この記事は、オイルヒーターつけっぱなし一ヶ月をテーマに書いています。
寒い時期に、お部屋をじんわり暖かくしてくれる「オイルヒーター」。
風を起こさず、空気が乾燥しないないため、お部屋の空気が汚れにくいのが特徴です。
遠赤外線でお部屋をすみずみまでを暖めてくれます。
石油ストーブやファンヒーターよりもやけどや家事の心配が少ないため、小さな子どもがいるお家でも安心して使うことができます。
しかし、一方で「オイルヒーターの電気代は高すぎる!」という話を聞いたこと、ありませんか?
実際、オイルヒーターの電気代は高いのでしょうか?
そこで今回は、オイルヒーターを一ヶ月つけっぱなしにしたときの電気代を解説。
さらに、オイルヒーター以外の暖房器具の電気代と比較検証していきます。
電気代のかかりにくいエコなオイルヒーターやより電気代の安い暖房器具も紹介しています。
オイルヒーターつけっぱなしで一ヶ月の電気代はいくら?
それでは早速、オイルヒーターを一ヶ月つけっぱなしにしたときの電気代はいくらかかるのでしょうか?
結論から言うと、
24時間30日フル稼働したと仮定して、電気代は弱で13,400円、中で20,760円、強で33,500円。
金額だけを見ると、確かにかなり高く感じますね。
とはいえ、オイルヒーターの消費電力はそれぞれ異なり、建物やお部屋の環境、設定温度によっても大きく変わってきます。
ちなみに、上記の電気代は消費電力が弱600w、中900w、強1500wの製品で仮定しました。
電気料金は1kWhあたり31円とし、一時間当たりの電気代は弱18.6円、中27.9円、強46.5円です。
単純に一時間当たりの電気代×24時間×30日間、で上記の金額になります。
参考:公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会
ただ、オイルヒーターを24時間つけっぱなしにするのであれば、弱運転でも充分暖が取れますよ!
正直、24時間ずっと強運転での使用はあまり現実的ではありません。
どんなに使っても、この金額以下という目安としてお考え下さい!
オイルヒーターの電気代は高すぎる?
オイルヒーターの電気代は一ヶ月つけっぱなしにするとなかなか電気代がかかることがわかりました。
では、他の暖房器具と比較しても、やはり高すぎるのでしょうか?
先にお伝えしてしまうと、オイルヒーターだけが特別、電気代が高いわけではありません。
以下の比較表を見てみましょう。
最小w数 一時間当たりの電気代 | 最大w数 一時間当たりの電気代 | |
---|---|---|
オイルヒーター | 600w:18.6円 | 1500w:46.5円 |
エアコン(10畳用・暖房) | 100w:3.1円 | 2000w:61円 |
電気ファンヒーター | 550w:17.05円 | 1200w:37.2円 |
電気ストーブ(カーボンヒーター) | 450w:13.95円 | 900w:27.9円 |
電気カーペット(3畳用) | 320w:9.92 | 460w:14.26円 |
こたつ | 100w:3.1円 | 300w:9.3円 |
表に示したうち、上3つの「オイルヒーター」、「エアコン」、「電気ファンヒーター」は部屋全体を暖める機能に特化しています。
表の中でも消費電力・一時間当たりの電気代が高くなりがちです。
一方、下3つの「電気ストーブ」、「電気カーペット」、「こたつ」は局所的に温めるため、比較的消費電力は少なく、電気代も安くなっています。
オイルヒーターは遠赤外線を使って、じんわりとお部屋をすみずみまで暖めてくれます。
電気カーペットやこたつのようにみんな一か所に集らなくても、それぞれが好きな場所で暖を取ることができ、家族全員が集まっても窮屈になりません。
エアコンよりも空気が乾燥せず、快適なので、リビングの居心地がよくなるのもオイルヒーターの利点。
最近のオイルヒーターにはエコモードや自動温度調節機能など、電気代がかかりにくい製品も登場しています。
オイルヒーターの電気代は確かに安くはありませんが、それだけで「よくない!」と決めつけてしまうにはもったいないかもしれませんね。
電気代が安いオイルヒーターおすすめ3選
続いては、電気代の安いおすすめのオイルヒーターを3選でご紹介。
ハイスペックのものや一人暮らしでも購入できるコスパの良いモデルもありますよ!
デロンギ ベルカルド オイルヒーター「RHJ75V0915-GY」
最初に紹介するのはデロンギのベルカルド「RHJ75V0915-GY」。
オイルヒーターと言えば「デロンギ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
デロンギのオイルヒーター買って見た☀️☕️アッタケー。
— ゆーとgta5 櫻坂 (@gta5yuyu) December 8, 2021
エアコンは乾燥するからなるべく🙅♂️#ベルカルド pic.twitter.com/UIFdjTfHBT
ベルカルドはデロンギのオイルヒーターの最上位モデルで、高い機能と節電効果を搭載しています。
まず、設定温度に合わせて、出力を自動で制御してくれるのでムダな電気代がかかりません。
さらに、ECOモードを搭載していて、ボタン一つでお部屋の温度を感知し、最適な電力を自分で判断し、賢く運転してくれます。
デロンギのオイルヒーターは24時間タイマーを備えているモデルがいくつかありますが、多くはON・OFFの2モードだけです。
しかし、ベルカルドは上記2モードにスリープを加え、3モードからタイマーを設定することができます。
「ECO運転モード」と「24時間タイマー」を上手に組み合わせて使うことで、今までのヒーターと比較して、なんと電気代を約58%も節約!
価格は少々値が張りますが、節電効果が高く、長い目で見ればお得なので、ぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
デロンギ アミカルド オイルヒーター「RHJ35M1015-BK」
続いて紹介するのもデロンギから、アミカルド オイルヒーター「RHJ35M1015-BK」。
最大の特徴は、なんといっても使いやすさ。
デロンギのオイルヒーターは通常、「クリックノブ」と呼ばれる1つのダイヤルで操作します。
アミカルドシリーズでは、このノブ部分にディスプレイが表示されるディスプレイノブを2つ搭載。
友達に勧められて念願のデロンギのオイルヒーター買いました😆
— うえいど (@38Cosmic) November 27, 2021
朝起きたときの喉の調子がいいです
😆
もうエアコン+加湿器には戻れないです。
初めてだったのでアミカルドを買いましたが満足しています😉
じんわりくる暖かさが心地よいですよー。
もっと早く買えばよかったぁ。#デロンギ pic.twitter.com/1hlGoKl0oA
「温度設定ノブ」と「タイマー設定ノブ」を分けたことで、操作性がぐっと向上しました。
ベルカルドシリーズと同様に、ECOモードも搭載でおよそ20%の節電になり、省エネも◎。
使いやすくて、デロンギのベルカルドよりも安いオイルヒーターが欲しい方は、ぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
AND・DECO オイルヒーター
最後に紹介するのは、AND・DECOのオイルヒーター。
AND・DECOはインテリアクリエーターが手掛けるオシャレなデザイン家電を販売している会社。
オイルヒーターでありながら、5つのデザイン・カラーバリエーションから選ぶことができます。
機能も十分ハイスペック。
通常、価格の安い製品では、細かい温度調節ができないものが多いです。
しかし、AND・DECOのオイルヒーターは21段階の温度調整が可能。
エコモードも搭載していて、節電対策もばっちりです。
これだけのしっかりした機能を誇りながら、価格は12,000円台とコスパ最強!
楽天市場のオイルヒーター人気ランキングでも1位を獲得しています。
サイズも比較的コンパクトなので、一人暮らしにもオススメです。
インテリアを重視する人やオイルヒーターに高額な費用をかけるのに抵抗がある人は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
オイルヒーターよりも電気代が安い暖房器具は?
先程は、省エネに優れたオイルヒーター3選を紹介しました。
では、オイルヒーターよりも電気代の安い暖房器具には何があるのでしょうか?
電気代だけで考えるなら石油ファンヒーター!
電気代だけで考えるなら石油ファンヒーターが最も電気代がかかりません。
石油ファンヒーターは速暖性に優れ、お部屋を広い範囲で暖めてくれます。
消費電力が少なく、製品によりますが小火力で62w、大火力で129wほど。
一時間当たりの電気代は、小火力1.922円、大火力でおよそ4円です。
24時間稼働させたとしても小火力で46円、大火力で96円ほど、一ヶ月で1,380~2,880円ほどになります。
もちろん、石油ファンヒーターを24時間つけっぱなしという使い方はあまりしないとは思いますが…。
また、電気代があまりかからない石油ファンヒーターですが、灯油代がかかるので注意です!
足元を重点的に暖めたいならこたつが◎
足元を重点的に温めるなら、こたつもオススメです。
オイルヒーターやファンヒーターと異なり、部屋を暖めるのではなく、足や手などを重点的に暖めるこたつですが、消費電力は少なくとってもエコ。
こたつの消費電力は弱運転で100w、強運転で300wです。
一時間当たりの電気代に換算すると、弱が3.1円、強が9.3円になります。
24時間つけっぱなしにした場合、弱で74.4円、強でも223.2円。
一ヶ月で計算しても弱で2,232円、強で13,392円と電気代はとても安いです。
お部屋全体を暖めるわけではありませんが、オイルヒーターやエアコンなど他の暖房器具と合わせて使うことで、上手に節電できそうですね。
まとめ
オイルヒーターは確かに電気代がかかります。
しかし、空気を汚すことや火事ややけどなどのリスクが低く、使用者の年代を問わず、安心して使えます。
最近は節電を意識したエコな製品も多く販売されており、「オイルヒーター=電気代が高い」と言う事も減っています。
ただ、消費電力の少ない暖房器具は、石油ファンヒーターとこたつをピックアップ。
どちらも一時間あたりにかかる電気代は非常に安いですが、石油ファンヒーターには灯油代がかかることを考慮しましょう。
節電と暖かい部屋をキープすることを両立させるには、暖房器具の上手な使い方が大切です。
ぜひ、今回紹介したオイルヒーターや暖房器具を参考に電気代を賢く抑えて、寒い冬を乗り越えてくださいね。