この記事では、ルーターの熱対策について書いています。
インターネットの接続状況が悪いとき、Wi-Fiルーターを触ってみると「熱い!」とびっくりすることがありますよね。
実は、ルーターの温度が一定以上になると、熱暴走を起こし、インターネットの接続が不安定になってしまうことがあるんです!
さらにルーターが熱暴走を起こしたまま放置していると、最悪の場合ルーターが故障してしまう可能性も・・・。
ルーターが故障するとWi-Fiが使えないだけでなく、データ通信料が余計にかかってしまい、非常に困ります。
ルーターが故障する前に、熱を冷ます方法を知りたいですよね。
そこで今回は、Wi-Fiルーターが熱暴走を起こす原因と、その対策方法9選を徹底解説します。
Wi-Fiルーターが熱い!熱暴走する原因は?
まずはWi-Fiルーターが熱暴走を起こす原因について解説していきます。
皆様のルーターが熱くなる原因が分かれば、おのずと対策方法もはっきりします。
- 室温が高い
- データ通信の負荷が長時間かかっている
- 24時間電源が入りっぱなし
- ホコリが溜まっている
室温が高い
一般的に、ルーターの動作温度は0〜40度とされています。
ルーターを置いてある部屋が熱がこもりやすかったり、冷房をほとんど付けない部屋である場合は注意が必要ですね。
データ通信の負荷が長時間かかっている
ルーターはデータ通信により、元々ある程度の熱を持つ機器であることは確かです。
しかし、長時間、大量のデータ通信を続けると、ルーターに過剰な負荷がかかり、熱暴走を起こしやすくなります。
長時間のデータ通信でWi-Fiの接続が不安定になったときは、一度ルーターの電源を切るなどの対策が必要です。
24時間電源が入りっぱなし
ルーターによっては夜間省電力モードに設定できるものもあります。
しかし、そうではないルーターは、24時間稼働し続けている状態となるため、熱暴走を起こしやすくなります。
ホコリが溜まっている
ルーターの掃除をしたことはありますか?
実は、ルーターはホコリが溜まりやすい場所。
ルーターの掃除は、ハンディモップや掃除機の細いノズルで簡単にできます。
掃除をしたことがないという方は、すぐにルーターのホコリの溜まり具合をチェックしてみてくださいね。
Wi-Fiルーターの熱対策おすすめ9選
ここからは、Wi-Fiルーターの熱対策おすすめ9選を紹介していきます。
皆様のルーターの設置状況に合わせて、取り入れてみてくださいね。
- 風通しの良い場所に置く
- テレビなどの家電の近くに置かない
- ルーターの掃除をこまめにする
- ルーターの省電力設定を活用する
- ルーターを再起動する
- スノコを下に敷く
- ルーターに冷風を当てる
- 冷却ジェルマットでルーターの熱を冷ます
- ヒートシンクを貼る
風通しの良い場所に置く
ルーターは、元々ある程度の熱を発する機器なので、風通しの悪い場所に置いていると熱がこもりやすくなります。
Wi-Fiルーターは、できるだけ風通しの良い場所に置きましょう。
置き場所の具体的なポイントは、以下の3点です。
- 床から1~2メートル離れた場所に置く
- 棚の中ではなく、棚の外側に置く
- できるだけ部屋の中央に置く
風通しの良い場所に置いて、ルーターが丸見えになるのは嫌だという方は、収納ボックスに入れるのもおすすめです!
風通しの良い場所にルーターを置くと、熱暴走対策だけでなく、Wi-Fiの電波が届きやすくなるという効果もあります。
できる範囲でぜひ検討してみてくださいね。
テレビなどの家電の近くに置かない
Wi-Fiルーターに限らず、家電全般は使用するとき熱を発します。
熱を発するもの同士を近くに置くと、当然熱が上昇しやすくなるので、避けるべきですね。
家電製品もWi-Fi同様に、電波を発するものが多くあります。
家電の側にルーターを置くと、熱暴走の原因となるほか、電波が干渉しあい、通信不良を起こす場合もあるのです。
上記の理由から、ルーターはテレビなどの家電から離れた場所に置きましょう。
ルーターの掃除をこまめにする
ルーターの排気口にホコリが溜まると、ルーターの熱の放出を妨げ、熱暴走の原因となります。
掃除機やハンディモップを使って、ルーターの掃除をしましょう。
ルーターの掃除をすることで、熱暴走だけでなく火災のリスクも防げるので、面倒でもこまめにチェックするのがおすすめです。
ルーターの省電力設定を活用する
省電力モード設定のあるルーターの場合、夜間は省電力モードに設定するだけで熱暴走のリスクを下げられます。
省電力設定の無いルーターでも、夜間使わない時間は電源を切るだけで、ルーターの温度が下がります。
少し手間はかかりますが、お金をかけずにできる対策が良いという方にはおすすめですよ。
ルーターを再起動する
ルーターを定期的に再起動することで、内部の熱が放出され、熱暴走を防げます。
ルーターの再起動の際に注意すべきなのは、再起動するとサーバーとの通信記録が失われる点です。
必要な場合は、再起動前に通信記録を保存しておきましょう。
スノコを下に敷く
ルーターの通気性を良くするために、ルーターの下にスノコを敷くのもおすすめです。
小さな木製のスノコなら、100均にも売っているので手軽に対策できますね。
風通しをよくすることで、熱がこもるのを防いでくれます。
より冷却効果が欲しい方は、熱伝導率の高いアルミ製のスノコがおすすめ!
スペースに余裕がある方は、検討してみてくださいね。
ルーターに冷風を当てる
ルーターに冷風を当てることで、ルーターの熱を冷ます効果があります。
エアコンや扇風機の側にルーターを置くのが難しい場合は、ルーターの下に置ける小型の冷却ファンが販売されています。
小型冷却ファンは、ルーターのほかスマホやパソコンの冷却にも使えるのでおすすめです。
冷却ジェルマットでルーターの熱を冷ます
枕用やペット用の冷却ジェルマットをルーターの下に敷いて、熱を冷ますのもおすすめです。
冷却力の穏やかなジェルパットを用いて、ゆるやかにルーターの熱を冷ましましょう。
ヒートシンクを貼る
ヒートシンクをルーターに貼ることで、ルーターにこもった熱を逃がし、熱暴走を防ぐ効果があります。
ルーターであれば、ヒートシンクを2,3個貼れば熱暴走対策ができるので、お得ですよ。
ヒートシンクは電源を使わないので、電気を使わず対策したい方、冷却ファンの動作音が気になる方にもおすすめです。
Wi-Fiルーターの熱暴走に関するよくある質問
ここでは、ルーターの熱暴走に関するよくある質問をまとめています。
気になることがあった際の参考にしてくださいね。
- ルーターが熱くなるのは故障ですか?
- ルーターは、構造上使用するとある程度熱が発生するため、熱くなること自体は故障ではありません。ただし熱暴走を起こした状態で放置すると、故障する場合があります。
- ルーターの熱対策で、止めた方がいいものはありますか?
- ルーターを冷蔵庫に入れたり、保冷剤で冷やすのはおすすめしません。ルーター内部に水が溜まり、故障の恐れがあるので止めましょう。
まとめ
Wi-Fiルーターが熱くなっているとびっくりしますが、急速に冷やす必要はありません。
ルーターを再起動したり、冷却ファンなどで風を送るだけで熱暴走や故障を防げます。
個人的なおすすめは、お金をかけたくない人は夜間Wi-Fiの電源を切ること、低価格で対策したい人はヒートシンクを貼ることです。
また、Wi-Fiだけでなくスマホやパソコンも冷却できるものが良いという方は、冷却ファンがおすすめです。
Amazonなら、ヒートシンクも冷却ファンも600円程度から購入できるので、手軽に対策できますよ。
冷却グッズで対策するのはもちろん、時々ルーターの掃除をして、排気口にホコリが溜まらないようにするのも大切ですね。
上手にルーターの熱対策をして、暑い夏も快適にインターネットを使いましょう。