の毛やフケ、ホコリなんかもエサにしてしまうゴキブリ。
キレイに掃除してないと寝室ですらゴキブリにとっては棲みやすい環境になってしまうということですね。
階下や近隣の飲食店などから移動してくる
住んでいるアパートやマンションの一階がコンビニや飲食店になっている人は注意が必要です。
店舗で発生したゴキブリがあなたの家に移動してくる可能性があります。
このような店舗には食べ物が豊富にあり、厨房や店内が暖かく、水気も多くあります。
ゴキブリにとっては天国ともいえるでしょう…。
さらに、店の外に生ゴミを出すことも多いためゴキブリが集まる拠点になることも。
同じ建物内でなくても隣や数軒先などに店舗がある場合、あなたの家に入り込む恐れがあります。
排水口から侵入
また、長期に家を空ける時にも注意しましょう。
トイレやお風呂の排水口などからゴキブリが侵入する可能性があります。
排水口には「排水トラップ」という仕組みがあるのをご存じですか?
水道管の途中に水を溜めておくことで、悪臭や害虫・ネズミ等が入り込む経路を遮断するというものです。
ところが、長期の外出によりこの水が蒸発してしまうとゴキブリなどの害虫が侵入してしまうケースがあります。
1週間から10日程度の不在なら水がなくなる心配は少ないですが、それ以上家を空ける場合、蓋をするなどの対策をしましょう。
急にゴキブリが出るようになった時の対処法
突然ゴキブリが姿を現したら、気が動転して、固まってしまうこともあるでしょう。
ゴキブリは動きが早く、撃退しようにも逃げられてしまうことも…。
続いては、そんなゴキブリが出た時、どのように対処すればよいかを紹介します。
- 殺虫剤を撒く
- 毒餌剤(ベイト剤)を設置
- くん煙剤を使用
- 捕獲器を設置
殺虫剤を撒く
ゴキブリと遭遇した際、驚いている間に大きな家具の裏や隙間などに隠れてしまうことがよくあります。
そんな時は、最後に目撃した付近に殺虫剤を撒きましょう。
隠れた場所の奥に、まだゴキブリが潜んでいるかもしれません。
撒かれた殺虫剤の効果により、隠れていたゴキブリが出てくる可能性があります。
ゴキブリは空気の動きを察知でき、さらに1秒間で1.5mもの移動が可能です。
大きな音や振動で危険を察知すると、瞬時に逃げてしまいます。
できるだけ静かに、気配を消して作業をするよう細心の注意を払ってください。
ゴキブリが見つからないときは、噴射してすぐに撃退できる殺虫剤を準備しておきましょう。
すぐ取り出せる場所に置いておくと次の出現の時に役立つかもしれません。
便利で即効性の高い殺虫剤ですが、以下の点には特に注意して使用してください。
- 家電製品の近くで使用しない(火災が起こる可能性があるため)
- 食器や食品など口に入れるものの付近で使用しない
- 使用中は霧を吸い込まないようにし、使用後は室内を十分換気する
毒餌剤(ベイト剤)を設置
毒餌剤(ベイト剤)とは、設置するだけでゴキブリを退治することができる毒餌です。
昔ながらのホウ酸団子や黒いプラスチックに入ったものなどがあります。
ゴキブリを完全に見失ってしまい、居場所が分からない時や複数のゴキブリがいる時、巣ごと駆除したい場合にもおすすめです。
設置は以下のような場所が効果的です。
- キッチン(窓のまわり、戸棚、シンク下、冷蔵庫と壁の隙間など)
- ベランダ(室外機の裏や植木の近く)
- トイレ(隅っこや窓のそば)
- 玄関(靴箱の陰など)
- リビング(テレビや家具の裏)
即効性の高い成分のものならば、毒餌剤を食べてから1日~3日で効果が出るでしょう。
実は、毒餌剤を使用しても1週間以上効果がないことがあります。
使用した毒餌剤に「耐性」があったり、餌の味や匂いが好みでない可能性があります。
再度、別の種類の毒餌剤で試してみましょう。
即効性の高い薬剤はだんだんとゴキブリに効かなくなる「耐性」ができてしまいます。
同じ毒餌剤を長期間設置することで、効果がなくなるのはこの耐性のためです。
これに対して、ホウ酸は耐性を持つ強いゴキブリでも効果的な撃退を期待できます。
ホウ酸は体内の水分を奪うことで駆除する物質なので耐性を持つことはありません。
耐性を持つゴキブリが不安な方におすすめな対処法です。
半年〜1年ほどでゴキブリを引き寄せる効果が弱まるため、ホウ酸成分の毒餌剤であっても定期的に交換する必要があります。
いずれの毒餌剤も、ペットや小さな子どもがいるご家庭では誤飲や誤食に注意しましょう。
くん煙剤を使用
くん煙剤は、殺虫成分を含む煙や霧を部屋のすみずみまで行き渡らせて駆除するものです。
隠れたゴキブリもしっかり駆除することができます。
食べ物や食器を片づけたり、家電や火災報知器にカバーをかけたりと使用前に少し手間がかかるのが難点です。
また、くん煙剤はゴキブリの卵には効果が薄くなります。
そのため、一回目の使用から2~3週間後、卵がふ化するタイミングで再度使用することで効果的な駆除ができます。
捕獲器を設置
安価に済ませたい場合や駆除できた実感したい方におすすめなのは粘着タイプのゴキブリ捕獲器です。
ゴキブリにとって魅力的な匂い成分で誘いこみ、強力な粘着剤で箱の中に捕獲します。
箱の中に入っているのを確認できたら、そのまま箱ごと捨てるだけで駆除完了。
毒餌剤で挙げた設置場所と同様に設置すると効果的でしょう。
しかし、粘着剤にほこりや油が付いてしまうと粘着力が弱まり、ゴキブリが逃げ出してしまいます。
捕獲の有無に関係なく1ヶ月程度で交換する必要があります。
殺虫剤や毒餌剤と異なり、ゴキブリを死滅させるものではありません。
確実に駆除したいのであれば他の対処法と併用することがおすすめです。
ゴキブリが出ない家を作るのも大切
最後に、ゴキブリが出ない家の作り方をご紹介します。
結局はゴキブリが出ないような家を作ることが今後に役立ちますよ♪
生ごみを放置しない
1番気にすべきポイントは「生ごみ」です。
雑食性のゴキブリは、人間の食べ残しやコンロにはねた油、皮脂や髪の毛など何でも食べるため、食事がすんだ食器をそのままにしたり生ゴミなどを放置したりすると、ゴキブリが集まる原因に。特に嗅覚が優れており、食べかすや油などのニオイにつられて集まってきます。
引用:フマキラー公式サイト
食べ終わった食器は放置せずに、生ごみも放置せずに蓋付きのゴミ箱に捨てましょう!
もしくは、ごみ袋に入れてしっかりと閉めておきましょう。
段ボールを放置しない
意外と知られていないのが、「段ボール」
実は「段ボール」は隙間が多くて暖かいので、ゴキブリが住みやすい快適な場所です。
アナタの自宅に不要なダンボールは放置されていませんか?
いらない段ボールはスグに廃棄するようにしましょう!
排水溝などの水回りを清潔にする
ゴキブリは排水溝などの水回りからも侵入してきます。
特に排水溝はゴキブリの生活空間として繁殖しやすい箇所です。
最低でも10日に1回は掃除するようにしましょう。
また、排水溝のヌメリなどもゴキブリの大好物です。
定期的に排水溝のヌメリ取りを行う様にしましょう!
まとめ
今回は「急にゴキブリが出るようになった理由と対処法」についてお伝えしました。
■5つの理由
- 荷物と一緒に入り込む
- ドアや窓から侵入
- 周囲の住人が引越しや害虫駆除剤を使用し、逃げてきた
- 階下や近隣の飲食店などから移動してくる
- 長期間の外出で排水口から侵入
■対処法
- 殺虫剤を撒く
- 毒餌剤(ベイト剤)を設置
- くん煙剤を使用
- 捕獲器を設置
お家をきれいにしているだけではなかなかゴキブリの侵入が防げないことがわかりましたね。
普段何気なく家に持ち込むものをしっかりチェックするなど、まずはできるだけゴキブリの侵入を許さないことが効果的です。
出てしまった場合には、市販の殺虫剤や駆除剤を使用して撃退しましょう。
ゴキブリは見た目が気持ち悪いだけでなく、雑菌や細菌を持ち込むため健康上の被害を及ぼす可能性があります。
きちんと駆除して、快適で平穏な生活を取り戻しましょう!