どうも、元就活・転職サイト中の人ゆうともです!
「私服でお越しください」
こんな文章を就活で目にする事がありますよね。
今の日本では、就活と言えばリクルートスーツで黒髪なので皆さんも同様の服装をしている事でしょう。
しかし、普段リクルートスーツで就活に臨んでいる学生の皆さんにとって、「私服」というのは悩みのタネですよね?
一体何を着ていけばいいのか。企業側は何故私服で面接をするのか。
今回はそんな就活生の悩みを解決するために、就活シーンにおける正しい“私服”についてご紹介していきます。
就活の服装指定!3つのケース
就活で「私服」が関係するのは、主に3パターンです。
元人材業界にいた私なりにご説明させて頂くので就活真っ最中の方、これから就活の方もどのように対応すればよいかパターン別にみていきましょう♪
1.私服(普段着)でも可
長年、就活生に携わって来ましたが、このパターンの場合は多くの学生がリクルートスーツで参加しています。
私服の方がリラックスできるという方は私服でOKですが、周りから浮くのが不安であれば、リクルートスーツを着用して参加するのが無難です。
合同の会社説明会などはこのような表記の場合が多いですが、基本的には皆さんリクルートスーツを着ていますね。
中には、私服(オフィスカジュアル)の方もいますが、どちらかというと企業側の人間に見られる事が多いです。
2.普段着(私服)でお越しください
このような書き方の場合、普段着を指定することに企業側の何かしらの意図がある可能性があります。
というよりも服装で何かしらのチェックをしていると考えてもらって問題ありません。
普段着(私服)の指定があった場合は、私服を着用して行きましょう。
もちろん、私服であれば何を着てもいいというわけではありません。しっかりチェックされています…
詳細に関しては後ほど説明するオフィスカジュアル(ビジネスカジュアル)を参考にして服装を選んでください!
仕事で知り合った企業の人事の方はあえて普段着(私服)で来てもらう事で就活生を緊張させない様にしていたり、常識があるかどうかを見ていると言っていましたよ!
3.服装指定
アパレル業界などに多いのがこのパターンです。
リクルートスーツで参加するのは絶対にNGですよ!
それだけで不合格なんて事もありますからね。
アパレル業界だと、企業側は服のセレクトやセンスから服への興味などを評価するために服装を指定しています。
何故その服を選んだのかという質問が来ることも予想できるので回答を考えておきましょう!
理由やコーディネートのテーマなどをちゃんと説明できると面接の評価もよくなりますよ♪
私服の面接を行う企業の意図とは!?
では、次に私服の面接を行う理由をご紹介していきます。
「自由な服装でお越しください」と書いてあればそう大半の方はリクルートスーツで面接に行くと思います。
しかし、「私服」を指定されたら話はリクルートスーツで行くわけにはいきませんよね…
先程お伝えした通り、アパレル業界であれば皆さんもなんとなく想像が出来たと思います。
では、一般的な企業の場合はどうでしょうか?
その理由は、下記のような場合が多いです。私が仕事で出会った人事の方も同じ意見が多かったですよ!
就活生にリラックスして欲しい
就活生の中にはリクルートスーツを着ると緊張してしまう方が多くいます。
企業側の人事としても出来るだけリラックスして面接に臨んで欲しいです。
言ってしまえば、就活用に作られた皆さんではなく普段の皆さんが見たいです。
そのためにもリクルートスーツという堅苦しい服装ではなくて、オフィスカジュアルの様な服装で面接に来て欲しいのです!
ただ、私がいつも思っていたのはオフィスカジュアルも学生の皆さんにとっては馴染みのある服装ではないです。
おそらくリクルートスーツの方が慣れている学生の方が多いでしょうし、面接のためにオフィスカジュアル用の服を買う学生もいるので就活生側としてはそんなに嬉しくないのかもしれません。
社風が自由
私の会社もそうですが、スーツの着用が義務付けられていない服装自由の企業がありますよね?
特に、Web関係やIT関係などの会社には多いです。
このような場合は、「自由な社風」を理解してもらうために普段どおりの服装で面接する企業が多いです。
応募者である就活生は将来自社で働く可能性がある方なので社風を理解してもらうという意図があるという訳です。
応募者のセンスを試すため
これは先ほどご紹介したアパレルや美容院、出版社などのオシャレするのも仕事という業界で多い理由です。
面接で来た就活生の私服を通じて応募者のセンスをチェックするために私服や服装指定で求人を出しているという訳です。
こういった企業の場合は、いわゆるオフィスカジュアルのような無難な服装を選ぶというのは良くありません。
派手すぎるのはいけませんが、自分らしさを表現してその業界にふさわしい服装を選ぶことが大切ですよ♪
TPOをちゃんと判断できるか試されている
これはどの企業にも言えますが、私服指定だからといってスウェットやジーンズなどのカジュアル過ぎるものは面接にはNGですよね?
普段の仕事ではOKの企業もありますが、面接ではNGです。
求められているのは、「社会人として恥ずかしくない私服」であって「あなた個人が過ごしやすい私服」ではないです。
TPOをちゃんと判断出来て面接に合った範囲の私服で来る事ができるのかどうかを企業は見ています!
ケースとしては少ないですが、企業側の配慮として私服で来てもOKという場合もあります。
リクルートスーツは冬場は良いですが、暑い季節の夏場は大変です。汗が吹き出てきますし、女性だとメイクが落ちてしまう可能性もあります。
暑さによって体調が悪くなって普段の就活生が見れないという事が無いように私服OKとしているのです。
男性のオフィスカジュアル
では実際に私服で来てくださいと言われた場合に何を着れば良いかをご紹介していきます!
まずは男性のオフィスカジュアルからです。
トータルカラー
まずはカラーですが、白や紺、グレー、ベージュ、ブラウンなど、落ち着いた色を基調にまとめましょう。
ブラックも問題ないですが、リクルートスーツがブラックが多いので面接の時は避けた方が良いです。
もちろん、NGな訳ではないのでトータルで見てまとまっていればOKです!
トップス
襟つきのシャツを選んでおけば問題ありません。
ベーシックな白でストライプなどの派手になりすぎない柄入りでも良いですし、スカイブルーなどの淡色、清潔な印象に見えるものがベストです♪
たまにネルシャツを着ている人がいますが、オフィスカジュアルとは言えないのでやめておきましょう!
ジャケット
もちろんジェケットも必要です!
コットンやポリエステル素材で襟がある「テーラードジャケット」が基本中の基本です。
ボタンはシングルの2つボタンタイプがスタンダードなので合わせましょう。
また、リクルートスーツでも同じですが、面接官にはボタンの留め方もしっかり見られています。
きちんとした着こなしをしているという印象を与えるためにも、一番下のボタンは留めないようにしてください。
一番下のボタンまで留めている就活生がいますが、マナーとしては一番下のボタンは留めません。
夏場でも薄手のジャケットを着用した方が清潔感が出るので着るようにしましょう。
パンツ
パンツに関しては、茶系や紺などのテーパードパンツやチノパンを選んでおけば問題ありません。
注意して欲しいのがジャケットと異なるカラーを合わせてください!
同じカラーを合わせてしまうと、どうしてもスーツっぽさが出てしまいます。
NGではありませんが、私服を指定してきている以上、スーツっぽさは捨てましょう。
靴
靴に関してはリクルートスーツと同じで黒や茶の革靴が基本です。
つま先の形は比較的自由ですが、面接官によく見られているのは「履きつぶし」や「汚れ」がないかどうかです。
古い=NGという訳ではなく、手入れがちゃんと出来ているかどうかを見られています。
髪型
髪型も通常の就活と同じです。
眉毛、耳、襟足にかからない程度の長さで髪色はナチュラルな黒に戻した方が良いです。
ワックスなどの洗髪量はつけた方が良いですが、匂いが強い整髪料は印象が悪くなるのでやめましょう。
清潔感が最も重要なのが面接です!
女性のオフィスカジュアル
続いて女性のオフィスカジュアルですが、トータルカラーなどは男性と変わりません。
ただ、男性よりも華やかさと清潔さを求められるので難しいです。
トータルカラー
白や紺、茶、グレーなどの落ち着いた色とパステルカラーをバランスよく組み合わせください!
オフィスカジュアルだからといって落ち着いたカラーでまとめるよりも若々しく柔らかい印象を作った方が良いです。
男性と同じでブラックでも問題ないですが、リクルートスーツとの差別化をはかるためにもブラックは避けましょう♪
トップス
ホワイトなどの襟付きのャツにコットンやポリエステルのジャケットを組み合わせるようにしましょう。
春や秋口など気候によってはカーディガンでも大丈夫ですが、第一印象としてジャケットの方がしっかりとした印象を持ちやすいのでジャケットの方がオススメです!
ボトムス
ボトムスはパンツとスカートの2種類に分かれます。これは皆さんの好みで選んで頂いて構いません。
パンツだから…スカートだから…不合格なんて企業はないです!
パンツの場合はクロップドパンツやストレートパンツ、スカートの場合は膝丈のタイトスカートやフレアースカートを選ぶようにしましょう。
体のラインに合ったシルエットがきれいなものが印象が良いのでオススメです。
靴
靴に関しては、つま先の出ない様な革や合皮のシンプルなパンプスが基本です。
ヒールでも問題はありませんが、高くても5cm程度でぺたんこのノーヒールは面接の場にあまりふさわしくありません。
歩く時に「コツコツ」という足音が出るタイプのものは、面接官によっては気になる方もいるので注意しましょう。
アクセサリー
女性に多いのがオフィスカジュアルだからといってアクセサリーをつけてしまうのはNGです。
アクセサリー類は全て外す様にしましょう。
しかし、腕時計は問題ないので着用して頂いてもOKです。
髪型
髪型もいわゆるThe就活の髪型であれば問題ないでしょう。
前髪は眉毛が見えるよう揃える、もしくはヘアピンで横に留めるのが無難です。
髪の毛が長い方は1つに束ねるかハーフアップにする様にしましょう♪
私服OKといっても就活シーンはビジネスの場と同じです!
男女共に、ジーンズやTシャツといったラフすぎる服装は絶対NGです。
また、オフィスカジュアルの条件に合った服装でも、型崩れやシワがひどかったり、汚れていたりしている服は印象が最悪です。
面接の評価も大幅に下がってしまいます。
女性の場合は、ミニスカートやキャミソールなど露出の高いものは良く思われません。
清潔感を大切に、常識の範囲内で好みや個性を反映する事がオフィスカジュアルの良さです!
まとめ
いかがだったでしょうか?
オフィスカジュアルがどんな服装かイメージが湧きましたか?
私服の面接には就活生を判断する材料がたくさんあります。
企業側も意図があって私服で面接をしていることを頭に入れて良い就活にしてください!
私個人の意見としては服装は気にしないですし、面接はあくまでも就活生の中身を見るものです。
しかし、世の中の企業には服装がちゃんと出来ない奴は会社に必要ないとまで思っている人事もいます。
服装だけで面接を不合格にされるのは勿体ないので清潔感を出してしっかりと中身で勝負できる様にしましょう♪