この記事では、派遣の顔合わせについて書いています。
どうも、2年間ほど派遣社員として働いていたゆうともです!
派遣社員になるためには、人材派遣会社に登録した後に顔合わせという謎のステップがあります!
私が派遣社員になる時も、営業マンと派遣先の企業と私で顔合わせが行われました…
いきなり、営業マンからこんな事を言われました。
11:00に東京駅集合でお願いします。
営業マン
ゆうとも
顔合わせって何や…面接か?
当時の私は、何も知らなくて意味不明でした。笑
いざ行ってみると、自己紹介が必要で企業から質問も…。
また、派遣の職場見学のお礼メールはどうすれば良いのかも悩みますよね。
今回は「顔合わせとは何か」「顔合わせと面接の違い」「自己紹介の例文」「企業からの質問集」などをご紹介します!
こんなヒト向けの記事:
・近々、顔合わせがある
・顔合わせの自己紹介で何を言えばいいか分からない
派遣社員の顔合わせとは
まずは、派遣社員の顔合わせについてご紹介します。
私たち派遣社員目線で言うと、派遣先を選ぶときに必要な情報を確認できる重要な機会です!
どんな会社なのか。
雰囲気はどうか。
派遣先の上司はどんな人間か
アナタが働く事になるかもしれない会社の事をしっかりと見極めましょう。
一方、派遣先としては、社内の雰囲気や働く部署の雰囲気を見てもらい、働きだしてからすぐに辞めるという事を防ぐ目的があります。
派遣先の見るべきポイントも紹介していますので、顔合わせ前に抑えておきましょう。
顔合わせと面接の違い
ここまで聞くと、面接なのでは?と思う方もいるかも知れません。
しかし、顔合わせで派遣社員の選考をするのは法律違反になります。
労働者派遣法(参考:厚生労働省)で決まっているので顔合わせで派遣社員の選考するのはNGです。
顔合わせ=面接というわけではありません。
面接というよりも面談・職場見学というニュアンスの方がしっくりきますね。
面接は、正社員として働くことを希望する人に対して、自社に必要なのかを判断する場なので、面接の内容によって結果が変わります。
顔合わせは、派遣会社のスタッフと派遣先の担当者に会って業務に関する打ち合わせをする場という訳です!
派遣社員の面接は禁止されている?
派遣社員の場合の面接は禁止されているといわれていますが、少しニュアンスが違います。
厳密に言うと、「派遣労働者を特定することを目的とする行為」を労働者派遣法で禁止しています。
例えば、数人いる応募者の中から若い女性だけに絞って選定したり、この○○さんという派遣スタッフでなければ受け入れない!というのは違法です。
派遣先の会社が直接派遣社員に履歴書等を提出するよう要請する場合や、筆記試験や適性検査を行うことも禁止されています!
正直、顔合わせでも派遣労働者を特定できますが、目的はあくまで派遣先の会社での業務打ち合わせです。
登録した派遣会社から派遣先の企業にスキルシートを送るというのも、派遣先から提出するような要請がなければOKという訳です。
何ともグレーゾーンな部分なんですけどね…。
紹介予定派遣の場合、事前面接や履歴書の提出などが違法に当たりません。
正社員雇用を目的としているので派遣社員の特定行為が認められています!
派遣される前に面接がありますし、履歴書などを書かないといけない場合もあります。
【派遣の顔合わせ】自己紹介のポイント
派遣の顔合わせでは、どんな自己紹介をすればよいか難しいですよね。
面接ではないと言われても、何かアピールしないと…と委縮してしまう気持ちもわかります。
スキルや経験ばかりではなく、人間性をチェックされる場としても重要です。
自己紹介で大事なポイントは3つです。
- アナタのスキルや強みを伝える
- 具体的に内容を話す
- 派遣会社の担当者と事前に打ち合わせが大切
アナタのスキルや強みを伝える
派遣先は、アナタの職歴(経歴)やスキルが知りたいです。
アナタがどんな仕事を出来るかが重要!
派遣社員に求めている事は、ある程度即戦力となる人材です。
一から戦力として育てるつもりなら正社員を雇います。
アナタのスキルや資格をアピールしましょう。
「いま○○を勉強しています」ではなく、
「○○と○○は得意です!」と伝えましょう!
具体的に内容を話す
アナタの実績を話すときは、具体的な内容を話しましょう。
相手がイメージしやすい様に、具体的な数字を入れて説明しましょう。
数字や具体的な単語を盛り込むことによって、一気にイメージしやすくなります。
抽象的な内容では、相手が理解できずアピールとして弱いです…
派遣会社の担当者と事前に打ち合わせが大切
派遣会社の担当者は、派遣先の企業と何度もやりとりしています。
派遣先がどのような人材が欲しいかも知っているはず。
顔合わせ前の情報収集こそが、1番大切なんです!
何も情報がない状態で顔合わせに臨むと、結果は厳しいです。
担当者と事前にアナタのどこを売り込むべきか話しておきましょう。
自己紹介の例文
一般的な例文をひとつご紹介します。
アナタ流にアレンジして素敵な自己紹介にしてください!
2年間経理事務、6ヶ月コールセンターでのカスタマーサポートの仕事を経験致しました。
経理事務では主に会計ソフトの○○を使用していました。
また、Excel・Word・powerpointを使い、資料作成の補助業務を行っていたので、PC関連のスキルも問題ありません。
コールセンターでは○○社のお客様相談窓口を担当していました。
お客様のニーズは何か、どうすれば解決するかを丁寧に対応するよう心掛けていました。
重要なのは、使えるツール(Word・Excelなど)・資格を具体的に伝える事です!
【派遣の顔合わせ】当日の流れ
次は、顔合わせ当日の流れをご紹介します。
※企業によって細かい流れは少し違う場合もあります。
今回ご紹介するのは一般的な顔合わせの流れなので、詳しく知りたい方は事前に営業マンに聞いてみましょう!
- 派遣先業務の説明
- 自己紹介
- 職場見学
- 質疑応答
簡単に言うと、上記の様な流れです!
派遣先から派遣社員に対する質問や個人情報(スキルを含む)を確認する事は違法なので原則ありません。
中にはルールを無視してくれる企業もありますが、違法です…
派遣先業務の説明
まずは、派遣先からの業務の説明があります。
実際に行う業務の内容もそうですが、文面ではわからない部分も説明してくれます!
会社の雰囲気
使用するソフト
始業時間
勤務時間
残業の有無
休日出勤の有無
などを具体的に確認する事も可能です。
基本的には、派遣先の企業から伝えられますが、聞きたい部分がある場合は必ずこちらから質問しましょう!
正社員とは違い、派遣社員は時間を売っています。
特に「残業の有無」「休日出勤の有無」はしっかりと確認すべきです。
稼ぎたい方は残業が多い企業を選ぶと収入は上がります。
私も22歳の時に派遣で働きましたが、手取りで月収34万円ほどありました♪
定時に帰りたい方は派遣先にしっかりと伝えておきましょう!
最初に伝えておく事で、働きだしてからの認識の齟齬を無くすことが出来ます。
自己紹介
簡単な自己紹介は、あなたの持っているスキルや得意なことを伝える場!
本記事でも紹介した通り、アナタのアピールポイントを具体的に話しましょう。
使えるツール(Word・Excelなど)・資格は必ず伝えてください!
職場見学
多くの企業は、実際に働く職場を見る事が出来ます。
職場内の見学は、派遣先で働くイメージをつかむためにしっかりと見ておきましょう!
働く上でアナタに合った雰囲気かどうかは非常に重要です。
会社内でおこなわれる行事や活動についても聞くチャンスなので、積極的に質問をしてみましょう。
職場見学のポイントしては「社員が挨拶を返してくれるかどうか」を見極めましょう!
職場見学の段階で話しかけるのは難しいですが、挨拶であれば時間が無くても出来ます。
しっかり挨拶をして、そこで働く人たちがきちんと挨拶を返してくれるかどうかを確認してください。
働いている雰囲気は良く見えても、挨拶をして変な顔をされると、その会社の人間関係はあまりよくないと言えます!
質疑応答
質疑応答は、スキルや担当する業務の知識についてでも良いですし、社風などの会社についてでも問題ありません。
説明を受けて疑問に思ったことを確認できる時間です。
気になることがあれば必ず質問してください!
特に、業務内容・勤務時間や残業に関してはしっかりと確認してください。
営業マンを通して質問も出来ますが、派遣先としても対面で質問された方が印象に残ります。
派遣の顔合わせお礼メールは?
派遣の顔合わせや職場見学でお礼メールをした方がいいの?と迷う方はとても多いです。
結論から言うと、お礼メールは送らなくてもOKです。
私は1度も送った事がありませんし、友人の中でも送っている人の方が少ないです。
お礼メールを送るという行為は素晴らしいですが、それが原因で合否の判断はしません。
「送らなかったから落ちた…」という事はないですし、「送ったから受かった」という事もないです!!
ただ、マナーとしてお礼メールを送っている方がいるのも事実。
どうしてもお礼メールを送りたいという方は、送ってみてはいかがでしょうか。
【派遣の顔合わせ】所要時間
顔合わせの所要時間は、企業によってマチマチです…
多く企業は1時間程度と見積もっておくと良いですね!
私の場合は、30分程度で終わる事が多かったですが、友人の場合は1時間半や2時間程度の時間をかけて行う企業もあったそうです。
ちなみに、私の最短は15分です!さらっと業務説明をされて、遠目から働く部署を見せてもらって終了です…笑
【派遣の顔合わせ】まとめ
顔合わせとは言いつつも、面接と変わらない!とツッコミを入れたくなる内容でしたが、日本はこのような現状です。
今後数年は変わる事はないでしょうね…
ただ、派遣というのはメリットが多い雇用形態でもあるので国としてもテコ入れをしにくいという状況でもあります。
働く側としても、正社員とは違うメリットがたくさんあるので是非活用すべきです!
私も2年間ほど派遣をしていましたが、私の様な学歴では入れない大手企業で経験を積む事が出来たのですごく良かったです!
派遣の経験があったからこそ、今は外資系のホワイト企業に入社する事が出来ましたし、知り合いも増えました♪
人生の選択肢として、派遣をする事は間違っていないと私は感じています!