この記事では、iPadで絵を描くだけ用の安いおすすめモデルについて書いています。
「iPadで絵を描くのに、おすすめの安い機種はどれ?」
「絵を描くだけのiPadが欲しいけど、中古はあり?」
こんな悩みを持っている人は多いです。
ネットサーフィンや動画視聴、読書などさまざまな用途で使えるipad。
実はiPadは、感知性能の優れたApplePencilで美しく繊細な描画が楽しめるため、お絵かき用のデバイスとしても優れています。
しかし、iPadにはいくつか種類があり、高額な機種も多くてどれを選べば良いか悩んでいる方もいるのでは?
高額な出費となるipadの購入では、できるだけ失敗せずに自分に合う一台を選びたいですよね。
そこで今回は、絵を描くだけの方におすすめな安いiPadを紹介!
中古を含めた選び方のポイントも併せてお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
iPadで絵を描くだけ用の選び方は?
それでは早速、選び方をご紹介していきます。
iPadで絵を描くだけの時には以下の4つのポイントを押さえて選ぶと、失敗が少なくなります。
- 画面サイズ
- 対応ApplePencil
- ストレージ容量
- 価格
価格の他に、画面サイズや対応するApplePencilもチェックするとあなたに合う一台が見つかりますよ!
画面サイズ
絵を描くだけの目的でiPadを選ぶ際のポイントには、画面のサイズが挙げられます。
現行のiPadの画面サイズは、以下の通りです。
機種 | iPad Pro | iPad Air | iPad | iPad mini |
---|---|---|---|---|
画面サイズ(インチ) | 12.9 | 10.9 | 10.2 | 8.3 |
本体サイズ(mm) | 214.9×280.6×6.4 | 178.5×247.6×6.1 | 174.1×250.6×7.5 | 134.8×195.4×6.3 |
絵を描く目的で使用するなら、10インチ以上の画面が適しています。
iPad AirやiPadは一般的なノートと同じくらいの大きさなので、十分に描画を楽しめますよ!
より大きな画面で書きたいという方は、12.9インチのiPad Proがおすすめ。
iPad miniは本体がB5サイズ半分ほどのコンパクトさが魅力ですが、絵を描くには物足りない可能性があります。
B5…182mm×257mm、一般的なノートくらいの大きさ
B6…128×182mm、B5の1/2の大きさ
10インチ以上のディスプレイであれば、不便さを感じることなくお絵描きを楽しめます。
対応ApplePencil
絵を描く目的でiPadを選ぶ際に欠かせないのが、対応しているApplePencilの種類です。
現在、ApplePencilは以下の三種類が展開されています。
種類 | Apple Pencil(第2世代) | Apple Pencil (第1世代) | Apple Pencil (USB-C) |
---|---|---|---|
価格(税込) | 19,880円 | 14,880円 | 12,880円 |
ペアリングと充電 | ワイヤレス | Lightning | USB-C |
センサー | 傾き圧力 | 傾き圧力 | 傾き |
対応モデル | ・12.9インチiPad Pro (第6世代) ・11インチiPad Pro (第4世代) ・iPad Air(第5世代) ・iPad mini(第6世代) | ・iPad(第9世代、第10世代※) ※USB-C – Apple Pencil アダプタが必要 | ・12.9インチiPad Pro(第6世代) ・11インチiPad Pro(第4世代) ・iPad Air(第5世代) ・iPad(第10世代) ・iPad mini(第6世代) |
高い描画性能を求めるなら第1世代、第2世代のApplePencilがおすすめ。
傾きや筆圧を検知して、ラインの幅を変えたり、グラデーションなども楽しめます。
ただ、ApplePencil第1世代が使用できる現行の機種は、iPad(第9世代、第10世代)だけです。
一方で、ApplePencil第2世代は、iPad(第9世代、第10世代)では使えないので注意してください。
第1、第2世代は機能面の大きな違いこそないものの、ペアリングと充電の方式が異なります。
第1世代が有線のLightningでの充電・ペアリングなのに対して、第2世代はワイヤレスなのが特徴。
iPad本体にマグネットで貼りつけて充電できるので、充電の手間を省きたい人は第2世代が良いでしょう。
筆圧検知は不要でお手頃に買いたい、USB-Cケーブルでの充電に利便性を感じるならUSB-Cモデルもおすすめです。
ストレージ容量
ストレージ容量は、より快適にiPadでお絵描きをするために大切なポイントです。
iPadの容量はモデルにより32GB~最大2TBまでラインナップされています。
ただ、表示された容量のすべてを使用できるわけではなく、10~20GBのシステム使用分を見込む必要がある点に注意してください。
使用するアプリや画質、絵の大きさにより異なりますが、イラスト1枚あたりの容量は500kb~10MBが一般的とされています。
- Web表示用のイラスト(1024px×1024px 72dpi)…約500kb
- 印刷用のイラスト(A4 300dpi)…約2MB
- イラストアプリ(Procreate)を用いたイラスト(約A4 2160×1620 130dpi)…約10MB
上記の目安を参考に、iPad本体のストレージとイラスト1枚あたりの容量別の保存可能枚数を以下に表しました。
iPad本体容量 | 1枚あたりの容量別の保存可能枚数 | ||
500KB | 2MB | 10MB | |
32GB | 34,000枚 | 8,500枚 | 1,700枚 |
64GB | 98,000枚 | 24,500枚 | 4,900枚 |
128GB | 226,000枚 | 56,500枚 | 11,300枚 |
256GB | 482,000枚 | 120,500枚 | 24,100枚 |
※参考サイト:https://manganohaikei.xyz/ipad-illustration-memori/
純粋に趣味で絵を描くためだけにiPadを使用するなら、64GBでも2MBのイラストを2万5千枚近く保存できます。
ただ、データはどんどん蓄積されていくため、スムーズな操作を求める場合や何年も使用するならストレージ容量は大きい方がおすすめ。
予算が許すのであれば、できるだけ大きな256GBのiPadを選んだ方が安心です。
価格
価格も絵を描くだけのiPadを選ぶときの重要なポイントです。
現行のiPadは、以下の価格でラインナップされています。
容量/価格 (税込) | 12.9インチiPad Pro (第6世代) | 11インチiPad Pro (第4世代) | iPad (第10世代) | iPad (第9世代) | iPad Air (第5世代) | iPad mini (第6世代) |
---|---|---|---|---|---|---|
64GB | ― | ― | 68,800円 | 49,800円 | 92,800円 | 78,800円 |
128GB | 172,800円 | 124,800円 | ― | ― | ― | ― |
256GB | 188,800円 | 140,800円 | 92,800円 | 71,800円 | 116,800円 | 102,800円 |
ApplePencil (第2世代) | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | 〇 |
ApplePencil (第1世代) | × | × | 〇 ※別途アダプタが必要 | 〇 | × | × |
ApplePencil (USB-C) | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
※iPad Proは512GB、1TB、2TBのモデルあり
最も価格の安いのはiPad(第9世代)で、64GBなら税込5万円以内で購入可能です。
価格が安いとスペック面で不安を感じるかもしれませんが、iPadは処理性能の高さも魅力のひとつです。
絵を描くのがメインであれば、少し型が古いiPad(第9世代)でも十分なスペックと言えるでしょう。
使用したいApplePencilの種類や必要なストレージ容量を確認しながら、あなたにぴったりなiPadを選んでくださいね。
Wi-Fiモデルとセルラーモデルはどちらを選ぶべき?
iPadは、Wi-Fiモデルとセルラーモデルのどちらかを選んで購入します。
セルラーモデルとは、スマホと同じ様にWi-Fi環境のないところでもデータ通信ができるモデルです。
モデル | Wi-Fi | セルラー |
---|---|---|
データ通信方式 | Wi-Fiのみ | Wi-Fiモバイルデータ通信 |
SIMカード | なし | あり |
GPS機能 | なし | あり |
本体価格 | 安い | 高い(Wi-Fiモデルより15,000円程UP) |
必要な費用 | 本体代のみ | 本体代月額のモバイルデータ通信費 |
WiFiのない外出先でもiPadで頻繁にインターネットを使用するなら、セルラーモデルを検討してください。
ただし、絵を描くだけならほとんどのケースでデータ通信は不要で、かつ自宅やカフェなどWi-Fiがある環境で作業することが多い人が大半です!
Wi-Fi環境のある場所での作業がメインの人は、価格の安いWi-Fiモデルがおすすめです。
また、スマホのテザリング機能を使えば、Wi-Fiモデルでも屋外でデータ通信ができますよ。
一方で、自宅にWi-Fiがない人や屋外で頻繁にネットを使用する人は、セルラーモデルが適しています。
テザリングはスマホのバッテリーの消耗が激しく、頻繁に行うと電池切れになる可能性があるため要注意です。
iPadを使用する場所やあなたのネット環境を確認しながら、どちらを選ぶか決めてくださいね。
中古品はあり?
結論からお伝えすると、販売元がしっかりしているのであれば中古もアリです。
特にWi-Fiモデルであれば、通信契約がないためいわゆる「赤ロム」※などの心配もありません。
※赤ロム…キャリア回線の利用ができない端末のこと。前の所有者の分割滞納や盗難された端末などにかけられるペナルティで、解除はほぼ不可能。
中古品のiPadを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
- 信頼できる販売店を選ぶ
- アクティベーションロックは解除されているか
- 本体の状態をしっかりチェック
- セルラーモデルの購入はより慎重に
- 使用したいApplePencilに対応しているモデルを選ぶ
iPadを中古で購入する場合には、販売店が信頼できるかきちんと調べることが大切です。
フリマサイトでも販売されていることの多いiPadですが、出品者の情報は慎重に調べてください。
また、個人間で購入する場合には、端末のアクティベーションロックが解除されていることを確認しましょう。
iPad を紛失したり盗まれたりした場合に、第三者に使われないように保護する仕組み。
前オーナーが「iPadを探す」機能をONにしたまま出品していると、手元に届いても使用できなくなる。
たとえiPadを初期化しても、「iPadを探す」機能はONになったままなので注意が必要。
アクティベーションロックがかかっていると、前のオーナーのIDやパスワードなしに端末を使うことができません。
ロックされたままだと、出品者に解除をお願いする必要があるため、事前に「iPadを探す」をオフにしてもらいましょう。
また、セルラーモデルを購入する場合は赤ロムにも注意が必要です。
端末識別番号(IMEI)が分かれば購入前にも赤ロムの確認ができるので、購入前に必ずチェックしてください。
信頼できる出品者からであれば、賢く、価格を抑えて中古のiPadがゲットできます。
中古品の購入でのトラブルを避けるためには、信頼度の高い中古専門ショップからの購入がおすすめです。
iPadで絵を描くだけ用の安いおすすめモデルは?
iPadで絵を描く用の安いおすすめモデルは、以下の2選です。
- iPad 10.2インチ 第9世代
- iPad Air 第5世代
絵を描くだけなど用途が限られているなら、ハイスペックな機能は必要ありません。
必要最低限の機能を持ちつつ、できるだけディスプレイの大きなiPadがおすすめです。
【出費を抑えたいなら】iPad 10.2インチ 第9世代
製品 | Apple iPad 10.2インチ 第9世代 |
対応OS | iOS |
容量 | 64GB/256GB |
画面サイズ | 10.2 インチ |
本体サイズ(mm) | 174.1×250.6×7.5 |
重量 | 487 g(※Wi-Fiモデル) |
ApplePencil | 第1世代対応 |
iPad 10.2インチ 第9世代は、価格を抑えつつも十分なスペックを持った一台です。
Wi-Fiモデルの64GBなら5万円以下、256GBでも7万円ほどで購入できます。
ディスプレイは絵を描くのに小さすぎない10.2インチで、色の鮮やかさも魅力です。
対応するApplePencilは第1世代なので、5千円ほど安く済むのもポイント。
価格を抑えたモデルを求める人や初めてのイラスト用iPadを購入する人におすすめです。
【高スペックでコスパに優れた1台なら】iPad Air 第5世代
製品 | Apple iPad Air 第5世代 |
対応OS | iOS |
容量 | 64GB/256GB |
画面サイズ | 10.9 インチ |
本体サイズ(mm) | 178.5×247.6×6.1 |
重量 | 461 g(※Wi-Fiモデル) |
ApplePencil | 第2世代 |
軽量さを求める人や第2世代のApplePencilを使いたい人には、iPad Air 第5世代がおすすめ。
高スペックなCPUと大きな画面で、レイヤーの多いイラストなど負担のかかる作業もサクサクこなせます。
また、充電の利便性が高いApplePencil第2世代が使用できるのもポイント。
マグネットでiPadに取り付けられるので取り扱いやすく、充電もラクにできます。
5種類のカラーから好みに合わせてチョイスできるのも嬉しいですね。
高スペックでコスパに優れたモデルを求める人に適した一台です。
まとめ
今回は、絵を描くだけのiPadの選び方とおすすめの安いモデル2選をお伝えしました。
お絵かき用のiPadの選び方は、以下のポイントを押さえて選ぶとあなたに合ったモデルを選べるでしょう。
- 画面サイズ
- 対応ApplePencil
- ストレージ容量
- 価格
絵を描く際には、画面サイズと使用できるApplePencilをチェックするのが重要。
価格は高くなりますが、ストレージ容量は256GBなど大きい方が安心です。
ストレージ容量の少ないモデルを選ぶなら、クラウドへの保存やこまめなデータの整理を心がけると長く使いやすいでしょう。
おすすめの安いモデルでは、以下の2つを紹介しました。
- iPad 第9世代
- iPad Air 第5世代
iPad 第9世代はもっともお手頃に購入でき、初めてのイラスト用iPadやできるだけ価格を抑えたい人に適しています。
より高いスペックで高解像度のイラストを楽しみたい人には、iPad Air 第5世代がおすすめ。
高いCPUのパフォーマンスで、容量の大きいイラスト作成もサクサク楽しめます。
書きたいイラストの種類や重要視するポイントを押さえて検討すれば、後悔しない一台がきっと見つかるでしょう。
この記事を参考にして、あなたにとって価格と機能を吟味したベストなiPadを選んでくださいね。