この記事では、高校生向け電子ドラムおすすめについて書いています。
歌番組では「ボーカル」と呼ばれる歌い手に視線が集中しますよね。
ボーカルは「バンドの顔」といわれる中心的な存在ですが、私はバンドの後方に控える「ドラム」が好きです。
私自身が吹奏楽部で打楽器を担当していたこともあり「ドラムは目立たないけれど、とてもカッコイイ楽器だ!」と認識しています。
そんなドラムを「家でも手軽に楽しみたい!」と思ったことはありませんか?
「でも、本物のドラムセットを買うには抵抗がある…。」と考えたあなたへ、私は「電子ドラム」をおすすめします!
「電子ドラム」なら部屋のスペースや音の大きさに配慮することも可能ですよ。
今回は、初めてドラムをはじめる方や高校生におすすめの電子ドラムを紹介します。
安いモデルや高性能モデルだけでなく、選び方のポイントも詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
高校生におすすめ!電子ドラムの選び方
まず、電子ドラムを選ぶときのポイント5つをチェックしましょう。
- 電子ドラムのタイプで選ぶ
- パッドの素材で選ぶ
- ペダルで選ぶ
- 機能で選ぶ
- メーカーで選ぶ
それでは、1つずつ解説していきます。
電子ドラムのタイプで選ぶ
電子ドラムには「組み立てタイプ」「卓上タイプ」「ハイハットスタンド付き」といったように、大きく3つのタイプがあります。
どのタイプも本物のドラムセットを置くより、コンパクトなスペースで済ませることが可能です。
大きさや叩いたときの感触など、最もドラムセットに近い
演奏スタイルに合わせて、あなた好みのセッティングが可能
組み立てタイプは、本格的に練習したい人や、叩いている感じを味わいたい人におすすめ!
DIYなど、何かを作る作業が好きなら、叩く前の段階から楽しむことができますよ。
コンパクトに設計されているのが特徴
スペースを取らない組み立て不要のタイプ
卓上タイプの中にも色々な種類がありますが、どれも場所を選ばず、どこでも楽しむことが可能です。
- 卓上ドラム
- デスクトップドラム
- ロールアップドラム
ロールアップドラムは、特に収納・持ち運びが簡単!
コスパを重視して選ぶなら、卓上タイプを選びましょう。
組み立てタイプをグレードアップさせたもの
演奏の幅が広がるため、本格的に練習したい人におすすめ
ドラムセットの使用感覚に、より近いものを選ぶなら、ハイハットスタンドがセットになったものをおすすめします。
ハイハットのオープン・クローズといった奏法が体感可能!
左足の感覚や裏拍でリズムを取る練習もできるので、とても勉強になりますよ。
「本格的に練習したい」「本物のドラムを叩く機会がある」なら組み立てタイプ、
「コンパクトで安いものがいい」ときは卓上タイプを選ぶといいですね!
パッドの素材で選ぶ
パッドは、電子ドラムの打面に付けられているもので、スネアドラムを実際に叩いている感覚で練習できます。
私も人数の関係で楽器が空いていないときや、基礎練習をする際に使っていました。
パッドの素材は3種類あり、それぞれ音色や質感が異なるので、用途にあったものを選びましょう。
パッドが硬く跳ね返りが強い
コスパがよく耐久性に優れている
ゴムは最もベーシックなパッドで、スネアドラムを練習する「練習台」にも使われています。
何にしようか迷っているなら、ゴムパッドを選ぶとよいですよ!
音が響きにくく、周りに配慮できるのが特徴
あまり音を出せない環境の人におすすめ
スティックの跳ね返りが本物のドラムに近く、打面の張り具合を調節できるのが、メッシュパッドの魅力!
ゴムよりも消音性があることから、マンションやアパート住まいの人に最適です。
ゴムやメッシュよりもリアルな叩き心地を楽しめる
「本物のドラムを叩く機会がある」「今後叩いてみたい」という人には、シリコンパッドはいかがでしょうか。
メッシュパッドと比べると跳ね返りが弱くなりますが、より本番に近い環境で練習できますよ。
ペダルで選ぶ
ドラムが他の楽器と違うのは、手と足の両方を使って演奏するところですよね。
私ははじめてドラムを叩いたとき、手と足が上手く動かず、慣れるまでひたすら基本のリズムを叩いていたのを覚えています。
足を使って演奏するバスドラムは、バンド全体のリズムを作る中心的な存在です。
そんなバスドラムを演奏するペダルにも、2種類のタイプがあります。
本物のバスドラムを叩いているような感覚を味わいたい人におすすめ
増設して「ツインペダル」にすることができる
ペダル式は、踏んで音を出すという感覚を体感可能です。
好みでカスタマイズすることにより、より本物のドラムに近づけるのが魅力ですね。
名前の通りスイッチを踏むことで、バスドラムの音を出すことができる
静音性を重視する人向き
ペダル式よりも安いものが多く、初心者やコスパを重視するならスイッチ式がおすすめ!
大きな音が出せないマンションやアパートの人に、重宝しますよ。
機能で選ぶ
本物のドラムセットにはない、電子ドラムならではの機能で選ぶのもポイントです。
電子ドラムに備わる機能には、次のようなものがあります。
- 予めセットされた練習用の楽曲がある
- 外部端子を繋げることで、スマホなどで好きな音楽を聴くことができる
- 基礎的なリズムの取り方やリズムをキープする感覚を養える
- スイッチ1つで演奏した音を録音できる
- ドラムのチューニングや録音する環境などを、好みで設定できる
この他に、別の音楽メディアから音声ファイルを取り込むことができるモデルもあります。
最近では、Bluetoothで接続が可能な電子ドラムも増えてきていますよ。
電子ドラムの上達を手伝ってくれる機能を上手に使って、練習してみてくださいね。
メーカーで選ぶ
電子ドラムは、メーカーによって特徴が全く違います。
代表的な4つのメーカーを紹介しますので、選ぶときの参考にしてみてください。
プロのドラマーが納得するクオリティ
組み立て式はもちろん、ポータブルドラムなど豊富なラインナップが魅力
電子ドラムといえば「Roland」というくらい特化しています。
初めて電子ドラムを購入する人に、おすすめのメーカーです。
ドラムを作りはじめて50年の歴史がある
機能性も申し分なく、初心者から上級者まで幅広い人に使いやすい
電子ドラムに唯一シリコンヘッドを採用しているメーカーがYAMAHA!
練習しながら本物のドラムを叩く、リアルな感覚を味わえるのが魅力ですよ。
買い替えなどが面倒と感じる初心者におすすめ
高校生でも手を出しやすい高コスパのものがある
機能性に優れているのが重要なポイント!
上達した後も、長く使えるのが嬉しいですね。
アンプやイスなどがセットになったものがある
お得に電子ドラムを買いたいときは要チェック
値段がリーズナブルなうえ、お子さまへのプレゼントにも最適なメーカーです。
「小さなころから楽器に触れさせたい」と考えているなら、選んでみてください。
そして、電子ドラムはメーカーやモデルによってセット内容が違うため、必要なものが揃っているかよく確認しましょう。
- タムやシンバルの数
- スティック
- ヘッドホン
- イス
また、最初に「電子ドラムのタイプで選ぶ」で紹介しましたが、上達していくとタムやシンバル・ハイハットなどを付け足したくなってきます。
最初から全て揃ったものを用意するのは難しいので、後からあなた好みにカスタマイズや増設ができるモデルを選ぶと便利ですよ!
高校生向け電子ドラムおすすめ5選
それでは、高校生におすすめの電子ドラムを5つ紹介します。
- 【MEDELI】DD401J
- 【Donner】DED‐80
- 【ALESIS】NITRO MESH KIT
- 【YAMAHA】DTX402KS
- 【Roland】TD-02KV
それぞれのポイントを詳しく解説していきますね。
【MEDELI】DD401J
コスパ抜群のシンプルなセットで、使わないときはコンパクトに折りたたみ収納できるのがポイントです。
メーカー | MEDELI(メデリ) |
タイプ | 組み立てタイプ |
パッド | ゴム |
ペダル | スイッチ式 |
セット内容 | ドラムパッド✕4 シンバルパッド✕3 ハイハットペダル✕1 バスドラムペダル✕1 音楽モジュール ドラムスティック |
基本のセットが揃っていて、家で練習するには十分な内容です。
ペダルはスイッチ式ですが、ドラムとシンバルパッドはゴム素材のため、防音対策を忘れずに行いましょう。
108種類の音色と40パターンの練習曲が内蔵されており、あなたの練習をサポートしてくれます。
音楽プレイヤーを接続すると、あなたの好きな楽曲で練習も可能!
クラッシュシンバルにチョーク機能が付いているのもポイントですよ。
- とにかくコストを抑えたい人
- DIYが好きな人
ヘッドフォンとイスが付属していないため、別途購入が必要になります。
コンパクトに収納できる理由は、圧迫感のないスリムなフレームとホルダークランプを緩めて内側にスライドできること!
「シンプルな構造で組み立てが簡単、軽いので移動も楽ちん」という口コミもあり、おうち時間を楽しめる一品です。
【Donner】DED‐80
Amazonでベストセラーになっている電子ドラムで、限られたスペースで練習できるのがポイントです。
メーカー | Donner(ドナー) |
タイプ | 組み立てタイプ |
パッド | ドラムパッド…メッシュシンバルパッド…ゴム |
ペダル | スイッチ式 |
セット内容 | ドラムパッド✕4 シンバルパッド✕3 ハイハットペダル✕1 バスドラムペダル✕1 音楽モジュールヘッドフォン オーディオケーブル ドラムスティック イス |
メッシュパッドを起用することで、リアルな演奏感と静音性を両立しています。
本物のドラムに近い感触で練習できるのが良いですね。
180種類の音色と30パターンの楽曲・15種類のドラムキットを内蔵。
AUX入力端子があり、音楽プレイヤーを接続することも可能になっています。
- 周囲を気にせず、演奏を楽しみたい人
- 限られたスペースで練習したい人
頑丈な鋼製フレームなので安定性も抜群!
折りたたみ式だから収納スペースを取らず、携帯に便利で組み立ても簡単です。
初心者やお子さまへのプレゼントにもおすすめで、身長90cm以上から演奏可能ですよ。
値段がリーズナブルで、ヘッドフォンやイスなど必要なものが揃っているため、初心者には嬉しい電子ドラムですね。
【ALESIS】NITRO MESH KIT
叩く位置でスネアの音が変わるデュアルゾーンと、シンバルのチョーク機能がポイントの電子ドラムです。
メーカー | ALESIS(アレシス) |
タイプ | 組み立てタイプ |
パッド | ドラムパッド…メッシュ シンバルパッド…ゴム |
ペダル | ハイハット…スイッチ式 バスドラム…ペダル式 |
セット内容 | ドラムパッド✕4 シンバルパッド✕4 ハイハットペダル✕1 バスドラムペダル✕1 音楽モジュール 接続ケーブル ドラムスティック チューニングキー |
40種類のドラムキット・350以上の音色・60曲の練習曲を内蔵し、100回分の無料オンラインレッスンを受けられます。
演奏の録音や好きな音楽プレイヤーと接続して演奏することができるのも嬉しいですね。
練習をサポートする機能が充実しているので、上達具合を確認しながら練習が可能!
スネアのドラムパッドは、叩く位置で音が変わるデュアルゾーン付きなので、本物のドラムと同じ感覚で演奏することができます。
シンバルにはチョーク機能が付いてますよ。
また、付属品のセット内容が充実しているため、ヘッドフォンやイス・スピーカーなどをセットで購入することもできます。
増設用のセットもあるので、あなた好みの電子ドラムにカスタマイズ可能です。
- 上達度を確認しながら練習したい人
- リアルな感触で練習したい人
折りたたみ式のデザインになっており、演奏したくなったらすぐに組み立ててはじめられるのも嬉しいですね。
【YAMAHA】DTX402KS
YAMAHAの電子ドラムのポイントは、やはり本物のドラムをサンプリングして作られているところです。
メーカー | YAMAHA(ヤマハ) |
タイプ | 組み立てタイプ |
パッド | 演奏性を追求して開発した新ドラムパッド |
ペダル | スイッチ式 |
セット内容 | ドラムパッド✕4 シンバルパッド✕3 ハイハットペダル✕1 バスドラムペダル✕1 音楽モジュール チューニングキー 接続ケーブル イス |
ドラムキットは10種類と少ないですが、本物のドラムをサンプリングしているため、高い表現力があります。
正確なリズム感を鍛えたり、技術力を判断できたりといった、多数の練習サポート機能が備わっているのもポイントですね。
内蔵している練習曲は、楽譜とお手本動画が用意されているので、ゼロからはじめても安心!
専用の無料アプリを使って、より楽しく練習できるのも、YAMAHAならではの特徴ですよ。
アプリ内のチャレンジングモードを最後までクリアすると、YAMAHAから「ドラマー認定証」が貰えます。
ゲーム感覚でドラム演奏が上達していくのは、とても嬉しいですね。
- 飽きずに練習したい人
- リアルで上質なドラムのサウンドを体感したい人
アプリを利用するには、スマホと電子ドラムを繋ぐUSBケーブルが必要です。
利用する端末に合わせてケーブルを準備してください。
【Roland】TD-02KV
畳約1畳分というコンパクトな設計ですが、表現力豊かな演奏を楽しめるのが、Rolandのポイントです。
メーカー | Roland(ローランド) |
タイプ | 組み立てタイプ |
パッド | スネアのみ…メッシュ その他のドラム・シンバルパッド…ゴム |
ペダル | スイッチ式 |
セット内容 | ドラムパッド✕4 シンバルパッド✕3 ハイハットペダル✕1 バスドラムペダル✕1 音楽モジュール |
50年以上の歴史を持つ電子楽器メーカーであるRolandは、プロのミュージシャンにも高い信頼性を得ています。
世界で最もポピュラーな電子ドラムであるTD‐02シリーズは、本格的なサウンドと表現力・演奏性を備えていますよ。
16種類のドラムキットを内蔵し、スマホや音楽プレイヤーが接続可能なうえ、ドラムの上達をサポートする機能が充実!
スネアパッドは張り具合の調節ができ、ヘッドとリムの叩き分けも可能なのがポイントです。
チョーク機能の付いたシンバルパッドや、ペダルの開閉に合わせて細かいサウンドの変化を体感できるハイハットも素晴らしいですね。
- 限られたスペースで練習をしている人
- 演奏スタイルに合わせて、各パッドの位置や感度を調整したい人
簡単に高さが調節できるスタンドフレームと、本物のドラムに近い距離感で各パッドを並べられることは、演奏者にとって嬉しいポイントです。
初心者から上級者まで、どなたでも長く使用できるモデルですね。
まとめ
電子ドラムを選ぶポイントは次の5つ!
- 電子ドラムのタイプで選ぶ
- パッドの素材で選ぶ
- ペダルで選ぶ
- 機能で選ぶ
- メーカーで選ぶ
あなたがどのような環境で電子ドラムを演奏するかにより、重要視するポイントが違ってきます。
まずは、あなたの中で何を重視するのか考えてみましょう。
そして、高校生におすすめの電子ドラムも紹介しました。
各メーカーにより、楽器の特徴や内蔵されている機能が違いますが、どの楽器も評判の良いものばかりです。
ものによっては、楽器店で試奏ができることもありますので、ぜひ参考にしてみてください。