この記事では、最強に暖かい布団おすすめ7選について書いています。
心地よい睡眠のためには、掛け布団に何を選ぶかが重要ですよね。
私は寒がりなので、暑い夏の間も室内にいるときは、カーディガンを持ち歩く人です…。
寝るときも同じため、寒い時期が近づいてくると、布団と毛布を組み合わせて寝ています。
暖かい掛け布団は、中に入っている素材がポイント♪
「保温性」と「空気を含んでふくらむ具合」から「羽毛布団」が暖かくて最適です!
そこで今回は、最強に暖かい布団をテーマに選び方やおすすめ・注意点までを紹介していきます。
最強に暖かい布団を選ぶ方法
まずは、ものすごく暖かい布団を選ぶ時のポイントを紹介します。
寒い時期の布団選びに迷ったときは「羽毛布団」がおすすめです!
しかし、価格や品質の差が大きいため、購入するときは注意が必要になります…。
羽毛布団以外にも掛け心地や機能面に優れたものが増えてきているので、あなたに合った布団を選んでみてください。
掛け布団を選ぶときのポイントは5つあります!
- 中綿の素材
- 布団の厚み
- サイズ
- 衛生加工
- お手入れのしやすさ
では、それぞれのポイントを見ていきましょう。
中綿の素材
掛け布団の中には「中綿」と呼ばれる保温性の高い素材が使われています。
この中綿にどんな素材が使われるかにより、使い心地や機能が大きく変わってしまうのです。
中綿によく使われる素材4つをまとめたので、参考にしてみてください。
素材 | メリット | デメリット |
---|---|---|
羽毛 (ダウン) | ・高い保温性があり、蒸れにくい ・体になじむフィット感も魅力 | ・価格が高い ・品質に差がある |
羊毛 (ウール) | ・蒸れにくく、保温性がある | ・重みがあり、お手入れしにくい |
木綿 (コットン) | ・吸湿/保温性に優れている ・布団の再生加工が可能 | ・放湿性に欠ける ・定期的な天日干しが必須 |
ポリエステル (人工羽毛など) | ・丸洗いできるものが多く、耐久性も高い ・価格が安い | ・温度/湿度の調整がしにくい ・蒸れやすい |
「羽毛(ダウン)」は、アヒル(ダック)やガチョウ(グース)など、水鳥の胸元に生えている羽のことです。
水鳥のランクにより価格が変わってくるので、初めて購入する場合はダックダウンをおすすめします。
寒い時期でも1枚の布団で寝たい人
より肌触りにこだわるなら「側生地が綿素材のもの」を選ぶとよいですね♪
「羊毛(ウール)」は、羽毛以上に蒸れにくく、価格も抑えめなのがポイント。
ポリエステルと羊毛を合わせた「羊毛混」の商品も多くありますが、蒸れにくさを重視する場合は「羊毛(ウール)の含む量が高いもの」を選びましょう。
寝汗が気になる人
羊毛(ウール)の長所である蒸れにくさを活かすために「側生地は綿素材のもの」がおすすめです!
日本に羽毛布団が普及する1970年以前に主流だった素材は「木綿(コットン)」。
「打ち直し」と呼ばれる「布団の再生加工」ができるので、地球環境にやさしい布団です。
繰り返し長く使える布団が欲しい人
こまめなメンテナンスが必要ですが、木綿(コットン)が寝汗をしっかりと吸収し、布団表面のべたつきやジメジメ感を抑えてくれますよ。
最後の「ポリエステル」は、お手入れが簡単で天然素材に比べるとお財布にやさしい素材。
中でも「人工羽毛」や「シンサレート」を使った布団は、予算を抑えつつ保温性が高いので、チェックしてみてください。
人工羽毛 | シンサレート |
---|---|
・天然羽毛の特殊な形状や特性を再現した素材 ・身近な軽い素材を使っている ・各メーカーにより様々な商品がある ・高品質ダウンに匹敵する暖かさを持つ | ・アメリカの3M社が開発した高機能素材 ・微細な繊維構造により優れた断熱性を実現 ・暖かくて厚くないを可能にした技術 ・スタンダード/ウルトラ/ハイロフト/エックスソフトの4タイプがある |
サイズによって洗濯機で丸洗いできるものが多く、においが少なくてコンパクトに収納しやすいのも特徴ですよ。
小さな子どもやペットがいて、こまめにお手入れをしたい人
何がよいか迷ったときや悩んで決められないときは、あなたの生活スタイルや希望に合ったものを選んでみてくださいね。
布団の厚み
掛け布団には「肌掛け布団」「合い掛け布団」「本掛け布団」「2枚合わせ掛け布団」の4タイプがあり、それぞれ厚みが異なります。
使う場所や季節によって使い分けるとよいですよ。
厚みなど | 最適な季節や環境など | |
---|---|---|
肌掛け布団 | ・中綿の量が少なく、4つの中で最も薄い ・「ダウンケット」や「ウールケット」とも呼ばれる | ・冷房をつけながら使用する夏場 ・気温が定まらない季節の変わり目 |
合い掛け布団 | ・厚みは、肌掛け布団と本掛け布団の中間 | ・気密性の高い住宅では、冬でも十分使える ・寒がり/冷え性の人には、夏場の冷房使用時にもおすすめ |
本掛け布団 | ・4つの中で最も厚みがある | ・冬場に1枚で使いたい人 |
2枚合わせ掛け 布団 | ・合い掛けと肌掛けの2枚を組み合わせたタイプ ・「デュエットタイプ」「ツインタイプ」とも呼ばれる | ・1年を通して使える ・夏…肌掛け ・春秋…合い掛け ・冬…2枚重ね |
近年では、気密性の高いマンションが多いこともあり、2枚合わせ掛け布団を使い分ける人が増えてきています。
本掛け布団より2枚合わせ掛け布団の制作に力を入れている寝具メーカーも増えているので、気になるときはチェックしてみてください。
サイズ
掛け布団のサイズは、マットレスや敷布団と同じサイズを選ぶのが基本です。
しかし、寝返りでスペースに余裕が欲しかったり、体格が大きくピッタリサイズだと隙間が空いて冷気が入ってきたりする場合もありますね。
1つの掛け布団を2人で使用していたら、相手の寝返りなどで布団を取られてしまうことも多いです。
私も周りに寝ている子どもたちの寝相が悪いため、寒くて目を覚ますのが日常茶飯事だったりします…。
使う人や環境によって、ワンサイズ大きいものを選んだり、1人1枚ずつ掛け布団を用意したりして、ストレスなく眠れるようにしましょう。
衛生加工
毎日体に触れる掛け布団なので、衛生加工にも注目し、あなたに必要な加工が施されているものを選ぶとよいですね。
主な衛生加工の特徴を確認しましょう。
抗菌防臭加工 | 防ダニ加工 |
---|---|
・主に嫌なにおいの発生を防ぐもの ・においの元となる菌が増殖しないよう抑える | ・主に2つの効果があり、どちらも薬剤を使用する ・「忌避効果」…ダニが布団に近づくことを回避する ・「増殖抑制効果」…ダニが布団で繁殖して増えるのを抑える |
薬剤による防ダニ加工は、布団を洗うたびに効果が弱まってしまいます。
敏感肌で薬剤に抵抗があるときは、高密度で織られた生地を使って、ダニの侵入を防ぐ加工もありますよ!
薬剤を使わないため安全性が高いです♪
この他に、繊維へ付着してしまった菌の増殖を防ぐ「制菌加工」という、より強い抗菌性を持つ加工もあります。
掛け布団選びのポイントとして、効果の違いを知っておくといいですね。
お手入れのしやすさ
小さな子どもやペットと一緒に生活しているから、布団はこまめに洗濯したいという人も多くいます。
掛け布団でお手入れが簡単なのは、ポリエステルを使った布団です!
自宅で掛け布団を洗う場合、布団についている洗濯表示ラベルと注意書き・洗濯機の容量を確認しましょう。
羽毛布団の中にも自宅で洗えるタイプがありますが、乾かすのに時間がかかってしまいます…。
特別な事情がない限り、専門のクリーニング業者へ依頼するのがよいですね。
最強に暖かい布団おすすめ7選
ここからは、最強に暖かい布団おすすめ7選を紹介していきます。
- 【nishikawa】SEVENDAYS 掛け布団
- 【Homelike Moment】リバーシブル掛け布団
- 【DOWNCOOL】軽量掛け布団
- 【Cosybay】羽毛代替掛け布団
- 【Amazonベーシック】羽毛代替素材ベッド掛け布団
- 【Sねむりのサンショップ】曲線キルティング縫製 掛け布団
- 【システムK】シンサレート掛け布団
7つとも中綿の素材は、ポリエステルを使っています。
では、それぞれの掛け布団を見ていきましょう。
「5段階評価」と「口コミ数」は【2024年11月1日】時点の情報です
【nishikawa】SEVENDAYS 掛け布団
nishikawaと東レが共同開発した、軽くて暖かいもっちりとした触感の掛け布団。
ダニ防止や抗菌加工が施され、羽毛布団に比べて埃が出にくく、丸洗いも可能になっています。
特殊な中空繊維を採用したポリエステル綿を使い、繊維の中に暖かい空気をたっぷり含むから、羽毛布団のような暖かさを感じられますよ。
羽毛布団にはない、独特のもちもちした触感も魅力の1つです♪
動物の毛を使っていないので、独特のにおいがないのも嬉しいですね。
片寄りにくい綿を使っているから、洗濯しても中綿が固まることもなく、快適に使えますよ!
- 5段階評価:4.4
- 口コミ数:6,000件以上
【Homelike Moment】リバーシブル掛け布団
ベッドシーツや気分に応じて裏返すことで、布団の色を変えられる掛け布団です。
マイクロファイバーを中綿に使い、肌にやさしく快適ですよ!
洗濯ネットを使うと、洗濯機と乾燥機の両方でお手入れが可能♪
軽量でやわらかく通気性があるから、1年を通して使えるのも嬉しいポイントですね。
- 5段階評価:4.7
- 口コミ数:5,000件以上
【DOWNCOOL】軽量掛け布団
ふわふわしたマイクロファイバーポリエステル生地を使った、1年を通して使える掛け布団。
ボックスステッチ構造のため、中身がズレたり固まったりするのを防ぎ、滑らかな外観とやわらかい感触を長時間感じられますよ。
洗濯機で洗えるのでお手入れも簡単にでき、縮んだり色褪せたりしないのも嬉しいポイント。
軽量で通気性がよく、破れにくい布団です。
- 5段階評価:4.6
- 口コミ数:5,000件以上
【Cosybay】羽毛代替掛け布団
軽量で暖かく通気性のある掛け布団で、やわらかいマイクロファイバーを使っています。
ソフトで軽量のデザインだから、1年中使うことができますよ。
ボックスステッチのデザインがやわらかいマイクロファイバーを所定の位置に留めるので、暖かく快適に寝れます!
洗濯機で洗えるから、お手入れもしっかりできるのが嬉しいですね♪
- 5段階評価:4.6
- 口コミ数:4,000件以上
【Amazonベーシック】羽毛代替素材ベッド掛け布団
適度な重さがあり、肌寒い時期でもほどよい暖かさを保ってくれる、羽毛代替素材を使用した掛け布団。
実際のダウンフェザーと同じような心地よさを得られ、お手入れがしやすい特徴があります。
ボックスステッチが施されており、全体の厚みを均一に保つ、すっきりとした仕上がりになっていますよ!
ポリエステル100%のマイクロファイバーを使用しているから、耐久性があって痛みやシワになりにくい♪
やわらかな手触りと保温性に優れた掛け布団です。
- 5段階評価:4.7
- 口コミ数:2,000件以上
【Sねむりのサンショップ】曲線キルティング縫製 掛け布団
良質な中空構造綿を使って、羽毛布団にも負けない暖かさを実感できる掛け布団です。
「曲線キルティング縫製」のおかげで、寝返りをしても暖かい空気が逃げにくく、朝まで暖かさが続きます!
軽くて保温性に優れたマイクロファイバーと、やわらかく滑らかな肌触りのピーチスキン加工を施しているから、敏感肌の人にも安心。
洗濯機で丸洗いしてもへたりにくく、中身の綿が片寄りにくくなっています。
銀イオン抗菌素材を使い、いつまでも生地を清潔に保ってくれるので、小さな子どもにも安心して使えますね。
- 5段階評価:4.3
- 口コミ数:2,000件以上
【システムK】シンサレート掛け布団
滑らかな起毛のマイクロファイバーと抜群の保温性を持つシンサレートの2つを使った、最強に暖かいプレミアム掛け布団!
中綿のシンサレートを側生地のマイクロファイバーが両面から包むので、暖かい空気を逃がさず、高い断熱性と保温性を備えています。
抗菌・防臭加工で嫌なにおいを防ぐのに加え、触るとバチッとする静電気を抑える静電気防止加工も施されていますよ。
シンサレートを使っているから、埃が出にくく体にやさしいのもポイント♪
軽くて暖かいうえに洗濯もできるので、いつでも清潔に保てますね!
- 5段階評価:4.3
- 口コミ数:2,000件以上
- Amazonおすすめ商品
暖かい布団を買うときに注意することは?
暖かい布団を選んでいると、つい表面的な「素材」や「生地」「縫製」に目がいってしまいます。
布団の情報を調べていくうえで、ついスペックを重視するようになり「暖かい布団とは高級な布団のこと」になってしまうのです。
しかし、最も重要なのはあなた自身が「気持ちよく眠れるか」ですよね…。
もちろんスペックが大事なのも重要ポイントですが、注意点として挙げるなら次の4つに気をつけてみてください。
- 高品質だから気持ちよく眠れるというわけではない
- 快適な暖かさは人それぞれ違う
- 暖かさの次は生地の通気性に注目
- 安価な低級品は快適さ以前の問題
それでは、1つずつ解説していきます。
高品質だから気持ちよく眠れるというわけではない
高品質の素材や生地を使うことは大切だと思います。
でも、それだけで気持ちよく眠れるかといえば違いますよね…。
なぜなら、私たちの体質や住環境は人それぞれで違うからです。
どんなに品質がよく暖かい布団であっても、あなたに合ったものでなければ快適に眠ることはできない…。
こちらを忘れずに、あなたに合った布団を探してみてください。
快適な暖かさは人それぞれ違う
掛け布団の暖かさは、布団の厚みによって決まります。
薄すぎて暖かさが物足りないと感じたり、分厚すぎて暖かすぎたりしても、快適に眠ることはできません…。
具体的にどうすれば快適に眠れるのでしょうか…?
大切なのは布団内の温度と湿度です!
寝ているときに私たちの体を包み込んでいる、掛け布団と敷布団が作る空間のことを「寝床内環境」といいます。
- 布団内の温度…約33℃前後
- 布団内の湿度…約50%前後
この温度と湿度を目安に、あなたの体質に合った寝床内環境を作ってみましょう。
例えば、同じデザインの服や靴が並んでいても、様々なサイズが用意されていますね。
掛け布団も同じで、あなたの体質と住環境に合わせて、ちょうどよい厚み(暖かさ)を選ぶことが大切ですよ!
また、厚みが変わると縫製部分のキルトが変わり、薄くなるほどキルトのマスを増やす必要があります。
- 中綿に使う素材の片寄りを防ぎ、1マスあたりの容積と素材量のバランスをとるため
- 空気が逃げやすい縫い目を増やすと、保温力と蒸れ間をコントロールできるから
快適な布団に仕立てるためには、厚みだけでなくキルトによっても違うのだと、改めて分かりますね。
寝具店によっては、保温力(布団の厚み)で細かく選ぶこともできるので、あなたに合ったものを試してみてください。
暖かさの次は生地の通気性に注目
中綿を包む生地も快適さを左右する大事なものです。
「側生地」と呼ばれ、この生地がビニールのような通気性に乏しいものだと、いくら適切な厚みでも不快な蒸れ感に襲われます…。
具体例を出すと、ポリエステルの生地が当てはまりますよ。
ポリエステルは通気性が乏しくビニールに近い生地なので、特に暑がりの男性や子どもには相性がよくないのです…。
蒸れ感を解消するには、できる限り「綿100%かつ通気性の高い生地」の布団を選びましょう。
安価な低級品は快適さ以前の問題
最後に、中綿に使われる素材についてです。
布団の厚みとキルトが合っていて、通気性の高い側生地を使っていれば、中綿の質が多少低くても大丈夫と思われた人へ…。
質が悪い素材を使った掛け布団は、快適さ以前に衛生面や耐久性の問題があるので、ご注意ください。
羽毛布団で例を挙げると、下記のような問題があります。
- 洗浄が不十分で不純残留物が羽毛に付着している
- ネックフェザーが多いと、生地から羽根のクズや羽根が吹き出しやすくなる
- 通気性の高い上質な生地と合わない
また安価な羽毛は、ベビーダックやベビーグースといわれる「生後間もない水鳥」から採取されたものです。
赤ちゃんの羽毛なので、衝撃に弱く耐久性も著しく低いという問題があります。
羽毛布団を例に解説しましたが、他の素材でも似たようなことがいえるのは確かです。
最高級の素材である必要は必ずしもありませんが、最低限の品質が守られた素材であることが、暖かく快適な布団の条件ですよ!
まとめ
最強に暖かい布団をご紹介しましたが、私が「ものすごく暖かい」と感じる布団であっても、あなたには「暖かすぎて眠れない」と感じてしまう可能性もあります。
季節はもちろん、人それぞれ体質や住環境が違うため快適に感じる暖かさが異なることを、頭に入れておきましょう。
一番大切なのは「あなたに合った暖かさの布団」を選び「快適な睡眠を得ること」ですよ!