この記事では、ルーロとルンバどっちがいいについて書いています。
毎日のお掃除の手間を大きく減らしてくれるロボット掃除機。
日本国内のシェアは、ルンバやエコバックスなどの海外メーカーがほとんどを占めています。
そんな中、国内メーカーとしてパナソニックはもっともロボット掃除機に力を入れているメーカーのひとつ。
展開しているのは「ルーロ」というロボット掃除機で、海外メーカーを敬遠しがちなユーザーを中心に人気となっています。
では、ルーロとルンバはどっちを選べばよいのでしょうか?
今回は、ルーロとルンバの特徴を徹底比較し、どちらがおすすめかを解説していきますよ!
前半にはそれぞれの特徴と購入にあたっての注意点を、後半には実際のモデルを使って比較し、あなたにどちらがおすすめなのかを紹介していきます。
ルーロとルンバどっちがいい?
それでは早速、ルーロとルンバどっちがいいのか紹介していきます。
結論から言えば、
静音性の高さやコンパクトな製品など、日本人好みの一台が欲しいなら「ルーロ」。
自動ゴミ収集機能や水拭き掃除との連動、ペットを飼っているお宅なら「ルンバ」がおすすめです。
ルーロは「天下のパナソニック」が販売しているだけあり、日本の家屋に適したお掃除ロボットと言えます。
一方、ルンバは日本だけでなく世界シェアNo.1を誇るロボット掃除機メーカー、アイロボット社が手掛けており、性能やスペックにおいては抜け目がありません。
どちらもよい製品ですが、満足できるかどうかは「何に重点を置くか」によって異なります。
あなたがより重きを置く部分をしっかりとスペックに盛り込んでいる製品こそ、あなたがより満足できる一台です。
これから紹介するそれぞれの特徴を参考に、あなたにとって必要な機能を考えてみてくださいね。
ルーロの特徴
ルーロは、ルンバなど他のロボット掃除機とは異なり、三角形のボディが大きな特徴です。
ロボット掃除機「ルーロ」を納品しました。
— でんきのヤマゼン@街の電器屋さん (@yamazen_ttm) April 7, 2021
右が旧型、左が新型です。
今までも使っていて、お気に入りのルーロ。
2台目を購入して、旧型は2階で使用するとの事です。 #Matsumoto #松本市電気屋 #でんきのヤマゼン #街の電気屋さん pic.twitter.com/efNmAQEAyW
ルーロの特徴は、その他に以下の4点が挙げられます。
- 360°レーザーセンサー
- 運転モード切り替えが可能
- 音ひかえめ設定
- アクティブリフト
360°レーザーセンサー
ルーロは現行のほとんどの製品に、360°レーザーセンサーを搭載しています。
1秒間に約10回転、半径約8 m先まで360°全方位に検知するレーザーで、室内全体の間取りをすばやく、正確に認識することが可能に。
カメラセンサーよりもマップの正確性が高く、走行エリアを自分で判断することができ、スムーズで効率良くお掃除してくれます。
運転モード切り替えが可能
運転モードの切り替えができることも、ルーロの特徴。
6種類の運転モードでお好みの掃除をすることができます。
特に注目するべきは「在宅掃除モード」。
在宅中の人のジャマにならないよう、掃除中は人の有無をレーザーで検知し、足元から50cm以内に近づかないよう回避。
人がいて掃除できなかったエリアは、終了前にもう一度掃除をしに戻ってくれます。
休日や在宅ワーク中でも、ロボット掃除機に煩わされることなく快適に過ごせますね。
音ひかえめ設定
ルーロは、モーターやギアの回転音を小さくする「低騒音化設計」がなされています。
さらに、動作中の運転音をさらに抑えられるのが「音ひかえめ設定」。
稼働音を「47.8db」にまで抑えることが可能です。
40dbが図書館の中、50dbが会社などの事務所内の音の大きさ。
通常、ロボット掃除機の稼働音は60dbであれば静音性が高いといわれているため、音ひかえめ設定での稼働音の小ささがお分かりいただけるでしょう。
アクティブリフト
ロボット掃除機が苦手なのが「高い段差」。
ルンバやエコバックスのDEEBOTなど多くの製品で、乗り越えられる段差は2cmです。
対して、ルーロは2.5cmの段差を乗り越えることができる「アクティブリフト」を搭載。
日本独特の住宅様式である「敷居」もしっかりと乗り越えることができます。
パナソニックは国内屈指のメーカーで、ユーザーのニーズを盛り込んだ細かい機能やスペックなどに定評があります。
ロボット掃除機も同様に、海外メーカーの「掃除機なんだからしっかり吸えばそれでいい!」というモノではなく日本の生活様式に合わせた製品を生み出しています。
先ほど紹介した「音ひかえめ設定」や「アクティブリフト」、賃貸住宅でも使いやすいコンパクトサイズの販売などはその結果と言えるでしょう。
「日本人向けの細かい使いやすさ」という点において、ルーロを選ぶ価値は大きいでしょう。
ルーロを買う前に注意
ルーロには魅力的な機能が多く搭載されていますが、一点注意すべき点があります。
それは「すべてのモデルに共通して、ゴミの自動吸引機能がない」こと。
ルンバなど多くの主要メーカーのロボット掃除機では「掃除にまつわるすべてが自動化」されています。
その結果、掃除機本体に溜まったゴミを排出するのもロボット掃除機の仕事に。
しかし、ルーロには、上記のようなゴミの自動吸引機能がありません。
溜まったゴミは自分で捨てなければならないなど、定期的なお手入れが必須です。
ルンバの特徴
言わずと知れたロボット掃除機の王様、ルンバ。
作っているのはアメリカのアイロボット社というメーカーです。
ルンバの特徴は主に以下の4点。
- 圧倒的にキレイな床を実現
- ゴミ自動吸引機能でお手入れラクラク
- ブラーバとの連携で拭き掃除も
- 豊富なラインナップ
圧倒的にキレイな床を実現
ルンバの魅力は何といってもその「清掃能力の高さ」。
フローリングはもちろんカーペットでも、あらゆる素材の床の細かいゴミをしっかりと吸引してくれます。
というのも、ルンバは毛とゴム製の2種類のブラシを搭載しているから。
まず、エッジクリーニングブラシでゴミをかき出し、そのあとゴム製のデュアルアクションブラシでゴミを浮き上がらせ、パワフルに吸引。
微細なゴミやチリ、ペットの毛など取りにくいゴミもしっかり取り除きます。
ゴミ自動吸引機能でお手入れラクラク
ルンバには複数の機種でゴミの自動吸引機能を搭載しています。
「クリーンベース」という自動ゴミ収集機を組み合わせると、掃除が完了したら、自動で吸い上げたゴミをクリーンベースの紙パックに排出。
クリーンベースには最大1年分のごみを収集できるので、面倒なゴミ捨ての手間がなくなり、お手入れもラクラクです。
ルンバj7はやっぱりこのクリーンベースのデザインが良いよなーと思う😊
— いえひこ (@iehiko000) June 9, 2022
革タグがおしゃれ。そして、中の紙パックはなかなかパンパンにはならないので交換頻度は低め🤗
すっかり6/8 ルンバの日に投稿するの忘れてた😆#アイロボットファンプログラム #ルンバj7 #ルンバモニター #掃除 #お掃除ロボット pic.twitter.com/pgTjVA9F7J
ブラーバとの連携で拭き掃除も
吸引清掃だけでなく拭き掃除もお任せしたいならルンバと一緒に「ブラーバ」の使用がおすすめ。
Imprint® リンクテクノロジーにより、ルンバがお部屋の掃除を完了した後、ブラーバが自動で拭き掃除を開始してくれます。
ルンバ同様、ブラーバもすぐれた障害物検知機能やマッピング機能を搭載しているため、カーペットを濡らす心配もありません。
掃除機をかけるだけで充分部屋はキレイになりますが、水拭きされたフローリングの床は格別です。
外出中にルンバとブラーバを連携して稼働させれば、帰宅時には床がピカピカになっていますよ。
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豊富なラインナップ
豊富なラインナップがあることもルンバの魅力。
現行製品は5種類あり、さらにクリーンベース付きかどうかを選べるため、全部で9パターンから選ぶことができます。
価格も3万円台から19万円近いものまでさまざま。
機能や価格に合わせて自由に選べることができる点も、ルンバならではですね。
ルンバを買う前に注意
ルンバは製品の購入後に問題があった場合、1年以内であれば無償修理が可能です。
ただし、これはアイロボット認定販売店や公式オンラインストアからの購入商品に限られます。
認定販売店や公式オンライン以外での購入は、メーカー保証の対象外となるためサポートを受けることができません。
また、ルンバは購入後1~3年程度で故障・不具合が出るという声も聞きます。
購入後1年以上経つとメーカーでの保証は切れてしまうため、延長保証してくれるショップからの購入を検討すると良いでしょう。
ルーロとルンバの性能差
では、ルーロとルンバ、両者の実際の製品で比較していきましょう。
今回はハイスペックな機能を搭載するプレミアムモデルと、比較的お手頃なシンプルなモデルの2種類で比較していきます!
【プレミアムモデル】
ルーロ MC-RSF1000 | ルンバ s9+ | |
---|---|---|
参考価格 (税込) | 152,460円 | 186,780円 |
稼動面積 | 最大約130畳 | 5部屋以上におすすめ |
連続使用時間 | 約100分 | 120分 |
形状 | 三角形 | D字型 |
大きさ | 幅345mm×奥行330mm×高さ99mm | 幅31.2cm××高さ8.9cm |
特徴 | 運転モード切替あり 音ひかえめ運転 | 自動ゴミ収集機搭載 |
まず、ハイスペックモデルから。
ルーロは「MC-RSF1000」、ルンバは「s9+」をピックアップしました。
価格は3万円ほどルーロがお手頃。
稼働面積についてはパナソニックでは最大面積を提示しているのに対し、アイロボット社はオススメの部屋数を提示するにとどまっています。
連続使用時間は120分とルンバ(s9+)に軍配。
形状はルーロ特有の三角形に対して、ルンバは同社初のD字型に挑戦。
両者とも部屋の隅や壁際もキレイにお掃除してくれます。
大きさはs9+がコンパクトで◎。
その他の特徴として、ルーロは先ほど紹介した複数の運転モード切替、s9+はクリーンベースという自動ゴミ収集機を挙げました。
ロボット掃除機にすべてをお任せしたいなら「ルンバs9+」、「細かい機能を求めるのであればルーロ MC-RSF1000」を選ぶのが良いでしょう。
【スタンダードモデル】
ルーロ ミニ MC-RSC10 | ルンバ i2 | |
---|---|---|
参考価格 (税込) | 39,500円 | 39,800円 |
稼動面積 | 最大約20畳 | 3~4部屋におすすめ |
連続使用時間 | 約80分 | 75分 |
形状 | 三角形 | 丸型 |
大きさ | 幅134mm×奥行100mm×高さ99mm | 幅34.2cm××高さ9.2cm |
特徴 | コンパクトボディ 音ひかえめモード | 吸引力は600シリーズの10倍 自動ゴミ収集機セット可(69,800円) |
続いて、シンプルモデル。
ルーロはミニの「MC-RSC10」、ルンバは「i2」をピックアップ。
価格は両者ほぼ変わらず、4万円程度。
連続使用時間は80分とわずかですが、MC-RSC10が勝利。
形状はMC-RSC10は三角形、i2はおなじみの丸型です。
大きさはMC-RSC10はミニを謳うだけあって、非常にコンパクト。
幅はi2の半分以下です。
特徴として、ルーロは椅子の下や狭いところをスイスイ走れるコンパクトボディを、i2は強い吸引力と別売りで自動ゴミ収集機をセットできる点を挙げました。
ルーロミニはコンパクトなサイズで小回りが利くので、ソファやいすの下、狭いすき間もお掃除できます。
対して、i2はお手頃価格ながら強い吸引力とルンバの特徴ともいえる2種類のブラシでしっかりお掃除してくれる一台。
アイロボットの公式オンラインストアならクリーンベースとのセット品も販売しています。
狭いところまでお掃除して欲しいなら「ルーロミニMC-RSC10」、吸引力はできるだけ下げず価格は下げたい人は「ルンバi2」が良いでしょう。
ルーロをおすすめしたい方
両社を比べてルーロをオススメしたい方は以下のような方です。
- スタンダードモデルでもしっかり隅までキレイにしたい
- 在宅ワークなど在宅時間が長い
- 静音性の高いロボット掃除機が欲しい
- 細かく運転切り替えしたい
- コンパクトサイズがいい
ルーロはその特徴的な形状からすべてのモデルで共通して、しっかり隅までキレイにすることができます。
お部屋の隅や壁際に溜まるホコリが気になる方は、ルーロを選べば満足できるでしょう。
在宅ワーク中をしている人など、お家にいる時間が長い人におすすめなのもルーロ。
静音性の高い音ひかえめモードや在宅掃除モードなど、人間側がロボット掃除機に気を使うのではなく、ルーロが自分で判断して回避をしてくれます。
ルーロは複数の運転切り替えがあり、徹底的にお掃除したいときやサッとお掃除してほしいときなどシーンに合わせて運転を選ぶことができます。
歩く人についていってお掃除する「otomo機能」など、バラエティに富んだ運転モードがあるのはルーロの魅力ですね。
これに対して、ルンバはボタン一つでお掃除してくれますが、逆を言えば掃除内容の細かい設定や変更はできません。
ルーロには、パナソニックならではの細かいユーザーへのニーズや機能がしっかりと盛り込まれています。
ワンルームや賃貸住宅に住んでいる人など、コンパクトサイズのロボット掃除機を求めている場合もミニサイズがあるルーロ一択です。
標準的なロボット掃除機の半分以下のコンパクトサイズで、しっかりお掃除してくれます。
日本の代表メーカーともいえるパナソニックが、日本の住宅環境を考えて生み出したロボット掃除機がルーロです。
ルンバをおすすめしたい方
続いてはルンバがおすすめの方を紹介します!
- しっかりと吸引清掃して欲しい
- ペットを飼っている
- ボタン一つでシンプルに使いたい
- 水拭き掃除と連動をさせたい
- 自動ゴミ収集機能が欲しい
ルンバの魅力は、2種類のブラシ+強い吸引力でしっかりとした吸引清掃です。
髪やペットの毛、細かいチリやゴミもキレイにお掃除してくれます。
ペットを飼っているお宅には、ペットオーナーあんしん保障がついているルンバj7、j7+が特におすすめ。
j7、j7+は障害物を認識して回避してくれる機能があり、ペットの排せつ物も避けてくれます。
ペットオーナーあんしん保証は、ルンバが排せつ物の回避に失敗してしまった場合に、無料でサポートしてくれるというものです。
操作や機能はシンプルな方がよい人も、ルンバが良いでしょう。
ルーロで細かい設定が選べる一方、ルンバならボタン一つでOK。
「細かい設定なんて必要ない!掃除してくれればそれでいい!」と思う方には、非常に単純明快ですね。
水拭き掃除のブラーバと連動させて、さらに床をキレイに仕上げたい人もルンバの方が良いでしょう。
アプリから設定するだけで、ルンバでお掃除後、自動でブラーバが拭き掃除をしてくれるので、床掃除のレベルがグッと上がります。
ゴミを自動で収集してほしい人もルンバがイチオシです。
クリーンベースではゴミを自動で収集してくれて、1年ものあいだ、ゴミ捨ての手間から解放されます。
ゴミの収集は手間なだけでなく、衛生面でも気になるため、自動でお任せできちゃうのは魅力的ですよね。
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まとめ
今回は、ルーロとルンバ、どっちがいい?ということで比較してみました。
日本人・日本の住宅に向けた細かい機能が欲しいのであればルーロ。
ペットを飼っているお宅など強い吸引力、ゴミの自動収集機能が欲しいのであればルンバがおすすめ、というのが今回の結論です。
掃除機に求める機能や能力は、住んでいるお家や生活環境により様々です。
今回の比較で見えた機能の違いに着目して、ぜひあなたにあった一台を選んでくださいね!