この記事では、オイルヒーターの後悔について書いています。
「手軽に使える暖房器具で何か良い商品はないかな?」
「オイルヒーターも気になるけど、買って後悔したという話も聞くし・・・」
と悩んでいる方に、耳よりな情報があります!
オイルヒーターは、手軽に部屋全体を温めることができる暖房器具。
最近ではその手軽さから、オイルヒーターに興味を持つ人が増えてきています。
しかし、「オイルヒーターで後悔した」という意見も多く見かけるようになりました。
そこには、どのような理由があるのでしょうか。
今回は、オイルヒーターで後悔したポイントやメリット、デメリットについて詳しく解説します。
オイルヒーターで後悔したポイントは?
それでは早速、オイルヒーターで後悔したポイントについて紹介します。
後悔の理由として、特に多かったのは以下の2つの意見です。
- 思ったより温かくならない
- 電気代が高い
思ったより温かくならない
オイルヒーターで後悔したポイントで、最も多かったのは「思ったより温かくならない」という意見です。
いくつかの例を紹介します。
- 部屋は全然暖かくならないし、もったいない買い物をしたかも。
- 壊れた!?と思うくらい、温まらない。
- 閉め切った狭い部屋で使用しましたが、真冬は部屋がなかなか温まりませんでした。
「温かくならない」という意見が非常に多くありました。
オイルヒーターは電源をいれてから部屋全体が温まるまで、およそ30分〜1時間かかります。
その間に冷気が入ったり、温まる前に電源を切ってしまったりすると、十分な暖房効果が得られず、思ったより温かくならないことがあります。
特に北海道や東北地方などの寒冷地に住んでいる人による「温かさが足りない」という意見が目立ちました。
電気代が高い
次に多かったのは、「電気代が高い」という意見です。
いくつかの例を紹介します。
- 電気代もかかるのに、パフォーマンスが低すぎて泣けてきた。
- 電気代は、エアコンより高いかもしれません。
- オイルヒーターを使ってから、電気代が2倍になったから使うのをやめました。
暖房器具としての効果を発揮するには、1時間以上電源につないでおく必要があるので、電気代が高くなってしまうこともあります。
【暖房器具ごとの電気代の一例】
同程度スペックの商品、1kW/時の電気代は31円。
(1時間当たりの電気代×12時間×30日にて1か月分を試算)
暖房器具 | 1時間当たりの電気代 | 1か月当たりの電気代 |
---|---|---|
オイルヒーター | 平均 約23.3円 | 8,388円 |
エアコン | 平均 約16.4円 | 5,904円 |
セラミックファンヒーター | 平均 約18.1円 | 6,516円 |
オイルヒーターの電気代は、他と比べて高いです。
電気の使い過ぎを防ぐためには、エコ機能がついている商品を選ぶといいですよ!
別記事でオイルヒーターの詳しい電気代を詳しくまとめています。ぜひ参考にしてください。
オイルヒーターを一ヶ月つけっぱなしの電気代は?他と比べて高すぎる?
オイルヒーターのデメリットは?
オイルヒーターのデメリットは、以下の4点です。
- 温まるスピードが遅い
- 置き場所が限られる
- 店頭で販売されていないことがある
- 冷気が入りやすい場所には不向き
温まるスピードが遅い
オイルヒーターは電源を入れてから部屋全体を温めるまで、およそ1時間必要です。
寒い日に「家に帰ったら、1分でも早く温まりたい」と思っている方には、不向きです。
置き場所が限られる
オイルヒーターを使うには電気が必要なので、電源コンセントがない場所で使用することができません。
その場合、「延長コードを使えばいいのでは?」と考える方もいますよね?
しかし、オイルヒーターの取扱説明書には、「消費電力が600W以上の製品は、電源コンセントに直接接続して使用する」と記載がありました。
オイルヒーターの消費電力は小型タイプでも600W以上なので、延長コードは使用できません。
購入する際はコンセントを必ず確認しましょう。
店頭で販売されていないことがある
近くのホームセンターに行ってみたのですが、オイルヒーターは1台も売っていませんでした。
気を取り直して、他の大型ホームセンターにも行ってみたところ、大手メーカーの商品が1種類のみ販売されていました。
上記の2店舗では、セラミックファンヒーターや石油ファンヒーターはたくさん売っていたので、「もしかするとオイルヒーターは、あまり人気がないのでは?」と思ってしまいました。
店舗ではあまり見かけないオイルヒーターですが、ネットなら品揃えも多く簡単に購入できます。
冷気が入りやすい場所には不向き
オイルヒーターには、外からの冷たい空気に弱いというデメリットもあります。
すき間があると温かい空気が逃げてしまい、十分な暖房効果が得られません。
特に換気扇を使用するキッチンや、気密性が低い木造住宅では効果を得にくいです。
オイルヒーターの暖房効果は、使う場所に左右されるということがわかりました。
買ってから後悔しないためにも、商品の特性やデメリットをよく知ることが大切です。
オイルヒーターのメリットは?
次はオイルヒーターのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
オイルヒーターのメリットは、以下の3点です。
- 乾燥しにくい
- 空気を汚さない
- 燃料補充の手間がない
乾燥しにくい
オイルヒーターは、温風が出ないので、肌やのどが乾燥しにくいというメリットがあります。
大手メーカーの調査では、エアコンやファンヒーターに比べて、オイルヒーターは「のどが乾燥しにくい」と答えた人が85%もいたという結果があります。
引用:デロンギ公式サイト
観葉植物を置いている家庭でも、植物が枯れにくいことから、オイルヒーターを選ぶ方もいます。
空気を汚さない
オイルヒーターは、火も燃料も使用しないので、二酸化炭素を排出せず、部屋の空気を汚しません。
そのため、定期的な換気をする必要がなく、安心して使えます。
温風も出ないので、ホコリやハウスダスト、ペットの毛を巻き上げることがない点もメリットと言えるでしょう。
燃料補充の手間がない
オイルヒーターは電気式なので、灯油やガスなどの燃料を補充する必要がありません。
また、内部の難燃性オイルも何度でも繰り返し使えるので、経済的です。
メンテナンスは、本体についたホコリをたまに払う程度なので、とても楽です。
オイルヒーターがオススメなのはどんな人?
睡眠環境を良くしたい方には、寝室でのオイルヒーターの使用をオススメします。
風が直接当たらず、換気の必要がないので、快適な睡眠が得られます。
また、冬場に風邪をひきやすい方にもオススメです。
オイルヒーターは空気が乾燥しにくいので、加湿器がなくても湿度を保つことができます。
子供部屋や仕事部屋にも良いです。
運転音が40デシベル以下と静かで、勉強やPC作業に集中できます。
脱衣所にも1台置いておくと、ヒートショック対策になります。
まとめ
オイルヒーターで後悔しやすいポイントは、温かくなりにくいこと、そして電気代が高いことです。
デメリットは、温まるスピードの遅さや置き場所が限られる点です。
メリットは、乾燥しにくい、空気を汚さない、燃料補充の手間がない点です。
「寝室が寒くてよく眠れない」と悩んでいる方は、一度使ってみてはいかがでしょうか。
乾燥が苦手な方や、静かな部屋で過ごしたい方にもオススメです。
オイルヒーターは時間はかかりますが、じんわり優しくあなたの部屋を温めてくれますよ。