この記事では、いずれ潰れる会社の特徴について書いています。
最近は不景気が続き、今まで誰もが羨む大手企業の経営状況が悪くなっているというニュースを見かけるようになりました。
安泰と思って入社した会社でも、実はいずれ潰れるかもと感じる会社もあります。
先週まではいつもと変わらない雰囲気だったのに、会社に行ったら倒産していた。という話も聞いたことがあります。
実際、私が以前勤めていた会社では、いつもと変わらないある日、突然仲のいい経理から「金目のものは事務所に置かないように」と伝えられ倒産の危機を感じたこともありました。
アナタが働いている会社はどうですか?
もしかすると、いずれ潰れる会社に当てはまっている可能性もあります…。
今回は、いずれ潰れる会社の特徴について、4つの視点から紹介していきます。
いずれ潰れる会社の特徴|雰囲気
それでは早速、いずれ潰れる会社の特徴の雰囲気からご紹介していきます。
急成長を遂げている会社や長く続く大企業というのは、皆がハツラツとし、元気な人が多いです。
一方で潰れそうな会社というのは、どこかしら暗い雰囲気があります。
- 全体的に暗い
- やる気のない社員が多い
- 周りの社員たちが協力的でない
- パワハラ、セクハラがある
今回は4つの潰れそうな会社の雰囲気をご紹介します。
全体的に暗い
上司がピリついていたり殺伐としている会社は、全体が上手くいっていない事が多いです。
不思議なことに、そういった雰囲気は取引先にも伝わっていき、会社同士の取引にも影響がでてきます。
挨拶もない。
社員同士の会話も少ない。
暗い雰囲気で仕事をしていても良いアイデアは思い浮かびません…。
私は職業柄(人材系)色んな企業の方とお話をしますが、景気が良い企業は社員の顔が明るいです。
意識高い系とかではなく、純粋に笑顔を多いですし、話をしていても明るい話題が多い印象!
やる気のない社員が多い
人間なので、やる気が出ない時もあります。
そんな時はリフレッシュして仕事に向かうのが普通です!
しかし、ずっとやる気がない社員が多いのは問題です…。
やる気がない理由は個々様々でしょうが、それだけ会社に魅力を感じていない方が多いとも言えます。
魅力を感じていない状況では、人の定着も悪く、思うように仕事が進まない、引き受ける仕事のクオリティーも低くなっていきます。
周りの社員たちが協力的でない
仕事は協力をし合うものですが、社員同士が敵視し足を引っ張りあっている会社は注意が必要です。
営業職であれば、社員同士で競い合う(売り上げ額など)のは当たり前です。
しかし、アイディアの出し合いやプロジェクト内で意見交換などが活発ではない、協力する事が出来ない会社は危険ですよ。
会社の成長が止まるという事は、売り上げも下がっていき「いずれ潰れる会社」になっていきます。
パワハラ、セクハラがある
昨今のパワハラ問題から、労働施策総合推進法(通称:パワハラ防止法施行)の改正が2022年4月から施行されました。
令和元年6月5日に女性の職業生活における活躍の推進等に関する法律等の一部を改正する法律が公布され、労働施策総合推進法、男女雇用機会均等法及び育児・介護休業法が改正されました(令和2年6月1日施行)。
引用:厚生労働省
本改正により、職場におけるパワーハラスメント防止のために、雇用管理上必要な措置を講じることが事業主の義務となります。
今ご時世でパワハラやセクハラに何も対策していない企業は数少ないです。
様々な企業(大中問わず)がパワハラなどに対する相談窓口や対策部署を作っています。
もし対策が一切されていなく、ハラスメントが横行している会社ならいずれ潰れる会社のは確実ですね!
いずれ潰れる会社の特徴|職場環境
次にいずれ潰れる会社の職場環境についてご紹介します。
仕事をする職場環境というのは非常に大切です。
会社としても職場環境の改善や福利厚生は1番力を入れる部分。
そんな職場の環境が変化した時は、注意しておくべきです。
- 見栄を張っている
- 福利厚生やイベントが減った
- 備品やレンタル品を解約した
- 給与制度の変更
様々な要因があるとは思いますが、特に4つの事はチェックおきましょう。
見栄を張っている
綺麗なオフィスや、スタイリッシュな広告等は企業イメージに欠かせません。
しかし、経営に余裕がない場合は、お金をかけるべきではないですよね。
特にワンマン社長の企業に多いのが、見栄を張って身の丈に合わない経営で潰れるパターン。
これまでの経験上、あっさり潰れる会社というのは社長が変に意識高い奴が多い気がする。見栄張って身の丈に合ってない経営してるからか?
— IVニーロック (@sth_keiba003) April 29, 2020
売上が落ちたにも関わらず、固定コストが変わらないとなると、社員の給料から経費を削減されていきます…。
そんな予兆があるなら、早めに転職の準備を始めるべきです。
福利厚生やイベントが減った
本来であれば、福利厚生やイベントは利益を生み出すわけではないため、しなくても良いモノですよね?
福利厚生やイベントは、会社が社員に対し「働きやすくするため」に用意したサービスです。
言ってしまえば、会社がどのくらい社員の事を考えているかを測れる部分。
福利厚生やイベント等の回数が減ってくると、会社の余裕がなくなっていると言えます!
元々イベントや福利厚生などが全くない会社であれば、気にしなくても良いです。
しかし、年々減っているのであれば、会社の財務状況は良くないでしょう…。
備品やレンタル品を解約した
先程、お伝えした内容と少し被りますが、福利厚生として設置していた備品やコーヒーなどが無くなった時も危険です。
しっかりとした理由があれば良いですが、何も言われずに解約されていたパターンもあります。
備品や福利厚生に回せる経費の余裕がなくなっているというのは、潰れる予兆かもしれません…。
給与制度の変更
何のために働くかというと、給料を貰うためですよね?
生活の為にも給料というのは必要です。
そんな給与制度がいきなり変わってしまう企業は注意が必要です。
例えば、年功序列の企業がいきなり実力主義に変わったというケースも潰れる会社の予兆になりかねません。
確かに近年では、実力主義の企業が増えてきて年功序列が無くなりつつあります。
制度の改革をするというのも素晴らしい試みです。
ただ、一般的な企業では少しずつ制度を変えていきます。
いきなり年功序列から成果主義に代わるというのは、ちゃんとした評価制度もなく社員の給料を下げようとしている可能性が高いです。
また、アナタの給料は年齢から割り出される平均年収と比べてどうですか??
給料が高ければいいと言う訳ではありません。
しかし、給料はアナタの将来に関わってきます。しっかりと見つめ直しておきましょう。
20代の年収情報に関しても詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
20代で年収350万はヤバい。低い生活レベルから抜け出せない?
いずれ潰れる会社の特徴|社員
続いて、いずれ潰れる会社で働いている社員に注目してご紹介します。
「どんな社員がいるのか」というのは、会社の状況をしっかりと見極めることが出来ます!
今回は4つの特徴をご紹介します。
- 社員が定着しない
- 経理が辞めていく
- 隠れて転職活動をしている社員がいる
- だらけた社員が多い
社員が定着しない
社員次々と辞めていく会社は、会社の体質に何かしらの問題があります。
ブラック企業の様なひどい会社ほど、必ず離職率が高いです。
離職率が高い企業はいずれ潰れる会社としてチェックしやすいポイントです。
経理が辞めていく
社員の中で、支払いや会社の経営状況を把握しているのは経理です。
会社の状況を唯一知っている経理がやめるというのは大きな出来事。
経理という職自体が離職率が相当低く、身体的な理由や結婚などで辞める事はかなり少ないです…。
社員が辞めていく中でも、経理が辞め始めたら会社が潰れる合図と言っても過言ではありません。
よく潰れる会社の特徴で「優秀な人が辞める」「経理に携わってる人が辞める」といった話があります。
— KAME(今はSES営業やってる人) (@Kame_career_) February 10, 2021
他にもイエスマンばっかりと言うのもあります。
正直、その通りだと思っています。
隠れて転職活動をしている社員がいる
職場の人に「こんな会社辞めてやる!」といつも言いふらしている人は、案外辞めないものです。
一方で、本気で辞めようと思っている人は、周りに止められないように、黙って次の就職先を見つけたりしますよね?
正直、今の時代であれば転職する事は普通な世の中です!
それだけではいずれ潰れる会社の特徴とは言えません。
ただ、転職活動していた人が売り上げが良い営業マンや仕事の出来る優秀な人・経理などであればかなり危ないです…。
基本的に売り上げが良い営業マンや仕事の出来る優秀な人は会社として抜けて欲しくない人間です。
一般的な企業であれば、今より年収を上げてでも阻止するはずです。
それが出来ない企業という時点で、会社の将来を見据えれていません。
営業マンや優秀な人が抜けてやる気のない社員だけが残ったとしたら…
会社の売り上げは落ちていずれ潰れてしまいます。
だらけた社員が多い
時間にルーズであったり身だしなみが良くないなど、だらけた社員が多い企業は成長しません。
業務上で細部を気をにかけない事が多く、仕事を効率的に進めることができず、衰退する一方です。
また、取引先からの信頼も得られにくく、仕事が減少して潰れてしまう可能性が高くなります。
いずれ潰れる会社の特徴|経営状況
最後の特徴は経営状況です。
一社員が会社の経営状況をチェックするのは簡単ではありませんよね?
経理などであれば、何となく把握する事もできますが…。
しかし、社員でも会社の経営状況をチェックできるポイントがあります。
今回は4つのポイントをご紹介します。
- 支払い状況が悪い
- 給与の支払いが遅れる
- 賞与(ボーナス)がない
- 昇給が減ったorない
支払い状況が悪い
取引先から未入金の連絡があった場合は、要注意です。
売り上げが下がり、お金が工面できなくなっている可能性があります。
取引先への支払い状況は今後の関係性に関わってくる大切な部分。そこが出来ていないというのはかなり危険な状況です…。
給与の支払いが遅れる
社員の給料が支払われなくなったら、経営が危ない状況です。
正常な会社であれば、社員の給与を支払うことは当然のことです。
それができなくなっている時は、状況がかなり悪化しているといえます。
賞与(ボーナス)がない
賞与は全体の約7割以上の会社が支給しています。
元々支給できない会社もありますが、「前年はあったのに今年からなくなった」という会社は経営状況の悪化がみられるかもしれません。
正直、経営状況に余裕がない企業なので、早めに次の仕事を探しておくべきです!
仕事を頑張る上でのモチベーションに関わってきますので、賞与がない会社は辞める判断の一つになるでしょう。
昇給が減ったorない
前年度と比べて明らかに昇給が減ったという時も注意が必要です。
前年度の業績が悪く昇給が減る事はありますが、何の理由もなく昇給が減ったorない状況は危ないです。
昇給というのは、アナタの将来に関わってきます。
昇給が少ないと、他の方との給料差は開く一方ですよね?
若い20代の内であれば、取り返せるチャンスはありますが、30代を超えて来ると差は開いていく一方です…。
お金に関わる部分はしっかりとチェックすべきです。
昇給の平均値などは他の記事でまとめているので、ぜひ参考にしてください!
いずれ潰れる会社から逃げる準備をしておくべき
もし、アナタが今回の特徴を見て少しでも今の会社はやばいかもと思ったなら、逃げる準備をしておくべきです!
明日、急に倒産したらアナタはどうしますか?
次の仕事を決めるまでのお金はありますか?
いつ倒産するか分からない会社にいるなら、しっかりと準備をしておきましょう。
「逃げる準備」というのは、次の仕事を探しておくことです!
もし仮に会社が倒産したとしても、次の仕事が決まっていれば、生活に苦労する事はありませんよね?
私も倒産ではないですが、転職先を決めずに仕事をやめてしまい金銭面で非常に苦しい思いをしました
仕事が無い・お金がなくなるという2つの不安は、とてつもないです。
アナタに莫大な生活資金の貯金があれば別ですが、次の仕事を探しておくのは大切!
次の仕事を探すには、転職エージェントを使うと便利です♪
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- 応募書類の添削を受けられる
- 面接対策ができ、選考通過率がアップする
- 企業とのやり取りを代行してくれる
- 企業の採用担当者にアピールしてくれる
- 内定決定後もサポートしてくれる
アナタひとりで転職活動をしていると見過ごしてしまうポイントを抑えられます。
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いずれ潰れる会社の特徴16選まとめ
■いずれ潰れる会社の特徴|雰囲気
- 全体的に暗い
- やる気のない社員が多い
- 周りの社員たちが協力的でない
- パワハラ、セクハラがある
■いずれ潰れる会社の特徴|職場環境
- 見栄を張っている
- 福利厚生やイベントが減った
- 備品やレンタル品を解約した
- 給与制度の変更
■いずれ潰れる会社の特徴|社員
- 社員が定着しない
- 経理が辞めていく
- 隠れて転職活動をしている社員がいる
- だらけた社員が多い
■いずれ潰れる会社の特徴|経営状況
- 支払い状況が悪い
- 給与の支払いが遅れる
- 賞与(ボーナス)がない
- 昇給が減ったorない
これまで、いずれ潰れる会社の特徴を紹介してきました。
会社がいきなり潰れてしまうと、アナタの生活に大きく影響します。
なかなか前兆を感じるのは難しいですが、何か会社がおかしいなと感じた時はちょっとしたサインなのかもしれません。
少しで会社が潰れそうだなと感じたら逃げる準備を始める事が大切です!
倒産してからでは仕事を探すとなると、身体的にも精神的にも大変です。
大きな不安を戦いながらの転職活動はかなりしんどいですよ…。
まずは転職エージェントに今の会社の悩みを相談してみてはいかがでしょうか。